【インタビュー】どんぐりず 『4EP2』| 素直にノリで作れた

 群馬・桐生を拠点に活動する森とチョモによる2人組ユニットどんぐりず。幼馴染で音源、アートワーク、映像まで全てをセルフプロデュースで行っている2人は、今年から来年にかけてジャンルの異なる4作のEPをリリースする『4EP』シリーズを始動。昨日2作目となる『4EP2』が発表された。

シーンとは交わらずに自由に活動してきた2人が培ってきたさまざまなスタイルを投影したEPについて、これまでの音楽体験や他のアーティストと交流を持ったことで生まれた変化などについて、夏休みを満喫中の2人に話を訊いた。

取材・構成 : 和田哲郎

撮影 : Cho Ongo

- まず、EP4作を、どうしてジャンルごとにリリースしようと思ったのか教えてください。

チョモ - ちょうど一年前ぐらいに『4EP』っていう、4枚出すコンセプトを決めたんです。アルバムを作ることを考えた時に、「アルバムをどうやって作ればいいんだっけ?」ってなっちゃって。アルバムは大体10曲とか、それ以上じゃないですか。そのボリューム感の一枚を今作れなくない?みたいになって。ちょっとごちゃごちゃしちゃうんじゃないかと。ある程度まとまりの良いサイズ感は多分EPだなって思ったんで、それを1セット×4つにしちゃった方が、俺ら的にやりやすいかなと思ったんです。

 - アイデアを詰め込みすぎちゃうということですか?

森 - あとは、色んな音楽聴いてる中で、アルバムで13曲ぐらいになるとまとまりがつかないかなと思って。

チョモ - あっち行ってみたりこっち行ってみたり、みたいになっちゃうんじゃないかなっていう。やっぱり一個のアルバムなりEPなりを通して聴いて気持ちいいのが自分の中のゴールとしてあるので、通して聴いた時にごちゃごちゃってなると飽きられちゃうし曲の良さも伝わらないかなと思って、そういう形にしました。

 - そういう意味で言うと、一作目も今回の二作目もバランス感が良いというか、通して聴いて気持ちいい感じになっていますよね。一作目は「ダンス」で、今回は「Indie Pop(最初はファンク、アフロビート、ダブ)」みたいなコンセプトとして作り始めたということなんですが、そこのジャンルとかはズレていないですか?

チョモ - ズレてますね(笑)。

森 - 作り始めて早々に。

 - なるほど(笑)。発表された当初は一作目が「ダンス」で、それ以降が「ファンク、アフロビート、ダブ」、「ヒップホップ」、「ポップ、R&B、ソウル」だったじゃないですか。そこの分け方にもどんぐりずらしさがあると思うし、「ダンス」の中にも四つ打ちじゃない曲があったり、色んな要素が自然と入ってくるのが凄く面白いと思ったんです。色々な音楽を聴いているからこそ、自然に自分たちらしい分け方になっているのかなと思ったのですが、普段の音楽の聴き方ってどういう感じなんですか?

森 - 俺は気分かな。たまに、一週間ぐらいでハマってるのも変わっちゃうし。俺は今バックインザKendrick Lamarなんで。この間『RASEN』でラップやったら「うお~、楽しい!」って(笑)。だから今はそっち聴いてて、ちょっと前はファンクとか。Anderson .Paakとか結構リピってて、その時は弾け気分というか、明るいのを聴きたくなったら聴いて取り入れていく感じですね。

チョモ - 俺はざっくり、楽器をやってる音楽と電子的な音楽で分けてますね。楽器の鳴っている音が好きで、ジャズとかがやっぱ好きですね。今日もくる時にEzra Collectiveを聴いてて、改めてBoiler Roomの動画とか観てたらめっちゃ盛り上がっちゃって。Oscar Jeromeとかも。楽器の音楽は結構好きですね。ハウスとか、パソコンで作ったとかそういう感じの音楽は、爆音で聴くとシンプルに楽しいじゃないですか。そこは気分で聴いちゃう感じですね。

 - 『4EP1』がダンスミュージックにフォーカスしていて、シカゴとかのディープハウスっぽいテイストから、今っぽいEDMを通過したようなハウスも含まれていて。その辺のダンスミュージックはクラブに行くとかではなく聴いている感じなんですか?

