Kendrick Lamarの『good kid, m.a.a.d. city』が5周年。あの曲にはAndre 3000へのオファーがされていた

今年の10/23で、Kendrick Lamarの『good kid, m.a.a.d. city』が5周年を迎えた。リリースしたレーベルのTop Dawg Entertainment(TDE)の社長であるPunchが『good kid, m.a.a.d. city』に収録されている”Bitch Don't Kill My Vibe.”の裏話を明かした。

ヒップホップの歴史に残る名盤となった『good kid, m.a.a.d. city』が先日5周年を迎えた。Punchによると『good kid, m.a.a.d. city』に収録されている”Bitch Don't Kill My Vibe.”にはもともとAndre3000をゲストとして歌わせようと考えていたとのこと。

「”Don't Kill My Vibe"では3 Stacks(Andre 3000)を呼ぼうかと思ったけど、彼はジミヘン役で映画撮影中でダメだったんだ」とPunchは明かす。

さらにPunchは「彼だったらどういうサウンドになったんだろうと考えてしまうね。でもJay (Jay Z)がリミックス版をやってくれて上手く行った」と語った。

『good kid, m.a.a.d. city』について「このアルバムはタランチーノの映画みたいにしたかった」とPunchは言う。各シーンは時系列通りじゃないけど、まとまりのある流れを目指して作ったそうだ。

この日Twitterでは多くの人が5周年を祝い、『good kid, m.a.a.d. city』について言及した。Dr.DreとAndre 3000がスタジオで”Bitch Don't Kill My Vibe.”を聞いている様子を映した動画や、Kendrick LamarにサプライズでJazy Zのリミックスを聞かせた瞬間の動画が投稿された。このJAY Zがバースを歌ったものが、後にオフィシャルREMIXとしてリリースされる。

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