Gucci Maneがインタビューで薬物中毒時代を語る

アルバム『Everybody Looking』を現地時間の7/22にリリースするGucci Maneはリリース前のプロモーションに全力を注いでいる。ミュージックビデオや収録曲の公開など、その姿は獄中にいた時間を取り戻そうとしているかのようだ。そしてそのプロモーションの一環として、出獄後初のインタビューがNYタイムズ紙に掲載されている。

そのインタビューでGucciは「17くらいからシラフじゃないときがなかった、シラフだと音楽も作れないと感じていたし、金を使うのもシラフだと楽しめなかった、なんでなにも飲めない吸えないような状態でクラブに行きたいと思う?おれはすべてのことにハイな状態で取り組んでたよ。」と語っている。

また「過去6~7年のラッパーとしての活動は幸せだったとは言えない、おれは麻痺してたんだ。誰かがおれのことを褒めてもけなしても、好きでも嫌いでも、おれにはどちらにせよ無頓着に歓迎するしかできなかった。」しかし逮捕され監獄にいるときにGucciはほとんどの時間を筋トレや聖書などの読書や祈りに費やし徐々に中毒状態から抜け出ていき出獄後はシラフの状態をキープしているという。そして刑務所での筋トレにはKodak Blackの"No Flocking"がぴったりだったとも振り返っている。

そして初めて健康に気を使うようになり体重を落とし、腹筋を6つに割ったがこれが原因でクローン説が唱えられてしまったのはご愛嬌だろう。Gucciは現在では毎朝筋トレを行い、ちゃんとした食生活を送り、毎日ちゃんと身なりを整え、家の周りを散歩している。Gucciは最後に「昔かつておれがやっていたようなことは、みんなできるだろう」と述べ「かつてのおれがやっていたことがいろんなやつに影響を与えたように新しいおれのチョイスも広まってほしい」と加え「おれが生きているようにみんなも生きられるか?みんな一緒に同じような暮らしができるか?」と締めくくった。NYタイムズのインタビュー全文はこちらから読むことができる。

 

RELATED

Gucci ManeやLil Pumpらがマイアミでマスク無しのパーティに参加していたことが報じられる

新型コロナウイルスのパンデミック以来、マスクは我々の生活にとって欠かせないものとなっている。マスクを着用しないまま人の密集する場所やパーティに足を運ぶことは自分自身や周囲を危険に晒してしまうこととなるが、今回、多くのセレブがマスクを着用せず集まるパーティが開催されてしまったことが報じられている。

インディラップの名盤500枚を紹介する書籍『インディラップ・アーカイヴ もうひとつのヒップホップ史:1991-2020』が刊行

DU BOOKSから1991年から2020年までインディレーベルからリリースされたヒップホップ作品500枚を紹介する書籍『インディラップ・アーカイヴ もうひとつのヒップホップ史:1991-2020』が刊行される。

Gucci Maneが「Gucciの内部に自分のブランドを持った」と語る|7月にリリースの新作のプロモーションか

昨年にはついにGucciとのコラボレーションを公式に実現し、LOOKへの登場を果たしたGucci Mane。そんな彼が、モデルを務めるに留まらずGucciの内部に自身のブランドをオープンさせることを計画しているようだ。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。