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南アフリカのGqomシーンを追うドキュメンタリーがYoutubeで公開
GqomレーベルGqom Oh!とローマのラジオ局Crudo Voltaが協力して南アフリカ・ダーバンのGqomシーンを追うドキュメンタリーを制作し、Youtubeで公開した。
ドキュメンタリーの名前は"Woza Taxi - Gqom Secret Stash Out Of The Locations"。日本語に訳すと『Wozaのタクシー ― どこでもないGqomの隠れ家』と言ったところか。
イタリアの映像作家Tommaso CassinisがFADERでプレミア公開したこの作品は、Gqomという音楽シーンのユニークさと南アフリカ国内でアーティストたちがGqomをメジャーにしようともがく姿を追ったものである。
Gqomとは?
南アフリカの2番目に大きな都市ダーバンで生まれたローでトライバル、そしてミニマルなアフロ・ハウスの一種。90年代に流入したハウスがスローになり、ローカルなトライバル音楽と交わり、ストリクトリーで緊張感のあるビートとパーカッシブな高揚感が特徴のダンスミュージック。
Gqomはダブステップの大御所Kode9らがUKのクラブシーンでヘビープレイし、世界的なブームになりつつある。近年『Gqom Oh!』や『Gqom Oh! X Crudo Volta Mixtape』というGqomオンリーのコンピレーションが発売されるなど音楽ファンの間で話題になっている。
作品ではGqomシーンにおけるエクスタシーなどのドラッグが持つ役割、bhengaというダンススタイルなどダーバンのローカルなGqomシーンを紹介している。しかしどうしてGqomシーンにおいてタクシーが重要な場所なのだろうか?その答えはここにある。