JJJ『HIKARI』リリースインタビュー| 1人で作り続けること

JJJはファンを飽きさせること無く作品を出し続け、そのクオリティーを保ち続ける。2013年にFla$hBackSとしてFebbと共に登場し、当時はDJであったKID FRESINOをラッパーとしてプロデュースし、大成功した後に自身のソロ・アルバム『Yatch Club』をリリースしたJJJは、その後も活動を止めなかった。

B.D.、KNZZ、C.O.S.A.、Young Jujuといった面々に楽曲を提供しつつ、自身のセカンド・アルバム『HIKARI』を2月にリリース。ファースト・アルバムとは2年半空いていたが、その間も常にJJJは存在感を示し続けていた。関わった全ての曲が記憶に残るものだからだろう。シーンに現われた時の勢いを絶やさないアーティストは稀有な存在である。文字通り過去と同じクオリティーの作品を出していたら、人は飽きてしまうからだ。ファンの期待を裏切り続けないアーティストでい続けることは難しい。

アーティストからの信頼も大きいJJJは、どのように楽曲を生み続けているのか。クールな天才がどのような生みの苦しみと1人で戦っているかを尋ねてみたが…この男らしい返事が帰ってきた。

取材・構成・写真:斎井直史

- セカンドをリリースしての反響はどう?

JJJ - 意外に話を聞く人によって好きな曲がバラバラだったのが、俺は面白いなって思いました。その人にハマる曲をアルバムで聴いてもらえてよかったです。

- 久しぶりにFla$hBackSの3人が集まった"2024"を挙げる人は多いんじゃない?

JJJ - そうですね。結構5lackとの"HPN"とか、Stickyさんとの"ORANGE"って人もいるし、"DJANGO!"っていう"俺以外にこれ好きなやついるのか!?"っていうのを好きって言う人も居たりして。だから、色々な人にハマるものがひとつだけじゃなくてよかったな、と思ってます。

 

- 俺も何周も聴いてると印象に残る曲がコロコロ変わったんだけど、とにかく最初は"HPN feat.5lack"だった。今までに無かった気がして。

JJJ - 確かにあれは珍しくブーンベースを取り入れて作った曲なんですよ。普段はベースは自分で弾くんですけど、ブーンベースを自分で作ってハメたらすげえ合った。そうゆうトラップとかの影響でもあるっすね。

- なるほどね。最近流行ってる曲とかも結構チェックしていると思うけど、自分はEYESCREAM.JPのミックスでLil Yachtyを入れてるのが意外だったよ。

 

JJJ - あの曲めっちゃ好きなんですよ。ただ、あの『Lil Boat』が好きかと言えば全部ドラムとか同じだし自分は飽きてしまうかな。あのノリを一貫してる作品って今本当に沢山出てるし、それくらいあのノリが今流行ってるんだなぁって思います。でも、別にマイナスなイメージとか無くて好きです。ミュージックビデオとかも毎回面白いし観てて楽しい。

- Lil Yachtyといえば保守的なファンからThe Notorious B.I.G.とかを知らない事について色々批判されて話題になってたけど、それについてはどう思う?

JJJ - 思うことなんて無いっすね(笑)。だって、聴かなくなるじゃないっすかそりゃあ。まぁ、ヒップホップではなくともジェームス・ブラウンとかマイルス・デイビスをちゃんと聴いてるのかっていう話と同じだと思うんですよ。そうゆう事いわれたら俺も別にそこまで聴いてないし。別に昔のレジェンドの人達を聴けてない若い人が出てくるのは当たり前だと思うんですよね。まぁでも、タイミングがあれば聴いておいてもいいと思うんですけど。

- ちなみに普段はどう新譜を探してるの?

JJJ - 片っ端から聴くんですけど、ジャケとかで結構選んでるかもしれないっす。最近はインスタでフォローしてた外人が「あ、こいつ音源だしてんだ!」みたいに音楽からじゃなくて画像から入ったりとかもしますね。あと、女のシンガーが結構好きで、ちょっと前だとJorja Smith。俺は結構前から好きで。それがDrakeの新しいアルバムに入ってて「Drake、こいついったかー!!」みたいになりましたね(笑)。

 

JJJ - Drakeはやっぱいいなって思いました。なんかDrakeって日本では一般層までそこまで流行らないじゃないですか。メロディーがあるんだけど、トラックがあっさりというか、絶妙なシンプルさがあってガンガン上乗せしないでも、向こうではめっちゃ流行るわけじゃないですか。本当に必要なものだけで完結してて良いし、それがあんなに向こうでは受け入れられてると思うとすごいなと。

- ちなみにトラップで飽和状態だったシーンが少し落ち着いてきてる今、J君から見てトラップ以降に流行る音楽ってどんなものだとおもう?

