【対談】JUU × YOUNG-G|ルークトゥンは僕の血の中に流れている

巷に氾濫する「コラボレーション」や「フィーチャリング」といった、日本語で「共作」を意味するところの使い古されたこの言い回しを、私たちは一度、本質的に疑ってかかったほうがいいかもしれない─タイはイサーン地方・コーンケーンを拠点にする重鎮ラッパー・JUUとその愛弟子・G.JEEによる初めてのフルアルバムにして最新作『New Luk Thung』(EM Records)は、誰もが(国を超えたアーティスト同士でさえも)インターネットを介して簡単にコネクトできる時代の、ある種のお決まりの型として使われるそれらの言葉の「軽さ」を逆説的に炙りだしている。

『New Luk Thung』に収録された全10曲には日本とタイ、ラオス、カンボジアなど、幾層もの異なる言語、文化、歴史が折り重なり、それらは現代のヒップホップ・マナーで高次元にパッタナー(=発展・変革)される。一聴しただけではなかなかその全貌を捉えるのは難しい。それでも、このアルバムのあらゆる細部まで散りばめられた諸要素に何度も耳を傾けることで得られる喜びは、似たようなビート/トラックが掃いて捨てるほど溢れかえったこの時代で、何か特別なリスナー体験としての意味を持つように思えるのである。

このアルバムの共同制作者で、山梨を拠点に活動するヒップホップグループ・stillichimiyaのブレーンでもあるビートメーカーのYOUNG-Gは、2012年からその視線を東南アジア各国へと向けている。このアルバムが誕生するまでの経緯と各楽曲の解説は、Soi48が書き手を務めた同作のライナーノーツと、アルバムのリリース元であるEM Recordsの公式ページに詳しいので割愛するが、特筆すべきはやはり、YOUNG-GがJUUと初めての邂逅を交わしてから、このアルバムが誕生するまでに費やした時間と労力(と資金!)についてだろう。映画『バンコクナイツ』の製作隊の一人として現地に赴いて以降、現地への長期滞在、インターネットと実際のライブ現場を往復する日々のリサーチを経て、ようやくたどり着いたJUUという異才との出会い。そこから慣れないタイ語と英語、日本語を駆使してコミュニケーションと関係性を築き、やがてお互いの生活拠点へと招き入れるようになり、ライブの企画やMVの撮影等で親交と理解を深めた。そうして満を持して、この『New Luk Thung』である。ここまで、足掛け約4年。

今回はこのアルバムのリリースを記念して、タイ・バンコクで収録されたJUUとYOUNG-Gの対談を掲載する。聞き役を務めるのは『New Luk Thung』の伴走者であり、YOUNG-Gとともに日本とタイを精力的に行き来し活動するProject One Mekong(以下、OMK)のSoi48とMMM(stillichimiya)。完成までの道のりを語らう。


取材:OMK
構成:UNLIRICE
脚注:宇都木景(Soi48)
写真:伊原正美
通訳:富田千草

- YOUNG-Gは最初、どうやってJUUさんと出会ったの? そもそもはYouTubeでタイのラッパーたちの音源を掘っていたときに見つけたって話だけど、実際にJUUさんと会ったのはいつ?

YOUNG-G - 2017年かなあ。『バンコクナイツ』の撮影のあとで1年間バンコクに住んでいたんだけど、当時、タイのヒップホップを掘っていて…最初はたぶんYouTubeで見つけたんですよ。それでJUUさんのFacebookページを覗いていたらそこにライブの情報が載ってて、それを観に行こうと。たしかチャットチャック・マーケット(バンコクで有名な週末限定のナイトマーケット)でやったライブだったかなあ、あのときはMMMも一緒にいて、二人でライブを観て「これはヤバいね」って話をして。すぐ(滞在先に)戻って曲づくりしなきゃって、そういう気持ちにさせてくれたというか。あのときにG.JEEにも初めて会ったんだと思う。それがJUUさんとの最初の出会いだったかな。

JUU - ハハハ、違う違う。YOUNG-Gと初めて会ったのはトンローのBEAM(2016年にオープンしたクラブ。LEDレーザーやプロジェクションマッピングなどの演出で有名)っていうクラブだよ。そこでYOUNG-Gからstillichimiyaのステッカーをもらったんだ。そこにメールアドレスとかが書いてあって…

YOUNG-G - え、トンロー? カオサンじゃない?

一同 - (笑)

JUU - 初めて会ったのはたしかBEAMで、まあでもどこかのバーかクラブだったな。そのあとでチャットチャックでのライブも観に来てくれて。だって、そのあとでYOUNG-Gの家にも遊びに行ったじゃない?

- JUUさんは最初にYOUNG-Gの家に遊びに行って、そこで彼がつくるビートを聴いてどう思いましたか?

