【インタビュー】Le Makeup『微熱』|日常へと先鋭化する

プロデューサー/シンガーのLe Makeupが1stアルバム『微熱』をセルフレーベルPure Voyageよりリリースした。Le Makeupは、2016年Wasabi Tapesからリリースした『Diegese』でデビューし、オーストリアのレーベルAshida Park、大阪の盟友Dark Jinjaからのリリースを経て、国内のダンスミュージックシーンで精力的に活動を続けている。2018年には新たなサウンドを携えアジアのコレクティブEternal Dragonzからのリリース。海外のインターネットラジオやクラブでも彼の曲を耳にするようになった。さらに近年は友人であり共にレーベルを主催するDoveのプロデュース、gummyboyのEPの全曲プロデュースなどの仕事を手掛け、ミュージシャンとして表現の幅を広げてきた。

【インタビュー】Aitch『Polaris』|「常に自分の気持ちに正直であり、それを優先しろ」

印象的なフックとウィットに富んだリリックを武器にUKのシーンに流星の如く現れたマンチェスター出身のラッパー・Aitch(エイチ)。“Taste (Make It Shake)”のヒットや、Ed Sheeranの“Take Me Back to London”のリミックスに参加したことで注目を集め、昨年秋にはUK全土のツアーを成功させるなど、着実にキャリアを積み上げている。

【インタビュー】Neetz『Soundtrack from 991』|「原点がここにあることに気づいた」

Neetzが昨年リリースした1stアルバム『Figure Chord』は狼煙のような作品だった。その実力の片鱗は、KANDYTOWN本体はもちろん、メンバーたちのソロでも垣間見せていたが、このアルバムで結実したように思える。そんなNeetzが2014年に発表したミックステープ『Soundtrack from 991』のリマスター版をリリースした。6年前の作品をなぜ今? 今回はそんな素朴な疑問から、この作品を制作していた当時の話も聞いた。Neetzのルーツを辿る。

【インタビュー】Baauer 『PLANET'S MAD』| 意味不明だけどかっこいいものを

2013年にリリースした"Harlem Shake"の世界的大ヒットで知られ、Travis ScottやJay-Z、Pusha Tなどとも共演、Awichのアルバムにもビートを提供したプロデューサーのBaauerが最新アルバム『Planet's Mad』を本日6/19(金)にリリース。2016年にリ...

【インタビュー】VivaOla 『STRANDED』| VivaOlaという名前でやる限りはR&Bをやっていく

2019年に本格的に活動をスタートしたシンガーソングライターでプロデューサーのVivaOlaが、本日6/17(水)に7曲を収録したミニアルバム 『STRANDED』をリリースした。ギターやサックス、ドラムなども操るVivaOlaは、アメリカの名門音楽大学バークリー音楽大学に留学中で、昨年リリースした...

【インタビュー】Fatman Scoop『INVISIBLE』 | "Be Faithful"は革命的な一曲だった

1999年にオリジナルバージョンがリリースされ、2003年には再リリースされたことで世界的なヒットとなりクラブで聴かない日はなかった "Be Faithful"などのヒット曲を持つ世界のハイプマンFatman Scoop。

【メールインタビュー】CIRRRCLE|「日本とか世界とか関係なくボーダーレスに」

東京・LAを拠点に活動する「ハッピー・ヒップホップ」ユニットCIRRRCLE。シンガー/ラッパーのAmiide、ラッパーのJyodan、ビートメイカーのA.G.Oの三人からなるCIRRRCLEは、それぞれに多様なバックグラウンドを持ちながらポジティブなバイブスを発信すべく、グローバルなシーンで目覚ましい活躍を見せている。

【インタビュー】kZm 『DISTORTION』|葛藤がないと何も書けない

YENTOWNに所属するラッパーのkZmがリリースした2ndアルバム『DISTORTION』は、間違いなく今年上半期の日本のラップの話題作だろう。前作『DIMENSION』も十八番のダークでエネルギッシュなトラップからメロディックなフロウまでデビュー作とは思えないクオリティの作品だったが、今作ではダ...

【インタビュー】Aru-2 & 日本横丁 『Little Heaven』|能動的・開放的

6/10(水)にビートメイカーとしての活動を中心に、近年はシンガーとしての才能も発揮しているAru-2がフルアルバム『Little Heaven』をリリースした。これまでに自身名義やコラボレーション作品を数多くリリースしてきたAru-2。本作には親交の深いKID FRESINO、Campanella...

【インタビュー】JUBEE 『Mass Infection 2』|一人ではなくチームとして

先月に2ndEP『Mass Infection 2』をリリースしたJUBEE。自身でラップとビートメイクの両方を手がける彼の楽曲は、少年時代に大きな影響を受けたというミクスチャーロックや90年代末〜00年代のカルチャーと通ずる他には無い雰囲気を持っている。今作はトラップからミクスチャーロック、2ステップやドラムンベースなど様々なジャンルを幅広く行き来し、これまでの作風を踏襲しつつさらに幅広い音楽性を取り入れた作品に仕上がっている。

【インタビュー】Kvi Baba『Happy Birthday to Me』| 「みんなに聞こえちゃうくらい大声の独り言」

Kvi Babaが本日5/29(金)に最新EP『Happy Birthday to Me』をリリースした。タイトルからも分かる通り、本作からはKvi Babaの大きな変化が感じられた。

【インタビュー】思い出野郎Aチーム 『ソウルピクニック・ファンディング』|パーティーをまた始めるために

新型コロナウイルスの感染拡大の状況の中で、ライブハウスやクラブなどのクラウドファンディングが多く生まれている中で、これまで全国各地のフェスやイベントなどに出演してきた思い出野郎Aチームが、独自の企画『ソウルピクニック・ファンディング』を立ち上げている。

【対談】audiot909 & mitokon | 南アフリカ発の新たなダンスミュージック「Amapiano」の魅力とは?

南アフリカでは現在、「Amapiano」という新たなダンスミュージックが爆発的な流行を見せている。南アフリカのダンスミュージックといえばダークで呪術的なサウンドを特徴とするGqomがベースミュージックのファンを中心に流行を見せたことも記憶に新しいが、AmapianoはGqomとはまた異なる独特のドラムパターン、「Log Drum」なる独自のパーカッションやシェイカー、またメロウなキーボードを用いた浮遊感のあるサウンドを特徴とする。

【メールインタビュー】Moment Joon『Passport & Garcon』|僕こそが真ん中

韓国で生まれ育ち、現在は大阪を拠点に活動している移民ラッパーのMoment Joonが、3月に1stアルバム『Passport & Garcon』をリリースした。外から見られるラッパー・外国人としての自分(Passport)と、その姿の裏にある子供っぽい自分(Garcon)の両面を描いた本作...

【日本と韓国 : 隣国で暮らしてみて Vol.2】|XY GENE

2000年代後半からのK-Popブームや韓国映画などをきっかけに、文化的な距離は大きく縮まった日本と韓国。K-Popも、もはやブームではなく1つのカルチャーとして完全に根付き、若年層は国内よりも気軽に韓国を旅行することも多くなり、それはまた逆もしかりで、コロナショックの前までは両国の文化的な交流は、とても盛んだった。
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