Drakeが名ミックステープ『So Far Gone』の再々リリースによってFutureとBillboardチャートで1位を獲った回数で並ぶ
Drakeのデビューミックステープ『So Far Gone』といえば、今もなお名作として語り継がれる作品の1つだが、Kanye Westのビートをサンプリングした“Say What's Real”が収録されていることもあり、権利の問題でこれまでストリーミングサービスでフルヴァージョンを聴くことは出来なかった。しかし、先日ついに『So Far Gone』のリリース10周年を記念して、各ストリーミングサービスでフルヴァージョンが配信された。そして、このリリースによってDrakeはBillboardのR&B/HipHopアルバムチャートで1位になった回数でFutureと並ぶこととなった。
Billboardによると先週木曜日の28日に再々リリースされた『So Far Gone』は最新のR&B/HipHopアルバムチャートで首位になり、Drakeは自身9回目となる同チャート1位を獲得したとのこと。これにより、彼は1位を記録した回数でFutureと並んだ。これまで両者は1位を獲得した回数が8回で並んでいたが、1月にFutureがリリースした『Future Hndrxx Presents:The WIZRD』がチャート1位に立ったため、Futureが先に9回目の首位となり一歩リードしていた。
Drakeは先日、自身のInstagramでこのリリースを記念して、『So Far Gone』に関わった人々に感謝の意を示す投稿をしていたが、その中にはKanyeも含まれていた。
「@Kanyewestへ。10年前、あなたが素晴らしい楽曲を作ってくれたおかげで、俺はあなたのビートでラップをした。あなたは最近Twitterで暴れているけど、私はあなたがこのゲームと私の経歴に貢献にしたことを決して忘れません」とKanyeへ感謝を述べるとともに、若干の皮肉ともとれるメッセージを送っている。『So Far Gone』のリリースを巡って両者の関係は混迷を極めていたが、Drakeとしてはリリースすることが出来て一安心といったところだろうか。
いずれにせよ、9回もチャートのトップに立つというのは誰でも出来ることではなく、流石Drakeといえるだろう。これからのDrakeとFutureの争いにも注目だ。