日本の女性ラッパーに光を当てた初の書籍『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』が刊行
日本の女性ラッパーに光を当てた史上初の書籍『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』がDU BOOKSより刊行される。
同書は日本のラップミュージックシーンにおいてこれまで顧みられる機会が極端に少なかった女性ラッパーの功績を明らかにすると共に、ヒップホップ界のジェンダーバランスおよび「フィメールラッパー」という呼称の是非についても問いかける書籍。
著者は、宇多田ヒカルの最新インタビューで聞き手を務めるなど注目のライターつやちゃん。ウェブメディア「KAI-YOU Premium」の人気連載『「フィメールラッパー」という現象』を加筆・修正し書籍化した一冊となる。
RUMI、COMA-CHI、MARIA(SIMI LAB)、Awich、ちゃんみな、NENE(ゆるふわギャング)、Zoomgalsなど、パイオニアから現在シーンの第一線で活躍するラッパーまでを、各章でひとりずつ取り上げた論考に加え、「“空気”としてのフィメールラッパー」ほか書き下ろしコラムを収録。
またフィメールラッパー2名に、9,000字におよぶロングインタビューも敢行。当事者たちの証言から、ヒップホップの男性中心主義的な価値観について考える。
さらに、chelmico『maze』、lyrical school『Wonderland』といった2021年リリースの最新作品まで含むディスクガイド(約200タイトル)を併録。安室奈美恵、加藤ミリヤ、青山テルマ、安達祐実、等々の狭義の“ラッパー”に限らない幅広いセレクションを通してフィメールラップの歴史がみえてくる。
Info
『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』つやちゃん[著]
四六/並製/280ページ予定
予価:本体2,200円+税
ISBN: 978-4-86647-162-4
https://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK320