YouTubeにアップロードされているミュージックビデオ1000本以上がHDリマスターされることが発表
YouTubeには公式のMVをアップロードするサイトVEVOから様々なアーティストのMVがアップロードされている。その中には古いものも存在し低画質で視聴せざるを得ない状況だったが、今回、YouTubeのMV1000本以上のHDリマスターバージョンが配信されることが発表となった。
Factが報じるところによると、Universal Music Groupが中心となりオリジナルのMVのURLや再生回数の変更は無いままリマスターバージョンのMVを制作、そのままアップロードしたという。
HDリマスターバージョンは画質をハイクオリティなものにしつつもMV自体の表現に忠実なものであるように制作されている。例えばSpike Jonez監督によるBeastie Boys“Sabotage”のMVは70年代のレトロな刑事ドラマをオマージュしたものでそれ自体がローファイなものであり、HDバージョンも70年代的な雰囲気は崩さないようにアップデートされているとのこと。
“Sabotage”の他にも、既にLady Gagaの“Bad Romance”やBoys Ⅱ Menの“End of The Road”、Nirvanaの“Smells Like Teen Spirit”、Sound Gardenの“Black Hole Sun”を始め100本以上のビデオがHDリマスターされているという。
YouTubeの音楽担当であるLyor CohenはNew York Timesに対して「業界全体が一緒になって、素晴らしいことをしています。多くの者が勝利し、そして敗者はいないのです」と語り、様々なレーベルが協力して視聴者のためのプロジェクトに着手したことを高く評価している。
今後もクラシックなMVが続々とHDリマスターされる。新たに美麗な画質となったお気に入りのMVを、この機会にYouTubeで見返してみては?