【対談】Jeremy Quartus × STUTS "Beat Tub" | ビートに呪われて救われる

Nulbarichのボーカルとして活動してきたJQが、新たにJeremy Quartus名義でのソロプロジェクトを始動させた。バンドでの作詞作曲クレジットにすでに刻まれていたこの名前は、限りなく実像に近い──いや、本人そのものだという。
7月にChaki Zuluプロデュースによる1stシングル"Back To Paradise"でソロデビューを果たした彼が、STUTSをプロデューサーに迎えソロ2曲目となる"Beat Tub"をリリースした。
Kanye West、Pharrell Williams、Just Blazeなどをキーワードに、2000年代のヒップホップ/R&Bサウンドへの共通した憧憬を起点とし即興的なセッションから生まれた本作は、ビートメイクという行為そのものに魅了され、音楽の底しれなさに溺れながら世界を見つめる者の姿を結晶化させている。
朝方のコーヒーを飲みながらビートを作り続け、日差しが電気の回りに作るリングを美しいと感じる。そんな狂気じみた創作への渇望を、STUTSの緻密なビートメイクとミックスワークが包み込み、JQのエモーショナルなボーカルが生々しく歌を刻んでいく。音楽に救われ、音楽に苦しめられながら、それでも音を鳴らし続ける。そんな二人のメディテーションが、この"Beat Tub"という楽曲には凝縮されている。
取材・構成 : 三宅正一
撮影 : 三浦大輝
- まず、Jeremy Quartusというソロプロジェクト像についてJQさんから語っていただけたら。
JQ - 限りなく実像に近い、本人そのものだと思います。名義も相当迷いました。もっとキャッチーなアーティスト名にしようかとも思ったけど、Nulbarichの時から作詞作曲クレジットにJeremy Quartusって既にあったので、これ以上別の人格を作るのもどうかなって。何周も考えて、結局これしかなかった。たぶんみんな覚えにくい名前だと思うんですけど(笑)、音楽で知ってもらえればいいかなと。
- Nulbarichとの差別化はどこまで考えましたか?
JQ - 最初は差別化のラインで悩みました。でも途中から「関係ねえな」って思って。だってあっちも100%僕が作ってるから。むしろ表現の幅が広がった。ソロではバンドっぽいのもやるし、バンドではできなかったこともできる。作れる曲の宝庫だなと思って。
- 同時進行でREJAYさんのプロデュースも手がけてますね。
JQ - 彼女は親みたいな感じで育ててます(笑)。彼女がこうなっていったらいいんじゃないかっていう妄想を提案して、一緒に作っていく。若いし、彼女の青春に関わってる身としては責任もあります。でも、なるべく瞬間、瞬間で、音楽を好きでいてほしい。本人の満足度とバランスを取りながら、楽しくできたらいいなと。曲もいずれ彼女が一人で作っていけるようになってくれたらと思ってます。
- まだ見ぬ景色を見せてあげたいという意識ですか?
JQ - そうですね。ゼロイチで作った曲がここまで変わるとか、自分がプロジェクトにい続けることで曲の満足度が上がるとか。その経験を一緒に見せてる状態ですね。

- ここからはSTUTSくんも交えて"Beat Tub"について訊かせてください。まず、JQさんがSTUTSくんにプロデュースをオファーした経緯はどういう背景が合ったんでしょうか?