JUU - とても驚きました。タイの古い音楽をビートのなかで使ってることに何よりもビックリして、日本人なのに自分と同じ感覚を持っているというか。すごくやり方が近いということに興奮しました。タイに住んでるファランやどこか知らない土地に住む西洋人たちが同じようにタイの古い音楽を使ってつくった曲をいくつも聴いたことがあるけど、それらとは少し違う。彼らはリミックスの一部として、スパイス程度に使うという印象でしたけど、YOUNG-Gがやってるそれは自分の音楽のスタイルと非常に近いと感じて、すごくイマジネーションが湧きました。

- JUUさんはそのあとYOUNG-Gと交流を深めていきますけど、そのなかで実際に日本に呼ばれて、stillichimiyaのフェスへの出演や日本ツアーを経験することになりますよね。

JUU - ええ、とっても嬉しくて、ワクワクして、記念にタトゥーまで入れちゃいましたよ(笑)(2018年にstillichimiya主宰の山梨のフェス『KAMIKANE3000』でのゲスト出演、その後2019年1月に東京、大阪をめぐる日本ツアーを経験。JUUの左腕にはstillichimiyaのロゴと武田信玄の家紋「武田菱」のタトゥーが彫られている)。でもそういう気持ちと同じくらい心配もあって、ちゃんと日本のチームとコミュニケーションが取れるかとか、観客ともきちんと意思疎通できるかとか、最初はとても不安でしたよ。でも、YOUNG-Gの家に行ったりしてみんなと話をするなかで、そういう心配はなくなっていきましたね。実際のライブでの経験はとても感動するものでした。鳥肌が立つような気持ちになって、すごく嬉しかった。もちろんタイでは大小含めていろんなステージを経験してきたけど、日本で言葉も違うのに同じように盛りあがることができるということに、鳥肌が立ったんです。

- 今回のアルバム『New Luk Thung』のなかで、JUUさんは日本語でもラップをしていますね。

JUU - ミキシングが終わってトラックを聴いたときに、自然とそこに日本語が入っていたほうがいいと思ったんです。言葉の響きとしても。私たちはONE MEKONGですから、そこにはラオスの言葉も、もちろんタイの言葉も入ってる。アジアの仲間としてね。

- 『New Luk Thung』のなかでとくに気に入ってる曲があれば教えてください。

JUU - “ソムタム侍”、“隣人”、“She Ley~田舎でのんびり”ですかね。もちろん全部好きですよ、“水牛に乗るエイリアン”も(笑)もともと僕とYOUNG-Gは考え方が同じだから、制作の過程でもとくに辛いことは何も起きなかったですし。すべての作業が終わって、みんなでワーッと拍手をした瞬間は一番印象に残っています。すべてが幸せな時間でした。

YOUNG-G - 印象に残ったエピソードで言えば、それは最初にコーンケーンにあるJUUさんの家にSTUDIO VOICEの取材で遊びに行ったときですね。JUUさんの家の近所まで行ったときに、「なんかここ、来たことあるな」って思ったんですよ。そしたら俺が昔一人で旅していたころ、泊まっていた安宿のすぐ真裏にJUUさんの家があることに気づいて。実際、当時stillichimiyaのステッカーを近くの道路標識に貼ってて、そしたらそれもまだ残っていて。マジでビックリですよ(笑)JUUさんの家に初めて行くと、もうそのライフスタイルがすごくサバくて(タイ語で「気楽な」「気持ちいい」を意味する「サバーイ」)なんていうか、すごく優しい感じ…うまく言えないんですけど、JUUさんのもてなし方とか、コーンケーンに住んでるJUUさんの仲間たちの感じとか。あれを初めて味わったとき、「ああ、この人はこういう場所で音楽をつくってるのか、ここで毎日生活してるのか」って、あの部屋にたどり着いた瞬間の感覚はすごく印象に残ってますね。JUUさんが日本に来たとき、そういう僕らのあいだで起きた不思議な縁についてたくさん話をして、それもすごく面白かったな。

JUU - We talked about 「因果」、ハハハ。

- 僕らもあのとき一緒にJUUさんの家に遊びに行ってましたけど、そこで今回の『New Luk Thung』にも入ってる、いくつかのデモを二人に聴かせてもらったんですよね。JUUさんが『New Luk Thung』のリリックで伝えたかったことについても教えてください。

JUU - いろいろあるんですけど、リリックの意味についてはいつもすごく大事に考えていることだし、あとは今回、みなさんとこれまで話してきたようなことを伝えたいって気持ちがすごくありました。ひとつ大きなことは、僕らが生活しているすべて場所は境界によって分けられているわけではないということ。これは僕が考える、平和に対する基本的なスタンスです。G.JEEとも普段からよく話をするんですが、今回のアルバムでは、政治のことやライフスタイルのこと、僕らの日常のことをすごく柔らかく再考していく、ということがやりたかった。例えば、“隣人”に関しては「クワーム・ワン=希望」について歌っています。たとえ一日が終わってひどく疲れていても、明日にはまた明日吸うためのウィードがあるぜ、というような。それは明日に対する希望を持つということ、その気持ちを歌っています。

- アルバムのタイトルにもある「ニュー・ルークトゥン」という言葉については、どちらの発案だったの?

