2019年上半期に最もストリーミング再生された楽曲が発表|Lil Nas Xの“Old Town Road”が約13億回のストリーミング再生を記録

6月も終わりが近づき、2019年の半分が過ぎようとしている今日この頃。今年に入ってからリリースされた多くの楽曲の中で、6月までに最も多くストリーミング再生された楽曲が発表された。

Complexが報じるところによると、大手調査会社Nielsenから2019年に最もストリーミング再生された楽曲、アルバム、そしてデジタル販売の売り上げのランキングが発表となっている。

上半期最もヒットしたアルバムはAriana Grandeの『Thank U, Next』で、アルバムを通して155万回以上の再生回数を記録。次いでBillie Eilishの『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』が130万回再生、そして3位のKhalid『Free Spirit』が92万回再生という結果になっている。アルバムのセールスのランキングは結果がやや異なり、1位に映画『アリー/スター誕生』のLady Gagaによるサウンドトラック、2位にJonas Brothersの『Happiness Begins』、3位にBillie Eilishの『WHEN WE ALL〜』と、Billie Eilishを除きストリーミングとセールスのトップ3の内2組が別という興味深い結果となった。

そして楽曲のストリーミング再生数だが、1位はもちろん全米シングルチャートで10週連続1位という歴史的な記録を樹立したLil Nas Xの“Old Town Road”。13億回再生という驚異的な数字を叩き出している。次いで映画『スパイダーマン : スパイダーバース』の主題歌であるPost Malone & Swae Leeの“Sunflower”が8億5千万回再生という記録で2位につけ、続いてAriana Grandeの“7 Rings”が7億7千万回再生で3位という結果に。“Old Town Road”がどれだけ全世界を席巻したかが良く分かる。

詳しいランキングはBillboardにて掲載されている。多くの名曲が彩った2019年上半期だが、果たして下半期にはどのような楽曲がヒットするのだろうか?

RELATED

EminemをフリースタイルなどでディスするムーブメントがTikTokで流行|Lil Nas Xが苦言を呈する

セレブたちの問題行動や問題発言を取り上げ、その人物をボイコットする「キャンセルカルチャー」は、力を持つセレブや企業に対する抑止力として働くと同時に、小さな事柄がその人物の進退にまで影響を与えること、そして本質的かつ効果的でない方向に過激化していることが問題視されている。今回、Eminemが若いネットユーザーからキャンセルの標的とされていることが大きな話題を呼んでいる。

Billie Eilishのドキュメンタリー『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』がApple TV+で来年2月に世界公開

Billie Eilishの素顔を追うAppleオリジナルドキュメンタリー『ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている』が、Apple TV+にて2021年2月26日に世界公開される。

Lil Nas XがクィアアーティストとしてのTyler, The CreatorとFrank Oceanからの影響を語る

昨年のLGBTQプライド月間の終わりにカミングアウトを行い、ゲイであることを公言しながら活動を続けているLil Nas X。そんな彼が、新たに公開されたインタビューの中でカミングアウトの際にTyler, The CreatorとFrank Oceanの二人から受けた影響について語っている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。