JQ - ソロになって、とにかく今一緒にやりたい人と曲を作りたいという気持ちが強くて。今までNulbarichというバンドで自分が作ってきたところを、多角的に自分を見てくれる人にプロデュースしてもらったらどうなるか、その意見がほしかったんです。それを知る一番早い方法がプロデュースしてもらうことだと思って。STUTSくんが「もし自分がJQだったらこうする」という視点を知りたかったという感じですね。
- お二人の出会いはいつ頃だったんですか。
JQ - 最初にちゃんと話したのはOKAMOTO'Sが音楽を手がけた『HELLO WORLD』という映画(2019年公開)のサウンドトラックがあって。OKAMOTO'Sのメンバーによるキュレーションのもとにいろんなアーティストが集まったんですね。そこに自分とSTUTSくんもいて。なかなかのメンツが集まってました。番組で参加したアーティストたちが集合する機会があったんですけど、その後の打ち上げで初めてちゃんとSTUTSくんと話して。それがファーストコンタクトです。
STUTS - 映画の内容も印象的でしたよね。プログラムされた世界と現実が交わる話で。
JQ - そう。その後はフェスとかのバックステージでちょっと会うぐらいの感じが続いていたんですけど、僕は一方的にSTUTSくんのファンだったので。いつか絡めるタイミングないかなってずっと思ってました。でもこっちはバンドだし、なかなか接点が見つからなくて。実は「STUTSくんの脳みそを覗きたい」ってずっと思ってた(笑)。
- STUTSくんは、Nulbarichの音楽や活動にどのような印象を受けていましたか?
STUTS - クオリティが本当に高い音楽を作られていて、ボーカルも素敵だなと。「巧い」という言葉では表現しきれない何かがあるなと思ってました。世の中に広く聴かれてる音楽の中では明らかにブラックミュージックの影響を強く感じるし、「ああ、自分と同じような音楽を通ってきたんだろうな」って音から伝わってきました。「どんな方なんだろう?」って、ずっと気になってましたね。
- 実際に制作を共にしてルーツに交わるポイントがあることを確認したのではないかと想像します。
STUTS - そうですね。思った以上に近いところにいたんだなと思いました。それは、現場的な意味でも。僕が上京したのは2008年か2009年頃なんですけど、その頃自分がバックDJをやっていたクラブとかの話にもなって、「もしかしたら同じイベントにいたかもしれないね」って。
JQ - 実際、その頃は僕もDJやりながらプロデュースワークもやるみたいな感じで。クラブでビートを売ったりもしてました。基本的にはDJとプロデュースワークで仕事して、酒を飲みながらクラブで歌うみたいな生活だったので。あの当時って、みんなでヒップホップカルチャーに触れようという空気があったと思うんですよね。小箱でラッパーが歌った後にダンスショーケースがあって、みんな前に来て座って、またライブが始まると立つみたいな。夜はどこの箱に行くと何系の音楽が聴けるとか、そういう情報もちゃんと出回ってた記憶があります。
STUTS - 僕みたいにMPCでパフォーマンスする人もいましたし、スクラッチのショーケースもあったり。最近そういう生演奏的なパフォーマンスの側面がなくなってきてるから、ちょっと寂しいなと思いつつ、そういう思いが先日のKアリーナでやった6人のMPCプレイヤーのみなさんとの横並びのパフォーマンスにも繋がっていると自分では思ってます。

- JQさんも現場でMPCを叩いていたんですか?
JQ - ちょっとだけトライしていた時期もありました。でも、もちろん簡単じゃないんですよ、あれって。セットを組む構築とか、家で頭の中でシーケンスを組んでいって、サンプリングネタをバラけさせて展開させるって、相当緻密な前段階の作業が必要で。性格が雑なので、最初のテンプレートを作るところで折れちゃいました。だから「こんなのもできますアピール」くらいで、DJをやりながらちょこっと有名なサンプルを叩きながらすぐ次の曲行っちゃうみたいな感じでしたね(笑)。
- そもそもJQさんがヒップホップの現場に接近したきっかけは何だったんですか?
JQ - 俺、実はフロントマンになるつもりは全くなかったんです。もともとビートメイクとバトルDJを目指してたので。2000年代初頭から2010年ぐらいまでは、DMCを追いながら、DJ Q-Bertリスペクトみたいな感じで。あとは、サンプラー視点だとHIFANAさんとか、ビートボックスだとAFRAさんとか、それこそヒップホップカルチャーのスポーツ的な要素、フィジカルな部分に憧れてました。
- それがどうしてバンドのボーカルに?