JJJ - トラップってただの言葉だからそんな気にする必要も無いんじゃないですかね。例えば、俺が最近聞かないだけなのかもしれないですけど、グライムとかジュークとかっていう言葉もそんなに聞かなくなったじゃないですか。けど、やってるやつはいるし。だからトラップだって、ただの言葉なんすよ。

- なるほどねぇ~。

JJJ - それと、4年くらい前からある、「サンプリングのネタだけでドラムをあまり打ち込まないタイプのビート」例えば、Kanye Westの"Bound 2"みたいなやつも好きです。この手法に名前があるのか知らないけど、Alchemist周りとか最近だとWestsidegunnとかやってるやつは結構いますよね。ネタで勝負するやつって感じの。でももう最後は「無」になっていくんじゃないかなって思います。メロディーもなく、もう何にもない、ファ~ンっていうか(笑)。まぁ(音が)増えることはないと思う。

jjj

- ドラムが無いといえば今作の中では"ELA"だけど、あれはENDRUNさんとどう作ったの?

JJJ - あれは元々、あの人が作ってたトラックのドラムとかネタのパラデータだけ貰ったんですよ。それで、入れてたドラムとか全部消してネタだけにして、自分でドラムを打っていって。ベースはあの人が入れてくれてたベースを活かしつつ、ミックスを自分でやったんです。

- そういう共作の仕方なんだ。ちなみに今作の中ではライヴで聴いてみて一番"ELA"が驚いたんだよね。8拍か長いと16拍あるギターの音に対して、キックの音が息継ぎをするようにしか入らないじゃない?本人は意識をしてるか知らないけど、ライヴの時はあのキックの音とJ君の動きがシンクロしてるんだよ。

JJJ - それが自分から見えてるこの曲のノリなんでしょうね。

- ちなみにクレジットされていたENDRUNさんってどんな人なの?

JJJ - 今は大阪のPsycho PatchってクルーのDJをやってる人で、前に和歌山・大阪ツアーみたいなのをしたときに、仲良くなったんですよ。Gradis Nice、Scratch Niceの2人と地元が同じで、2人とめっちゃノリが似てて。「今日泊まっていいっすか」「全然いいで、いけんでー」「今なにやってんすか」「いけんでー」みたいな、いつ何を聞いてもオールオッケーなんですよ(笑)。大阪の人ってそんなノリの人が多くて最高だと思います。Gradis NiceとかもNY行った時「今日泊まっていいっすか」「いけんでー、てかビート作ろうや」みたいな。そういういつでも余裕みたいなノリが俺は本当に大好きで。好きっていうか、俺が甘えてるだけなのかもしれないですけど(笑)。

- ちなみに製作期間中行き詰まってタイに行ったエピソードをインタビューで読んだけど、なんでタイに?

JJJ - 『The Beach』っていうディカプリオが出てる映画があるじゃないですか。俺は楽園とかそんな興味ないんですけど、楽園の地図拾ったから行っちまおう、みたいな映画の雰囲気がすごい良いなって思って。ノリで行動をしてみたいなって思ったんです。それを観て次の日にタイに住んでるMUTA君[1]JJJとは旧知の仲であり、Fla$hBackSや前作『Yacht Club』でも客演参加をしているラッパー。現在はタイ在住だが、JUMANJIというグループを結成し活動中。に電話して「明日行きますわ」って言ったら「え?ええっ!?全然いいけど(笑)」みたいになって。piz?さん[2]足立・松戸を拠点とするVlutent Recordsのメンバー。Air Boryoku ClubではJJJがjjjj名義でトラックを提供している。MUTAと共に現在はタイへ移住。っていうもう1人タイに住んでる友達がいるんですけど、そいつには内緒でいきなり家に行ってビックリさせたりして楽しかったです。

- 旧友と会って、壁が取れたって感じ?

