【脇の下こちょこちょスピンオフ Vol.1】最後の悪あがき?大統領選敗北が濃厚となる中、コメディ番組に噛みついた狂犬ドナルド・トランプ

今月からアメリカの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』の字幕制作メンバーが、アメリカやイギリスのコメディについて語るblog『脇の下こちょこちょ』の出張版『脇の下こちょこちょスピンオフ』がFNMNLでスタート。同blog運営者の馬郡慎平(まごおりしんぺい)がTV番組や映画などを通して、現代のアメリカ社会事情などを紹介していきます。今回は2週間後に迫ったアメリカ大統領選挙の候補者ドナルド・トランプがテーマ。

いよいよ2週間後に迫った2016年アメリカ大統領選。今回はドナルド・トランプVSヒラリー・クリントンという「嫌われ者同士の対決」とだけあって、アメリカ国民の幻滅感はかつてなく大きい。若者を対象にした世論調査によると、トランプとヒラリーのどちらかが大統領になるくらいなら巨大隕石の衝突で地球が消滅する方がいいとの回答が23%に上ったという。ま、気持ちは分かるけど、アメリカ人って何かと極端だよな…。

そんな中、注目を集めている番組がある。1975年から40年以上続いている長寿コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」だ。10月1日放送開始の今シーズンからは、ベテラン俳優のアレック・ボールドウィンがドナルド・トランプを演じることになった。彼にトランプ役が務まるのかと当初は心配する向きもあったが、いざオンエアされるとびっくり。見た目も話し方もトランプ本人そっくりで、「完璧すぎる!」と各方面から絶賛の声が上がっている。

 

だが、肝心のトランプ様はお怒りのご様子だ。

「サタデー・ナイト・ライブを見たけどよ、ありゃ俺様に対する個人攻撃だぜ。あんな退屈で面白くない番組なんかやめちまえ。アレック・ボールドウィンのモノマネもひどすぎるぜ。(今回の大統領選は)メディアによって操作された不正選挙だ!」

「退屈で面白くない」とか言ってるけど、あんた、去年この番組にゲスト出演してたよね?結構楽しそうにやってましたよね?しかも不正選挙って…。例の音声流出をきっかけに敗北が濃厚になってきたとたん、負け惜しみのようなことを言い出すんだから。ほんと、ドナルドちゃんったらお子ちゃまねー。おっぱい飲みたいの?

と、エドはるみも言ったとか言わなかったとか…。

欧米ではコメディアンは一種の“超法規的存在”であり、国家権力を笑いものにしても罪に問われたり社会的に抹殺されたりすることはない。それどころか、彼らはジャーナリズムの一角を担い、国家の暴走を防がんとする英雄的存在として尊敬を集めている。そうした文化圏において、権力側の人間がコメディアンやコメディ番組に盾突くことほどダサいことはないのだ。

とにかく、この一件でドナルド・トランプの器の小ささが再確認されたと言えよう。小さいのはだけじゃなかったようだ。(まごおりしんぺい)

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