JQ - 実はNulbarichを始動する前は音楽を辞めようと思ってたんです。でも、なんとなく作ったデモを今の事務所の人に聴かせたら「いいじゃん」って言われて。そこから趣味でバンドを作ったのがきっかけです。最初はバンドで年に一回集まれるような環境がほしいなって。楽器がまともにできなかったからボーカルになっちゃったというだけで、本来はバンドをプロデュースする側の脳みその方が大きかったですね。
- JQさんにとってヒップホップはどんなカルチャーですか?
JQ - 僕自身、ヒップホップカルチャーをずっとリスペクトしてきましたけど、べつにラップをやるわけではないので。ラップはやらないというか、できないんです。ラップって生身で語らなきゃいけない。自分の人生軸で語らないと説得力がない。時系列も大事で、今何を考えてるかをリアルタイムで表現する必要がある。ラップが人に伝わるための最初の軸って、結局その人自身なんです。僕にはラッパーとして表現できることがない。激しい人生を歩みたくないというのもあります。日本のヒップホップシーンにいると、いろんなカルチャーの渦に巻き込まれるじゃないですか。もちろん、それがヒップホップなんですよね。人生がカルチャーごと巻き込まれる。だから「超好きだけど、自分は外から見ていたい」という立ち位置。でも、それを支える礎にはなりたいと思ってます。
- ちなみにフェイバリットなラッパーは?
JQ - リリックのクレバーさとバランスで言うとCommonが好きですね。でも僕にとって1位ってないんです、ラッパーに。Commonの洗練された伝え方、Biggieのスラングの使い方、Eminemのトゲトゲしさ、Nasの詩的な表現、Kendrickの強さ。それぞれに魅力がある。ただ、総じてニューヨーク寄りのストイックなスタイルのほうが自分には合ってるかもしれない。ウエストコーストのラップはずっと浮世離れしたものとして楽しんでました。
- "Beat Tub"の制作はどのように進めていったんですか。
JQ - STUTSくんにスクラッチでその場でバンバン組み上げてもらって、そこから見えた景色からどんどん拡張させていく、即興のセッション的な感じでした。
STUTS - 最初は間(ま)のあるトラックで、JQさんのボーカルが活きるようなビートがいいかなと思って。実は最初に別のビートを一個作ってたんですけど、それはロイヤリティフリーのサンプルがループしてる感じだったんです。でも、もっと違うものを作ってみたいと思って。
- 結果的に2000年代のサウンドに舵を切っていった理由は?
JQ - セッション前に好きな音楽の話をしてたら、共通点が2000年代のサウンド──Kanye、Pharrell、The Neptunes、Timbaland、Just Blazeあたりにあることがわかって。「あのあたりのビート、楽しかったよね」って話から、お互いの脳みそが2000年代にタイムスリップしていった感じですね。
STUTS - 僕もビートを作り始めた時は90年代のヒップホップを聴いてたんですけど、リアルタイムで聴き始めたのはPharrellの音だったりしたので。今あらためて聴いても新鮮に感じるんですよね。
JQ - 最初のビートはPharrellっぽい浮遊感のあるトラックだったんですけど、やっていくうちに「曲として良くなりそうだから、もう少し広がりがほしいかもね」ってなって。そこでJust Blazeのリファレンスを出したら、STUTSくんが「Just Blaze大好きです」って即答してくれて。
- セッションで印象深かったことは?
JQ - STUTSくんの「じゃあちょっと作業しますね」って言った時の集中力がすごくて。完全に過集中状態に入るんです。僕もスイッチが入った時はそのタイプなので、その時は「頼むから指1本でも触れてくれるな」ってモードなんだろうなと思いながら見てました(笑)。で、後ろでビート組み立ててもらってる間に「どういうリリックを書けばいいかな?」って考えてましたね。

- "Beat Tub"のリリックはその場で生まれたんですか?