YOUNG-G - この言葉を最初に発言したのはJUUさんで、アルバムを制作している過程ではまだタイトルは決まってなかったんだけど。じつはリリース元にもなっているEM Recordsの江村さんの強い意志で、最終的にこの言葉をアルバムのタイトルにしようって言ってくれて。この言葉に込めてるものっていうのは、ぜひJUUさんにも聞いてみたい。

JUU - もともとYOUNG-Gと江村さんと会う以前から、最近のルークトゥン(ルークトゥン:「田舎者の歌」あるいは「田舎の子」の意を持つ音楽ジャンルで、1960年代半ばにその名が確立され、現在はタイのナショナル・ジャンルとして継承されるタイ独特の歌謡。田園風景、田舎と都市の対比、市井の生活や時事問題を扱う歌詞を重視する。音楽上の傾向はあるが特定の音楽形式はない)のあり方に疑問を抱いていて。古いルークトゥンは僕も大好きで、彼らと会って、彼らも僕が聴いてきたような古いルークトゥンが好きだということにすごく驚いたんです。自分もソンペット・ソーンスパン(1970年代から活躍している男性ルークトゥン歌手。酒焼けしたような渋い声が特徴。『New Luk Thung』に収録されている“RINJIN”もソンペットのフロウを使っている)とMarvin Gayeの“Let’s Get It On”を混ぜてラップをした曲を作っていました。

OMKのみなさんと出会ったことで、逆に僕のなかでルークトゥンに対する理解が広がった面がありました。あとは、みなさんのライフスタイルを一緒に体験することで、自分の好きなものが暮らしのなかにあることにすごく感銘を受けました。YOUNG-GやSoi48はルークトゥンの古いレコードを楽しそうに集めて聞いているし、MMMはムーカタ(焼肉と鍋料理の両方が楽しめる鍋が特徴のタイ料理。食べ放題の店が多いため、若者から労働者まで庶民に愛されている)の鍋をキャンプに使っていた。BIG BENさんのお店BIG FLATに遊びに行ったときも、カムロン(1920年生まれの男性歌手。タイのHank Williamsとも呼ばれる。ポップ路線から一転、政治批判や社会風刺を歌うようになり政府と対立。晩年は阿片とマリファナに手を出すようになり他界したレジェンド)のカセットテープがあったりして。これはもう、まさにニュー・ルークトゥンだと。ニュールークトゥンとはつまり、「変人のルークトゥン」ということ。頭が(いい意味で)変わっている…つまり、とてもオリジナリティある人たちによるルークトゥンということだね(笑)

YOUNG-G - ああ、すごく面白い。

JUU - そもそもルークトゥンにはある傾向というか型に近いようなものがあって、そこから外れるだけでルークトゥンとは見なされない。でも、僕はそれでは発展性がぜんぜんないと思っているんです。つまり「アヌラック・レ・パッタナー=保全と発展」、これこそが重要なことで、僕は前者の意味でのルークトゥンではなくて、それを発展させていくという思いでルークトゥンをやっているんです。

- 先行してYouTubeで“深夜0時、僕は2回火を付ける”のMVと、JUUさんのBandcampでも何曲か公開されてるけど、タイ国内ではどんな反応がありますか?

JUU - いい反響を得ていますよ。新しい、「ニュー・ルークトゥン」なので、誰も聴いたことがないものだし個性的な音楽だから、じわじわと噂になるというか、話題になってると感じます。いまはみんなアルバムがリリースされる7月28日を待っている状況だと思いますね。

- このアルバムを聴いた若いタイのヒップホップのアーティストたちが、どういう反応をするかも楽しみですね。

JUU - 若い人たちにとっては選択肢が増えることになると思うし、よりオープンマインドになってくれたら嬉しいですね。この国や地域にある古いものを、新しく、一風変わったかたちで提示することで、「ああ、こういうやり方もあるんだ!」と受け止めてくれることができると思う。どうしても若いアーティストは枠にハメられてしまうことがあると思うから、もしやりたければなんだってできるんだよ、ということが伝わればいいですね。

- JUUさんにとって、ルークトゥンってどういう音楽ですか?