JJJ - いや、そういうわけではなくて、1人で海外旅行に行くと考えないといけない事が多々あるじゃないですか。この便逃すと帰れないのか、とか。俺WiFi持っていかなかったから色んな人に道とか聞いたりして。タイ語なんて英語よりわけわかんない言葉だから、見ても分かんない、考えなきゃいけない。それが良かったのかな。

- 今までを振り返ると常にJJJらしさがありつつ、期間を空けずにリリースしてるのにマンネリを全く感じさせた事が無かったじゃない。常にスタイルを進歩させられるアーティストは少ないと思うけど、その過程に壁を感じた事やアイデアの枯渇に悩んだ事はないの?

JJJ - いや、音楽においては技術的な面がまだまだ自分にはない今、機材の使い方だったりとか、音の処理だったりとか、新しいハードだったりソフトが出れば出るほどアイディアは無限にある気がします。トラックはもっと音も鳴りも良くなるし、エフェクトだってもっと上手くかけられるようになるし、正解はないし本当にやる事が尽きないんですよ。だからどこで終わらせるかとか、引き際って大事だと思うんですよ。"ELA"なんてギリギリまでベースをTsuboiさんに相談してました。

- 製作中はillicit Tsuboiさんや、レーベルの担当者さんと相談しながら進めるの?

JJJ - 担当の人から意見を貰うことはありますけど、基本的にトラックも録りも自分だけだから、フィーチャリングの人以外に聴かせる人が居ない。それが他の人達と違うところかもしれない。皆、エンジニアやプロデューサーを含め1曲に少なくとも3、4人くらいで作ってると思うんですよ。でも俺は本当に1人だから。

- どうでもいい話だけど、宅録で完結していると1日の流れってどんな感じなの?

JJJ - 朝10時にアラームが鳴って起きて、適当に動画とかみながらメールとか電話を返し、飯食ってビートとか作ってみたいな感じです。

- ビートを作るのは昼なんだ。

JJJ - いや、我慢できなくて夜から朝までずっと作っちゃう時とかもあるし、そうゆう時の方が良い物を作れてる気がしますね。これは聞いた話なんですけど、皆が寝静まった深夜から朝までの電気は、機材に供給される電力が上がって音楽に良いらしいです。都市伝説ですが(笑)。

- リリックが湧いてくる特定の瞬間とかもあるの?

JJJ - ありますよ。俺は家から川崎駅までバスで通ってて、バスでリリック書く事が多くて。家の近くのバスって川崎の工業地帯で働く人たちが乗って来る事が多いんです。最近は出稼ぎの外国の人とかも多くて、そのまま朝まで夜勤の仕事をしに行く人達も居ると考えると…自分を見つめるじゃないけど、言葉が出てくる。俺も一度川崎の倉庫で働いたことがあるんですけど、居る人達とか結構カオスで。もうなんか、誰の言うことも聞かない、どこにも属せなかった人とか多くて。勿論全員がそうではないけど、そんな人を見てると、思うことはありますね。とりあえず都内のバスとは雰囲気が全然違う。

jjj

- 確かに初期から自分には音楽しか無いっていう覚悟みたいなものが滲み出るリリックは一貫してるよね。

JJJ - 生きてて思うことだったりストレスをうまく変換できるものが、たまたま音楽だったって感じです。

- 一緒にやりたい人とかいないの?

JJJ - 一緒にやりたい奴か…誰だろな…。例えば、いいなぁとか思ってるやつがいても、Twitterとかで下らない事ばっか言ってると「あ、やっぱいいや」ってなっちゃいます(笑)。そんな事言ったら俺もそうだし、Febbに至っては本当に下らねー事しかいってないけど(爆笑)。でも、Daichi Yamamotoっていう奴がいるんですけど、どんなビートを送ってもラップを返してきてそいつとは色々やってみたいですね。

- ちょっと前にかなりエモい曲をSoundCloudにアップしてたよね。

JJJ - そうそう。23歳くらいで、今はロンドンに住んでる京都生まれのハーフの友達。既に何曲か作ってて、いつか出そうかっていう話はあるんですけども。あとは、歌モノもやってみたいですね。最近流行ってるChildish GambinoとかAnderson.Paakとか生音ファンクな感じの。