JQ - そうです。Chaki Zuluさんとの"Back To Paradise"の時もその場で書きました。こういう曲を作りたいという明確なビジョンがあったわけじゃないんですけど、ただ、STUTSくんと僕の唯一の共通点といえば、音楽に救われて生きてきた人間だと思ったんですね。これが僕らのメディテーションで、これさえあれば世の中がどうなろうと生きていけるかもしれない──でも同時に音楽に苦しめられて、そこから抜け出せない。その人生をそのまま描けばいいかなと。この曲で〈朝方の treat it’s a caffeine sheen〉って歌ってますけど、コーヒーを飲みながらビートを作り続けて、朝方の日差しで電気の周りにリングができる。目がぼやけて眠くて、焦点も合ってない。でもそのリングが美しいって感じる。それが夜通し作業した朝のご褒美だって。普通の人はそんなの求めてないですよね。変な奴らなんですよ、僕たち(笑)。
STUTS - めちゃくちゃわかります(笑)。僕も今回の制作で何回もスタジオで朝まで作業して、少し寝て、また確認して、スタジオ戻ってということを繰り返していたので。そのフレーズとかぶる感じがありますね。
- "Beat Tub"という楽曲の核心にも触れる部分でもあると思うので、ビートメイクの沼について、もう少し詳しく聞かせてください。
JQ - ビートメイクしてると本当に病むんです。納期があるんだけど、沼って、抜け出せなくなる。時間をかければいいものができるわけじゃないのに、スタックすればするほど、どんどんいろんな案が出てきちゃって。傍から見たらアホですよ、自分で自分を苦しめてるだけなので。でもやめられない中毒性があるんですよね。朝方4時とか5時にやっとラフミックスができて、体はボロボロなのに、そこから3時間ぐらいループして聴いちゃう。「何してるんだろう、これ」って状態になるんですけど、それがたまらない(笑)。
STUTS - ビートメイクって本当にエンドレスですからね。
- しかも、STUTSくんは自分でミックスまでやるじゃないですか。
STUTS - そうですね。音の鳴りも含めての作品だと思ってるので。自分が100%納得した状態でみなさんに聴いてもらいたいとなると、エンジニアさんに頼むと、もちろん結果的にいい場合もあるんですけど、何回も修正要望を出すのが申し訳なくて。それなら自分でやった方が早いし、いい音ができたときの達成感もあります。最近はミックスも含めて作品を作るような感覚になってますね。
JQ - STUTSくんのミックスは本当に細かくて、1ミリ秒単位の精度でやっていることが聴いててわかる。今回、ボーカルの処理も、箱の中に入っていく感じとか、生々しくないけど存在感があるとか、エディットの細かい部分のこだわりが聴いてすぐにわかります。今回ミックスしてもらった音源が、僕の今後のJeremy Quartusとしてのボーカルミックスの軸になると思います。
STUTS - ありがとうございます。うれしいです。
- リリック面でもSTUTSくんから提案があったと聞きました。
STUTS - フックの部分で、もともと「I just watch above the code」だったんですけど、「code」の部分を「world」にするのはどうですか?と提案しました。プログラムされたコードを見てるというのも素敵だったんですけど、「world」のほうがより多くの人が共感しやすいかなと思って。
JQ - 面白いのは、僕たちの出会いが『HELLO WORLD』っていう、まさにプログラムの世界とデジタルと生身の人間が交わる映画だったこと。6年経って、その符合を感じます。ビートメイカーとしてSTUTSくんと僕が歩んできた人生が重なったところの比喩表現として、バッチリだなと思いました。

- 完成した楽曲は、まさに音楽でありビートに魅了され、溺れながら世界を見つめているようなサウンドスケープであり歌が鳴っています。
JQ - 僕たちはいつか壊れるようにコーディングされていて、ビートの沼に沈みながら、世界が崩れていくのを見ているんだって。曲を作りながら勝手に「僕たちらしいな」って思いました。タイタニック号が沈む時にギリギリまで演奏してるバイオリニストたちみたいなテンションなんですよ、たぶん。どうしようもできないけど、僕たちが今やることは音を鳴らすことしかないという。
- 11月8日の『LOCAL GREEN FESTIVAL』がソロ初ライブになりますね。
JQ - ライブをどういう編成で、どういうスタイルでやるかはまだ検討中という感じで決まってないんですけど、フレキシブルにやりたいとは思ってます。大きいフェスならバンドでやるかもしれないし、小さい箱ならDJスタイルかもしれない。プロデューサーであり、曲を作ってる人としてステージに立つ。ボーカリストとして歌うだけじゃなくて、Jeremy Quartus本人がそこにいるという状態にできたらいいなと。歌わない時があってもいいくらいの気持ちです。
- 楽曲制作は、今後いろんなプロデューサーとどんどん交わっていくイメージですか?
JQ - いや、プロデュースしてもらう2曲が続いたので、次は自分で全部完結させる曲も作りたいです。でも引き続きプロデューサーさんとの制作も並行してやっていきたい。ただ、急いでません。プロデューサーさんとやる時は時間にゆとりがあった方がいいので。できれば1回飲みに行ってからくらいの時系列で。でも、限られてるんですよ、友達が(笑)。
- NulbarichではBACHLOGIC氏やPUNPEE氏、KREVA氏ともコラボレーションしていましたよね。
JQ - みなさんともまたいつか一緒にやりたいですね。でも今はまずJeremy Quartusとしての説得力をある程度つけてから。Nulbarichの看板を一旦下ろした身としては、ちゃんとサシで話せるようなところまで自分を持っていかないと。今まで絡んできた人たちは一度絡ませてもらったが故、逆にそれくらいハードルが高くなっちゃってる部分もありますね。
- STUTSくんから見て、JQさんのソロに期待することは?
STUTS - 僕はJQさんが自分で作ったビートで、自分で書いた曲を聴きたいです。
JQ - それは死ぬほどやります(笑)。なんかソロになってリミットブレイクした感じがあって、自由になった。
STUTS - Nulbarichで作る時は、最終的にバンドでやるっていう縛りがあったと思うんですけど、それがなくなったのは大きいですよね。
JQ - ライブは絶対バンドでやってたから。音源はバンドっぽくなくてもいいと思ってたけど、最終的なアウトプットをライブで表現するところでバンド感を気にしてたのは確かで。
- 最後に、今回のコラボレーションを振り返ってどんな感触を得たか、それぞれ教えてください。
STUTS - JQさんと初めて制作できて本当に楽しかったです。制作プロセスを間近で見られて勉強になりました。理論的なところもちゃんと考えた上で構築していく感じがすごくて。僕は理論的な部分に関しては感覚的にやっちゃうところがあるので。あと、JQさんから「このコードの動きだったらこういう方がいいんじゃない?」とか「こういうのもありだよね」って提案してもらえて、「そういう風に考えるんだ」って発見がいっぱいありました。
JQ - STUTSくんはあくまで道具としてロジックを使ってるというか。ロジカルだけじゃない魅力がちゃんとあるから。
STUTS - 今回、"Beat Tub"でJQさんのボーカルの最後にアドリブも欲しいなって思ってお願いしたんですけど、それも本当に素晴らしくて。プロデューサー的な話をよくするので、そっちにフォーカスされてる方なのかなって思ってたんですけど、いざ録音したものを聴いたらボーカリストとしてもすごい。
JQ - STUTSくんにミックスしてもらった音源が、今後のJeremy Quartusとしてのボーカルの正解というか、軸になっていくと思います。もともと僕もサンプラーで曲を作っていた人間で、憧れでしかなかった彼とセッションできたのは本当にいい経験でした。この曲はまさに音楽について話したり、セッションしたりしてる刹那を切り取ったような曲で。僕らがどうして音楽をやってるのか、彼の背中を近くで見てるとそのコアが少し明確になった気がします。大事に、大事に育てていきたい曲になりました。

Info

「Beat Tub (Prod. STUTS)」Link Fire
