Jay-ZとRoc Nationが来年以降のスーパーボウルハーフタイムショーをプロデュースすることが明らかに
人種差別に抗議し、国歌斉唱の際に起立しなかったコリン・キャパニック選手にFA宣言をしたことで多くの批判を浴びたNFL。その目玉イベントであるスーパーボウルハーフタイムショーを巡って昨年は様々な騒動が巻き起こったが、そんなハーフタイムショーになんとJay-ZとRoc Nationがプロデューサーとして参加することが明らかになった。
The Washington PostによるとJay-Zはハーフタイムショーの共同プロデューサーとしてNFLとの契約を結んだようで、ハーフタイムショーにアーティストとして出演することは無いという。NFLのコミッショナーであるRoger Goodellは同紙に対し「彼はすぐに出演する意思が無い旨を伝え、それ以上に多彩なことをすると語りました。もちろん、私もJay-Zが来年以降のハーフタイムショーに出演することを望んでいますが」と語っている。
Jay-Z自身もハーフタイムショーのプロデュースについて「俺たちには自律性があると思う。大きな組織と仕事をすれば、俺たちにも多くの問題が起こるだろう。新しいことをするには痛みが伴うものだ。俺たちはやりたいことをやる。NFLはそれに賛成してくれた。だから、パートナーシップを結んでもそれをやり続ける」と、自分たちの色のハーフタイムショーを開催することに強い意欲を見せている。
昨年のハーフタイムショーはRihannaがオファーを断り、出演が決定したMaroon 5のキャンセルを呼びかける署名が盛り上がるなど、紆余曲折の末に開催された。Jay-Zも昨年Travis Scottがオファーを受けた際にキャンセルするよう説得を行ったことが報じられていただけに、今回の契約もかなり意外なものだと言える。しかし、人種や音楽ジャンルのバランスが批判を浴びていたハーフタイムショーにRoc Nationが参加することになれば、より若い世代への求心力が高いイベントが出来上がることは間違いなさそうだ。
若いアーティストのサポートをはじめ、シーンに発生したトラブルを解決すべく様々な動きを見せるJay-Z。彼がプロデュースするハーフタイムショーに今から期待が高まる。