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2021.10.08
【インタビュー】ジア・コッポラ 『メインストリーム』|「自分が本当は何を大切にしているのか」をSNSを舞台に問う
この映画のラストシーンを目の当たりにしたあと、あなたがふつうに自分のSNSアカウントを所有していて他人の物語を消費したことがある人間であれば、少なからず居心地が悪くなるはずだ。もしかすると「映画を通してむごい現実と対峙する必要なんてあるのか?」と憤る人だっているかもしれない。
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2021.09.30
【メールインタビュー】Dos Monos 『Larderello』 | カッコよさの定義を揺さぶりたい
荘子it、TaiTan、没からなるヒップホップユニットDos Monosが、ニューアルバム『Larderello』をリリースした。これまでも既存のシーンのルールに囚われることなく、神出鬼没の活動を続けてきたDos Monosらしく、今作のリリース方法もユニークだった。気鋭のTVディレクター上出遼平...
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2021.09.16
【インタビュー】FNCY 『FNCY BY FNCY』| 今だからこそできたこと
ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSによるユニットFNCYの2ndアルバム『FNCY BY FNCY』。
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2021.09.16
【インタビュー】LIBRO『なおらい』|素直に会える日が来るまで
LIBROが約3年ぶりのアルバム『なおらい』をリリースした。一本のミックステープのように聴くことができる本作は、前作『SOUND SPIRIT』発表後、ほどなくして制作が始まった。だがコロナウイルスの感染拡大から露わになった世界的な分断と断絶を目の当たりにして、制作と並行してその様子をゆっくり観察することにしたという。その上で自分が言えることは何か。本作にはそんな思いが散りばめられている。
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2021.09.14
【インタビュー】JUMADIBA|その眼光が見据えるもの
6月に1stミックステープ『Kusabi』をリリースしたJUMADIBA。サッカーのチャントをサンプリングした“Spike!”を筆頭に、リリカルかつユニークな楽曲の数々がコンパイルされた同作は、シーンや世代を問わず幅広いリスナーの間で話題となった。同時に彼自身もまた、ヒップホップやロック、ダンスミュージックが渾然一体となった同世代のアーティストやDJとリンクアップしながら、今や一つの台風の目とも言える役割を担いつつある。
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2021.08.24
【インタビュー】Mustafa|疲弊した世代のフォークヒーロー
Mustafaによる、力強く冷徹で胸を裂くようなデビュー作『When Smoke Rises』に収録されている“The Hearse”は、友人が殺害された後で芽生えた復讐心を内省する、衝撃的な2分間の楽曲だ。
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2021.08.19
【インタビュー】どんぐりず 『4EP2』| 素直にノリで作れた
群馬・桐生を拠点に活動する森とチョモによる2人組ユニットどんぐりず。幼馴染で音源、アートワーク、映像まで全てをセルフプロデュースで行っている2人は、今年から来年にかけてジャンルの異なる4作のEPをリリースする『4EP』シリーズを始動。昨日2作目となる『4EP2』が発表された。
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2021.08.18
【インタビュー】G.RINA 『Tolerance』 | 自分も他者も受け入れること
G.RINAが6月にソロアルバム『Tolerance』をリリースした。ZEN-LA-ROCK、鎮座DOPENESSとのユニットFNCYでの精力的な活動と並行して、制作が進められた4年ぶりのアルバム。G.RINAがこれまで触れてきた様々な音楽を、自分の中の距離感で解釈した、懐の広いしかし極私的なサウンドに、多彩なゲストを交えて作られた本作は、タイトルが意味する「寛容であること」を地でいく内容となっている。
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2021.08.14
【対談】 Tim Pepperoni × Lunv Loyal | NERVOUS MODE
東京を拠点にするヒップホップクルー、Sound's Deliに所属するラッパーTim Pepperoniが6月に発表したソロ名義でのファーストEP『LSD VS ADHD』。全5曲の本作で彼はラッパーとしての地力、持ち前のハイトーンラップの響きによる軽やかさ、その第一印象から相反するレイジでダークな世界観を内包したリリックを見事にひとつの作品に落とし込んだ。
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2021.08.13
【インタビュー】Joy Orbison 『still slipping vol.1』 | 僕ヴァージョンのソウル・レコードを作った
Joy Orbisonの名前を初めて知ったのは彼のデビューシングル"Hyph Mngo"でだった。ロンドン出身のDJ・プロデューサーの楽曲には、自身のルーツであるUKのダンスミュージックの息遣いを感じさせつつも、カラフルでエネルギッシュな印象を受けた記憶がある。デビュー曲以来、彼は新しいジャンルを...
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2021.08.07
【対談】MÖSHI × kiki vivi lily 『Waiting』|ストーリーを伝えるために
NYの名門美術大学パーソンズ大学院在学中のミュージシャン、ファッションデザイナーのMÖSHIが、kiki vivi lilyを迎えたニューシングル『Waiting』をリリースしミュージックビデオを公開している。
これまでのMÖSHIのダークでインダストリアルなテイストとは打って変わって、爽や...
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2021.08.06
【インタビュー】SALU|ふて腐れた性根を変えるため、自分と向き合ってラップする
SALUは、トラウマとなっていた自らの過去を2019年リリースのアルバム『GIFTED』で解放した。翌20年に単独公演『SALU THE LIVE 2019→2020 “GIFTED”』を東阪で実施。さらに、その後4月からクラブツアー「ZERO TOUR」を開催する予定だったが、新型コロナの影響で...
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2021.08.05
【インタビュー】Mom『終わりのカリカチュア』|アンビバレントなものを記録すること
ヒップホップやロックなどジャンルの垣根を越え、独自のポップミュージックを追求するMomが待望の4thアルバム『終わりのカリカチュア』をリリースした。前作から今作『終わりのカリカチュア』に至るまで、Momの内面にどのような変化があったのか?それを解き明かすべく話を訊いた。飄々とした語り口ながらも、そこには現状を見据える鋭利な視線と、表現者としての意志が確かに現れていた。
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2021.07.29
【インタビュー】Crystal Lake 『CURSE』| アメリカのヒップホップの真逆のことをやる
日本を代表するラウドミュージックバンドとして、世界中で評価されているバンド・Crystal Lake。初期の楽曲を新しいアレンジでレコーディングし直した前作『The Voyages』から約11ヶ月ぶりとなるシングル『CURSE』がリリースされた。
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2021.07.28
【インタビュー】DYGL 『A Daze In A Haze』|とにかく良い音楽であればいい、シンプルで
このたびDYGLは、内省と音楽的冒険の季節をへて、これまでにないほどオープンで快活、ユーフォリックとさえいえるサウンドを手にした新作『A Daze In The Haze』を発表する。何はともあれまずは、制作の終盤にかけこみで完成させたという“Half of Me”を聴いてほしい。今いる環境に留まりたい気持ちをなんとか断ち切って、「次のところ」へと向かわんとするまさにその瞬間をレジュメした本ナンバーは、コロナ禍でなかなか聴くことの叶わなかったアップリフリティングな「ポップス」である。ノスタルジアに対する否定ではない、むしろ未練を残したような「half of me is still aching inside my head」というサビのラインに、時代精神のすべてが込められている。
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