チョモ - 自分たちが出させてもらったクラブで聴くっていうシチュエーションくらい。ハウスが流れてる場所に遊びに行くっていうのはあんまり無かったですね。あとは、近所にあるレコ屋がロンドン系が強くて、結構ハウス取り扱ってて、デトロイトテクノとかシカゴハウスも結構置いてるんで、そこのバックグラウンドはそういうところだったり、ネットで普通に調べたりして学んだ感じです。

 - お二人は桐生ですが、桐生にクラブってあるのかなと思ったら2018年ぐらいに閉店したっていうニュースがあって。ダンスミュージックの消化の仕方がどんな感じだったのか気になってたんです。

チョモ - やっぱりネットが強いと思いますね。現場で学んでないっていうのが自分的にはネックではあるんですけど。

 - でも、現場で学んでない感じがしなくて、しっかり身体感覚に落とし込まれてる感じが凄くするので、出会い方が気になっていて。

森 - 出会い方か......Spotifyですね。俺はアナログ持ってないしCDも持ってないんで、大体携帯でディギンしてる感じです。

チョモ - 同じですね。

 - 音楽の情報もどんどん二人で共有していた?

森 - 一番最初はチョモからだったかな。

チョモ - うん。「スキマスイッチ良いよ」ですね(笑)。

森 - そこら辺から歌うのが好きになって、俺はメロディが嫌になってラップ好きになって、どんどん音が好きになって、って感じですね。現場行ってないから。前橋にライブハウスとかはあったんですけど、そういうところもめっちゃバンドの箱だったので。

チョモ - 邦ロックの箱とか。

森 - その頃俺は全然箱にも遊びに行ってないし、ハウスシーンとかロンドンのサウンドとかが全然耳に入ってきてなくて。地元のDJの先輩とか、音楽好きな先輩とかと遊んでて90年代のMassive Attackとか聴いて、「こっちおもしれ~」ってなって、俺自身もディグるようになりました。

チョモ - 3年前ぐらいじゃない?

森 - そこから結構そっちにのめり込んだと思う。

 - 同世代のコミュニティとかは無いけど、20歳年上ぐらいの人はいると。そういう人たちとはどうやって出会ったんですか?

森 - その人たちが俺らのこと知っててくれて。「桐生でどんぐりずがやってる」って。で、最初バーベキューとかに誘われたりして遊びに行って。音楽の話も出来たし、ファッションも好きな人たちが結構いたから。俺らそこら辺全然知らなくて。

 - じゃあ、そこから聴く幅がグッと広がっていった?

森 - そうですね。

- 制作は二人で完結してますが、今作はどんな作り方をしたんですか?

チョモ - 今作はノリが重視されまくってて。“Just do like that”とかはかなりシンプルなんですよ。ドラム打って、「良い感じのドラムじゃない?」ってなって、鍵盤を弾いて「これで行っちゃおうよ」って。

森 - で、ラップ乗せたら「かっけー」って。そういう感じで全部作りました。一曲一曲そんなに考えすぎず、いつもだったら「なんか足んねーな」って小細工を仕込んだりするんですけど、今回は素直にノリで「これでいい、これがいいわ」っていう5曲ですね。

 - 去年のアルバムと比べてもっとシンプルになった感じがしました。前は凄く細かい展開があったり、曲調が変わったりしていましたが、今回はもっとシンプルにどんぐりずの音楽を伝えたかったからでしょうか?

森 - そういうところですね。言ってることもあまりカマしてないというか、本当に素直に言ったかなって思います。

 - “マインド魂”とかはもうちょっと「もっと面白いことやってみよう」みたいな感じがあったということですか?

チョモ - その時のこと忘れちゃいましたね。

森 - 俺も忘れちゃいました。

 - (笑)。

森 - でも、結構窮屈っぽい作り方はしたかも。今回は全然、クソ楽しかった。

チョモ - そうかもね。今回は伸び伸びと。どの曲も一日とか半日で出来て、「あ、良いわ」って感じで。で、入れてみてちょっと違ったら変えるぐらいの感じでした。全部回りくどい意味も無いし。

 - 別のインタビューでも「フロウ先行」というお話をされていましたが、そこも変わらず?

森 - それはずっと変わらないですね。多分ずっとそうだと思う。

チョモ - 宇宙語みたいなやつ入れるよね。

森 - 入れる。それで「これじゃん」みたいになって、宇宙語の響きが良かったらそれに近い響きを入れる。マジで俺はそれでやってます。

チョモ - 今回は特にそういう感じですね。楽しさ重視で行きましたね。夏前に。

森 - 「外が気持ちいい」って曲が多い。

 - テーマは夏って言われても全然おかしくない感じですね。

森 - まじで夏っすね。俺はね、最近気づいたんですよ。「夏の曲売れるわ」って。あとは、俺が好き。冬にも夏を恋しくさせるようなこと言うんですよ。俺そういうの結構喰らっちゃうんですよね。

チョモ - 夏が好きなだけなんですよ(笑)。で、夏の曲を聴きたくなっちゃう。

 - (笑)。二人は夏は何をして過ごすことが多いんですか?

