マイケル・ムーア、ドナルド・トランプを題材にした新作を突如発表。
「やあニューヨークシティのみんな、俺の近況を知りたければ、火曜9:30pmにIFCセンターにおいで、入場無料、先着順だよ」とTwitterで突如、新作の告知をしたのは映画監督のマイケル・ムーアだ。
Hey NYC- Who wants a peek @ what I've been up 2? Tues, 9:30pm, IFC Center. TIx free, 1st come, b.o. opens 8:30pm. pic.twitter.com/SrAhaq74ME
— Michael Moore (@MMFlint) 2016年10月18日
ムーアといえば、映画『華氏911』でも当時のブッシュ大統領政権を批判する作品を制作しているが、今回の題材はアメリカ大統領選を控えたドナルド・トランプだ。
『マイケルムーア イン トランプランド』と題されたこの作品は彼のワンマンショーで、選挙の激戦区でもあるオハイオ州にて撮影された。普段からトランプの言動について批判し続けているムーア。トランプが一般選挙で勝利した件については、からかいつつも警告しており、今月頭には、オハイオ州Wilmingtonにあるシアターでのショーの予定がなくなったことをFacebookに投稿している。
ムーアは「ここは小さな共和党の町」と呼ぶ。
「このオハイオ州Clinton郡には25000人の有権者がいるが、たった500人しか民主党に登録されていない!ヒラリー・クリントンへの投票者よりも、実に4倍の投票者がドナルド・トランプの投票に現れたということになる」
彼はこう続ける。
「なぜみんながトランプに投票しようとしているのか知っている。かつてミドルクラスと呼ばれていた中西部の人々は、トランプに投票することで、古いシステムを壊すチャンスだと思っているんだ。俺はそんな投票者たちにも歩み寄りができるのかやってみたい。そして彼らに1時間でも時間をやって、この今まで見たことのない、いかれた選挙を面白がりたいね」
いよいよ大統領選が迫る中、どんな作品になっているのか。日本での一般公開も待ち遠しい。(Tomomi Sonoo)
Via Variety