Altéの定義を知ろうとするほど複雑に感じていた中、この曲が収録されたアルバム『From Uganda With Love』(2023)はAltéの精神や愛を正面から受け取った気持ちにさせてくれたし、隅々までロマンチックで艶々でうっとりしちゃいます。この機会に判明したのが、シンガーソングライター名義がMAUIMØONで、プロデューサー名義がLa Soülchyldとのことで、長らく別の人物と思っていたので感動で膝から崩れ落ちました。(MIWA(不眠遊戯ライオン))
Alté Cruiseの中でもCruel SantinoとOdunsi (The Engine)は個人的に特別で。彼らの作品はどれもAltéを語る上で外せないのだけど、中でもCruel Santinoが2022年にリリースしたアルバム『Subaru Boys: FINAL HEAVEN』はアフロビーツ、R&B、ヒップホップは勿論インディロック、クラウドラップ、ゲーム音楽の影響が彼にしかできない配合で美しく融合した、既存のアフロミュージックへのオルタナティブを標榜するAltéの精神性を表した1枚だと思っています。(Stupid Kozo)
17. The NATIVE Sound System - Honest (with Teezee, Knucks, Show Dem Camp)
【参考】 Alté cruise - “Represented left-field styles of thinking through music, fashion, politics, tech and the arts. Alté started as a rebellious response to a traditional way of thinking, but it was most popularised by its genreless sound. ” (Makua Adimora, The NATIVE, 2023) オルテクルーズ - 「音楽、ファッション、政治、テクノロジー、アートを通した、主流から離れた思考スタイルを指す。アルテは、伝統的な考え方に対する反する思想運動として始まったが、そのジャンルレスなサウンドによって最も広まった。」(Makua Adimora, The NATIVE, 2023)
2018年末、いつものようにFNMNLのプレイリストからチェックした曲を個別に調べていく中で、出会ったのがOdunsi (The Engine)『rare.』という折衷的で風変り、そして幻想的なアルバムで、その作品が私とAlté(オルテ)シーンとの邂逅だった。後に彼がリリースしたシングル『Better Days / Wetin Dey』は私を虜にし、彼は今月待望の新譜を出したばかりである。
The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。
【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない
Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。