森 - 川......。今年はバーベキューしまくろうと思ってます。あとフェスも行く。

チョモ - 俺は地元にある川っすね。

森 - めちゃめちゃ近いっす。キャンプとかもアリだね。はっちゃけ遊びしたいです、今年は。

 - ちなみに、森さんが好きな夏の曲ってどんなものですか?

森 - 最近、Bruno Mars大好きになっちゃって。

チョモ - Bruno Marsか~。

 - Silk Sonicとか?

森 - 最高っす。“Skate”聴きました?二人ともコンガとドラム叩いてるやつ。本当に良いんですよね。(好きな夏の曲は)Silk Sonicで!

 - Silk Sonicも、あの二人があの音楽をシンプルに好きなんだなっていうのが伝わってくるというか。

チョモ - 2021年にあの感じっていう。

森 - Bruno Marsって165センチに見えないっすよね。チョモと変わらないぐらいなんですよ。そいつが超かっこいいんだよ。

チョモ - メロメロになっちゃってる(笑)。

森 - あと、俺はAminéとか、Sminoの“Anita”って曲とかを夏に聴きたくなる。あとはBIMくん聴いてるっす。BIMくん夏親父ですよね。BIMくん聴いてて「夏最高じゃん」って思ったんですよ。

 - まだ曲自体は出てないですが、BIMさんとはライブでコラボ曲をやったんですよね。交流はどうやって始まったんですか?

森 - BIMくんからインスタで連絡来て、「遊ぼうよ!」って。それで結構上がって。

チョモ - それで森が勝手に俺に黙って遊びに行ったんだよね。

森 - ドッキリ仕掛けたんですよ。

チョモ - 「ドッキリ」っていうのは俺とBIMくんが遊んでるところに森が来るっていうシチュエーションじゃんか。勝手に行くのはドッキリじゃないよ。

森 - 「昨日行ったぜ!」って(笑)。

チョモ - 「なんだよ、呼べよ」って。

森 - 一緒に牡蠣食って、「オイスターって曲作ろうぜ!」とか言って(笑)。

チョモ - ビート作るのは俺なのに(笑)。でも、そういう感じで仲良くなって、遊びに来てくれて。

 - じゃあ、自然と仲良くなれたんですね。

チョモ - そうですね。凄く良い人。

森 - そういう交流は去年から結構増えたっす。そういうのもあって、結構「ノリで行こう」ってなったんですよね。そういう先輩たちを知って。BIMくんもそうだし、NAGAN SERVERさんとも会って。カッコいい人はかっけえなと思いました。刺激もらって、「楽しい~」ってなって、そのノリで『4EP2』は作れました。

 - 他のラッパーと出会ったことで解放されたような感じがあったってことですか?

森 - 「楽しい~」って。多分あんまり外で遊んでなかったんですよ。地元で、いつも同じメンバーで遊ぶことが多かったから。外の人たちと遊ぶのが今は大事というか、そっちを活発にした方が俺も色んなことを得られるし、リリックにも出るんじゃないかと思って遊んでますね。

 - なるほど。じゃあ、3年前に年上の人たちと会って音楽観が広がったような感じで、今は外の人と会ってると。

森 - そうですね。こっちからも音楽の話することが出来るし、そこから繋がれるのが一番嬉しいですね。音楽好きな人のことをめっちゃ好きなことに気づいたんですよ。そういう話してる時が一番楽しいし。服の話も。好きな人たちはこだわりがあるから、そういう話聞いてると俺的にも超楽しいです。

 - 二人はスケートもするんですよね。

森 - 俺は最近全然やってない。チョモはやってます。

チョモ - 俺はスケート好きですね。

森 - スケジュールに「オリンピック スケボー」って書いてなかった?観に行くの?

チョモ - オリンピックのパークをテレビでやるから、どうしても観たくて。

森 - 「仕事入れるなよ」って(笑)。

チョモ - テレビ持ってないから、どうにかして観たくて。

森 - オリンピックか......。

チョモ - いいよその話は(笑)。好きな競技の話。

森 - 俺は野球大好きなんですよ。俺の姉ちゃんの彼氏がアメリカ人なんですけど、昨日日本対アメリカあったじゃないですか。それで大喧嘩になって盛り上がりまくって(笑)。

 - スケボーから影響を受けたりしたことってありますか?森さんが5lack好きだっていうのも伺っていて。

チョモ - 俺は結構ハードコアとかが好きで、スケートはそっちのマインドに近いですね。THRASHERとかの映像とかが好きなんですよ。日本は今EVISENがどんどん先に行ってる感じのシーンになってて、そこも大好きですね。でも音楽への影響は殆ど無いと思います。単純に、坂を下りたいっていう。スケボーは他人と競い合うような側面もあるかもしれないですけど、俺はそこまで友達とつるんでやってないので。一人の世界じゃないですか。そういう部分で、何か共通項を見つければいくらでも結びつけられると思うんですけど、やってる時は全く音楽とは関係無いですね。

