Travis Scottのハーフタイムショー出演をCommonが「出て欲しくなかった」と批判

人種差別への抗議活動を行ったNFL選手コリン・キャパニック選手への支持を表明したアーティストたちによってボイコットが行われた今年度のスーパーボウルハーフタイムショー。現在出演が決定しているのはMaroon 5とBig boi、そしてTravis Scottだが、Travis Scottの出演に対してCommonが持論を述べている。

CommonはTMZの取材に対し「NFLはアフリカンアメリカンのことをサポートしていない」と語り、「Travis Scottはドープな男だ。でも、俺はスーパーボウルに関わる全てを支持していない。Travisはやりたいことをやっているだけだが、正直なところ俺は本当に出て欲しくなかったよ」とTravisの出演に対して失望を露わにしている。そしてキャパニック選手をサポートし出演のオファーを断ったRihannaにリスペクトを表明し、「とにかく俺はキャパニック選手を支持する。それを知っていてほしい」とコメントを締めくくった。

Travis Scottの出演に対してはJay-Zによる「出ないでほしい」という説得が行われるなどヒップホップシーンにも波紋が広がっているが、出演の条件としてNFLがチャリティーに参加することを要求していることからTravis Scott自身も完全にNFLの側に立っている訳ではないことが分かる。

Travis Scottが出演する今年のハーフタイムショーは、例年以上に大きな注目を集めることになるだろう。