Geniusがラップのオフビートなフロウのルーツを紹介する動画を公開

MigosやYoung Thugを始め、近年ラップのメインストリームになりつつあるオフビートフロウ。そのルーツを紹介する動画をGeniusが公開している。

動画ではMigosやYoung Thug、6ix9ine、Sheck Wes、Valeeなどのフロウを分析。更にはShoreline MafiaやSOB × RBE、Bluefaceのような新鋭も取り上げている。

Geniusは彼らのフロウのルーツが90年代より活動していたE-40やSuga Freeにあると考察。彼らのスタイルが当初反発を浴びながらも各地のアンダーグラウンドなシーンに波及し、G HarboやTee Grizzlyらに繋がったとしている。

ビートにきっちりと嵌めるようなラップではなく、流動的かつ独創的なフロウの発明が競って行われるようになった昨今。動画を観て、ラッパーたちそれぞれのスタイルの違いを楽しんでみてはいかがだろうか。

RELATED

GeniusがApple Musicとパートナーシップを結ぶ│Genius内でApple Musicの楽曲を再生することが可能に

今やヒップホップファンならずともお馴染みとなった歌詞データベースサイトGeniusが、Apple Musicとパートナー契約を結んだことが明らかになった。

Geniusがサンプリング素材を作る作曲家を特集した動画を公開

ヒップホップを語る上でサンプリングは欠かせない要素の一つだが、近年はライセンス、使用量の問題でサンプリングを中心にしたトラックメイキングはやや下降気味であると言える。

Geniusがヒップホップにおけるアドリブの歴史をまとめた動画を公開

ここ数年のラップにおいて「アドリブ」は大きなキーワードの一つとなっている。「Aye」や「Skrrr」、「Bruh」などのアドリブは今や当たり前に聴かれるものとなり、Childish Gambinoが”This is America”において21 SavageやYoung Thugなどをアドリブのみでフィーチャリングしたことも話題となったが、今回Geniusがヒップホップにおいてアドリブがどのような形で発展してきたのかをまとめた7分間の動画を公開した。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。