伝説のラップグループ キミドリの1996年のラストライブがYoutubeで公開

キミドリは90年代の日本語ラップを語る上で、欠かせない重要なグループの1つだ。現在はそれぞれDJやグラフィックデザイナーとして活躍するクボタタケシ、KURO-OVI(現DJ 1-Drink)、DJ MAKOTOの3人からなるキミドリはハードコア・パンクシーン、スケートボードカルチャーまでヒップホップという枠を超えて、ストリートカルチャーと強い結びつきを持った稀有なグループだった。

 

1993年にアルバム『キミドリ』をリリースし、96年にミニアルバム『オワラナイ〜OH, WHAT A NIGHT!〜』をリリースした後に、キミドリはそのままグループとしての活動を停止している。

そしてキミドリにとって現時点で正式なラストライブとなっている、1996年の8/18に下北沢シェルターで行われたライブの映像がYoutubeにアップされた。

アップしたのは現在ガンで闘病中のECDで、闘病を応援してくれているファンへのお礼としてこの映像をアップしたとツイートしている。

この貴重なライブでは"カネデカワレタカゴノトリ"と"よよよよ"、"白いヤミの中"、"オ・ワ・ラ・ナ・イ"の4曲がパフォーマンスされている。

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