民間企業が宇宙に巨大なミラーボール型の衛星を打ち上げ、夜空で最も明るい物体を目指す

これからの9ヶ月間、夜空を見上げたらこれまで見えなかったものが見えるようになっているかもしれない。

先週、民間の宇宙開発会社「Rocket Lab」は3つの商業衛星の打ち上げを成功させた。しかし、彼らはそこに他とは異なる目的をもった衛星を一つ忍ばせていたという。それはなんと、巨大なミラーボールの形をした人口衛星だ。Rocket Labによると、 "The Humanity Star"と名付けられたこの人口衛星は「夜空において最も明るく光る物体になる」予定だということだ。

Rocket Labは公式Webサイトのなかでこの衛星について、「"The Humanity Star"はカーボンファイバーと65個の高反射性パネルによる正多面体で、急速な回転によって太陽光を地球に反射させます。基本的にミラーボールと同じような効果をもたらし、明るく燃える流れ星を空に作り出します。」

humanity star

この衛星には科学的な目的はないものの、Rocket Labは「全人類で1つの経験をする」ことをプロジェクトのテーマとしているという。Rocket LabのCEOである Peter Beckは「世界中のどこにいても、またその人がどんな生活を送っていても、誰でもが夜空には"The Humanity Star"を見ることができるようになるんです。」と語る

 

また、打ち上げ後にRocket Labがオープンしたウェブサイトでは、衛星のリアルタイムでの位置情報が提供されるようになっており、このサイトを確認すれば、衛星が自分の住む地域に近づいたタイミングで、夜空に衛星の光を確認することができるようになるという。"The Humanity Star"は90分ごとに地球を一周し、その速度は秒速・約9180メートル。9ヶ月間の周遊を予定しているとのことだ。

宇宙飛行士などからは、「反射光が業務の妨害になる」や「環境破壊行為だ」などとの批判も集まっているようだが、Peter Beckはこの衛星こそが環境破壊を止めることにつながると考えているようだ。Beckは以下のコメントも残している。

「"The Humanity Star"が頭上に来るのを待って、愛する人を外に連れ出して空を見上げ、あなたは考えるのです。もしかすると、地球上にいる70億以上の人々が1つの惑星の上に皆で乗っている、という繋がりを感じ、これに思いを寄せることになるかもしれません。」

"The Humanity Star"のリアルタイムの動きはこちらから確認することができる。

(辻本秀太郎)

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