 - 単純に趣味としてということですね。曲はポンポンと出来ているんですか?前は結構曲作るのに時間かかると話していましたが。

森 - 俺めっちゃポンポン出てくる。

チョモ - ポンポンと作ってみて、自分のポンポンと出来るもののクオリティの上限で今のスキルが凄く分かりました。「ああ、このレベルなんだ」みたいな。やっぱり「かっけー」って思う曲を聴いていくと、まだまだ楽しそうな世界が上にはあるなって気づくことが多いので、それがモチベーションにはなりますね。

 - 「まだこういうことは出来ないな」っていうことがあると。

チョモ - そうですね。シンプルに言うと、バンドって人数分楽器を弾く人がいるじゃないですか。それぞれのパートを専門でやってる人たちが本気で考えたものが合体した一曲を、俺らは二人でやらないといけないことが多いから、その分やるべきことはもっと沢山あるなとは思いますね。

 - そういう時に、BIMさんも最近ライブをバンドセットでやったりもしているし、制作自体をバンドでやってるKID FRESINOさんもいるじゃないですか。そういう方向性も今後はやってみたい?

森 - めっちゃいいね。

チョモ - やってみたいですね。でも、自分が出来る以上のことをやってくれる人たちが出てきた時に、その人たちが超好きじゃないと嫌になっちゃうと思います。そこは今後の出会いに期待ですね。それか、俺が楽器上手くなるか。

森 - 全楽器を。ギター、ベース、ドラム、トランペット......(笑)。

チョモ - 「これを良い感じに弾いてよ!」みたいに言った時点で自分の中のゴールがカッコよければ、自分たちの理想の音楽がバンドセットで出来るじゃないですか。「このぐらいのデモで投げたのにめっちゃカッコよくなっちゃってる、これをどんぐりずで打ち出していいのか」みたいになっちゃう気がするので。

- EPはあと2作残ってる訳ですけど、その曲はもう作ってる?

チョモ - いや、今はもう完全に夏休みですね。8月は考えないようにしてる感じです。個人的に今スタジオを改装してて、改装後は自分の中で今までで一番伸び伸びと音楽に向き合えそうな環境になる予定なので、今はもうリノベーションバカになってますね。

森 - なってるね。

 - それも自分でやってるんですか?

チョモ - そんなデカいことはまだしていなくて、単純にレイアウトですね。DIY的なノリで、シンプルなリノベーションぐらいの感じで考えてるんですけど。でも余裕が出来たら防音とかをガッツリやることも出来るなっていうのが膨らんできてるので、ワクワクがある感じです。

 - やってみたいことや、新しくチャレンジしてみたいことはお互いあったりしますか?

チョモ - 俺はドラムを自分でレコーディングしてみたいっていうのがあって。でも、道のりは長いと思うんですよね。ドラマーロードとエンジニアロードが目の前に二本あるので。でも、やってみたくはありますね。自分たちの音楽を打ち込みで作ることが多いので、そこを叩いたら楽しいかなって。

森 - Tylerのライブ観ました?ステージ上に最初ピンクスーツで入ってきて。これヤバかったです。

 - Lollapaloozaのやつですね。

森 - 『4EP4』完成して、ガッツリこんなセットでやれたらヤバいなって思いますね。ヤバいよこのパフォーマンスは。いつかこういうライブをやってみたいですね。俺はこれ観てめっちゃ喰らって、「うわーかっけえ」ってなりました。

 - ライブのモチベーションはいかがですか?この前初めてWWW Xで観させて貰ったんですが、ライブも二人とも上手いし、こんなに完成度高いんだなと思って。

森 - ライブは俺は超好きです。

チョモ - 俺もほどほどに好きですね。

森 - 好きなラッパーのライブとか結構観るから、そういうの観るとモチベーション上がりますね。見せ方上手い人。

 - Aminéのライブを前に観たことがあって。めっちゃ上手かったっすね。

森 - あの人も完成してる男っすからね。うわー、いいな。絶対上手いですよね。Sminoもライブ上手いし、ライブ上手い人は素敵っすね。

 - じゃあ、今は夏休みを満喫中ですか?

森 - 遊びすぎてますね。ずっと毎日二日酔いみたいな感じでヤバいです。

Info

■『4EP2』(EP)

2021年8月18日(水)配信リリース

<収録曲>

01. Just do like that

02. 8 hole

03. 6 ice

04. ベイベ

05. Woo

音楽配信リンク一覧:https://jvcmusic.lnk.to/dongurizu_4EP2

※ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて配信中(音楽ストリーミングサービス:Apple Music、LINE MUSIC、Amazon Music Unlimited、AWA、KKBOX、Rakuten Music、RecMusic、Spotify、YouTube Music)

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