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クエンティン・タランティーノのデビュー作『レザボア・ドッグス』が30年ぶりにデジタルリマスター版として劇場公開
クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作で、斬新な構成と過激なバイオレンス描写で衝撃を与えた『レザボア・ドッグス』が、『レザボア・ドッグス デジタルリマスター版』として30年ぶりの正式公開が決定した。
クエンティン・タランティーノは本作制作時は若干28歳、脚本を数本執筆しただけ、全く監督への道筋は見えていなかったという。本作の凄まじい脚本に感銘を受けた、のちの盟友ローレンス・ベンダーと『断絶』(71)で知られる巨匠モンテ・ヘルマンが製作に名乗りを挙げ、主演のハーヴェイ・カイテルは出演のみならず、資金面やキャスティングを援助。ティム・ロス、マイケル・マドセン、スティーヴ・ブシェミら強烈な個性派俳優たちが出演を快諾したという。
そして作られた本作には、時間軸を超えた展開、ストーリーとは関係のない長回しの会話などタランティーノの監督としての特長が既に入っており、1992年サンダンス映画祭で初めて上映され賞賛を受けた。
今回解禁された映像ではオープニングシーンをフィーチャー。待望の劇場再公開は来年1月、2022年に完成したばかりのデジタルリマスター版での上映となる。
Info
タイトル : レザボア・ドッグス デジタルリマスター版
公開表記 : 2024年1月5日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
クレジット: © 1991 Dog Eat Dog Productions, Inc. All Rights Reserved.
配給 : 鈴正、フラッグ