JUU - 生き方の本質が詰まっている音楽だと思っています。お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん、そういう時代から結婚式や出家式、何か楽しいことがあるとき、いつもそこにルークトゥンが当たり前のようにありました。昔は素晴らしいリリックを書く先人たちがたくさんいて、作詞家の先生たちはすごく「うまい」歌詞をつくっていました。だけど、いまは少し言葉の意味が弱くなっている。黒人にとってのリズム&ブルースがそうであるように、ルークトゥンは僕の血なかに流れているものです。

- 今回は日本とタイという二つの国のアーティストによるコラボレーションだったわけですが、これからはラオスやカンボジアなど、ほかの国のアーティストも巻き込んで曲をつくっていく可能性はありますか?

JUU - このOMKというプロジェクト自体、考え方はすごく個性的でもあるし、いい意味で変わってると思います。『New Luk Thung』のなかにはカンボジア語で歌ってる曲もあるし、ルアンパバーンを題材に昔のラオスの言葉で歌っている曲もある。それを聴いた人たち、メコン川流域の人たちもリスペクトをもってくれるだろうし、そういうふうにリーチを広げてつながっていけたらいいですね。

YOUNG-G - そうですねえ、いやあ、どうだろう。いまの時点ではなんも考えてないっす(笑)ホントに、川の流れに身を任せるような状態というか。俺はそのおかげでJUUさんにも会うことができたし、いろんな縁が自然に導かれるようにできていくから。今日も突然のラジオ収録でBUDDHA BLESS(JOEY BOYが主催するGUNCORE CLUBに所属する3人組レゲエ・グループ。タイ音楽とラガマフィンを融合させ、レゲエという音楽をタイ人に広めるのに貢献した)に会うことができたし。いろんなところで友だちを増やしていきたいですね。

JUU - 川の流れに身を任せる、それがOMKの考え方で一番大事なことだよね。まずはいっぱい吸って、いっぱい吐いて、深呼吸して聴いてください(笑)

- それでは最後に、これからこのアルバムを聴く日本のみなさんにもメッセージをください。

YOUNG-G - やっぱり二人(JUUとG.JEE)の話を聞いていても、日々学ぶことばかりだし、それは音楽に限った話じゃないですよね。一緒にいる時間がいつも貴重だなと感じるし、いつも良くしてくれて、みんなで遊んでくれる。まだまだこれからも一緒にやる仕事は続いていくと思うし、じつはJUUさんが次につくっているデモもかなりヤバいものができてます。そういう意味でも、『New Luk Thung』はまだ序章に過ぎないと思うし、何がスゴいって、もう次回作がすでにほとんどできてるってことですよ(笑)聴いたらぶっ飛ぶことは確実だし、それを次にリリースする計画も動いているんで期待しててほしいです。

JUU - 新しいデモもつくってるし、それももちろんやっていきたいけど、いまは『New Luk Thung』のプロモーションやライブ、OMKとの活動にも注力して、今回完成したものをいろんな人たちに聴いてもらいたいです。それから、どんどん次につなげていきたいですね。

JUU&G.JEE - いつも本当にありがとうございます。このアルバムはまだ本当に第一歩です。Someday one mekong, someday one SEKAI。リスペクトと心からの感謝を、ブリブリ〜!

INFO

アーティスト名:Juu & G. Jee(ジュウ&G・ジェー)
アルバム題名:New Luk Thung
フォーマット:CD/12″ LP/Digital
制作発売元:エム・レコード (EM Records) http://emrecords.net/
カタログ番号:EM1186CD/LP/DL

01. 深夜0時、僕は2回火を付ける
02. かわいいキミ
03. ラ・エイ・ラ
04. She Ley~田舎でのんびり
05. 隣人
06. Yum Klom Thung~ハナとボクの道
07. ソムタム侍
08. Give Me The Way
09. 水牛に乗るエイリアン
10. OMKのテーマ
Arranged, mixed and produced by Juu & Young-G (stillichimiya/OMK)
Khaen on “Alien on a Water Buffalo” by Ayumu Ushida
Percussions on “Niang” and “She Ley” by Kawa a.k.a Cosmo Echo
Mastered by Takuto Kuratani (Ruv Bytes)
Cover art by Shinsuke Takagi (Soi48)
Photographs by Hidetoshi Narita
Special thanks: Shota Kinpalla, Nikki-san、JONE500, Surin Phaksiri
Japanese translation: Kaori Marui
English translation: Matthew Lane
(c) (p) 2019 EM Records

仕様
CD版:通常ジュエルケース/20ページブック封入/日本語・英語訳詞/解説掲載。
LP版:Dubplates & Masteringでカッティングしたクオリティー・スタンパー使用/日本語・英語訳詞/解説掲載のインサート封入。
Digital版:BandcampとSpotifyで配信。
アルバム解説:Soi48

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