JJJ - あとはRAMZA。あの人、日本でも他にいないタイプのビートメイカーだと思います。ビートライブとか見てるとなんか自然とフロアの真ん中に歩いてっちゃって夢中で首を振らされる。それが悔しいんですよね。あの人の曲は聴くたびに全然違うような感じがして。同じ秒数のところにあったはずの音が、次聴いた時には聴こえなくなってたりして、まるで生き物みたいなんですよ。スネアもスネアって言って良いのかわからないくらいオリジナルな音で、生活音から録ったりしてるらしいです。結構奇跡の人だと思うんですよ。

- エモいといえば"Midnight Blu ft.仙人掌,Emi Meyer"もエモかったね。

JJJ - あれは俺と人との距離感がテーマの曲なんですよ。タイトルを"距離"って漢字2文字にしようと思ってたくらいで(笑)。俺、友達ともそこまでベッタリずっと行動する事ってないんですよ。昔からそうなんですけど多分、”馴れていく"ってことに抵抗があるというか。

- 彼女にも?

JJJ - いや、彼女は特別ですね(笑)。そう言えばこんな事言っちゃあ向こうの両親から怒られちゃうかもだけど、彼女の両親の実家が新潟のすっごい田舎にあるんですけど、こっちとやっぱり全然生活が違くて。野菜とか果物が多く収穫できたら近所の人に配ったりとか、俺の家にお米とか送ってくれたりして、みんな助け合って生きてて。俺なんか隣の家の人の名前すら知らないから、そうゆう人の繋がりってすげえいいなって思いました。

- なるほど。俺は田舎育ちだから、上京してきたら距離感を間違えてしまう事も多くて苦労した事もあったわ。

JJJ - あと、インターネットですよね。SNSで人との距離感がちょっと変な人とかもいるし。顔のない言葉というか。便利だけど、道徳がおかしくなってきてると思う。こんな事言ったらどんどん話のテーマがおかしくなってっいっちゃうけど…。俺は機械の進化に人間の道徳が全然追いついて行ってないと思うんです。そこが、人の心を考えられない人が増えちゃう悲しいところなんじゃないかなって思います。

- 逆に良い点でいえば、SoundCloudとかで色々な才能に出会える事だと思うけど、ネットで繋がった気になった人とかいないの?

JJJ - 結構ありますよ。アルバム出してから結構音源が来たりもするんですけど、今のところは韓国の人からが多いですね。韓国はサンプリングが基本NGらしく日本みたいにラフじゃないから、俺みたいにサンプリングしてるのが逆にフレッシュなのかもしれないっす。

- ちなみに、今回海外のアーティストには声をかけなかったの?

JJJ - 今作は関係性が一定程度ある人にお願いしようと思ってて、特に考えてなかったですね。

- 声はかけずとも良いと思う人はいる?

JJJ - ドラムの鳴りが良い人って、日本は本当に少ないと思うんです。それで言うとBoi-1daとVinylz。この2人はだいたい一緒にやってるビートメイカーで鳴り良くてが好きです。あとはFrank Dukes。

- よくアプリのiMaschineを使っているけど、今作でiMaschineで作った曲はどれなの?

JJJ - "COWHOUSE feat.Young Juju"だけかな。

- 意外に少ないんだ。

JJJ - いや、作った曲は結構あるんですけど、たまたま自分のアルバムではそんなに使わなかったんです。人にあげちゃうことが多いですね。

- そういえばYoung Jujuに提供した"Live Now feat B.D."のネタは清水翔太さんじゃない? それも意外でした。

 

JJJ - あれはKiano(Jones)から教えてもらったんです。あの人(清水翔太さん)、自分のスタジオを自撮りして曲を作る動画を上げてるんですけど結構面白いです。

- 最後に、Fla$hBackSがまとまることは…。

JJJ - あるんですかね。どうなんだろう。俺がまとめなきゃいけないんだけど、大変だなって(笑)。でも今作でやってみて、やっぱりいいなぁって思いました。日本横丁っていうFla$hBackS結成当時からいる、第4のメンバーの奴が『HIKARI』を聴いて「Fla$hBackSのファーストを聴いた時を思い出した」って言ってくれて。だから、そこの感覚をアップデートできたらなって思ってます。

 

Info

jjj

JJJ 『HIKARI』
2017.02.22 On Sale
DDCB-12095 2,300Yen+Tax
Released by FL$Nation / AWDR/LR2

[TRACK LIST]

01. BABE ft. 鋼田テフロン (Prod by JJJ)
02. ELA (Prod by JJJ&ENDRUN)
03. EXP ft. KID FRESINO (Prod by JJJ)
04. COWHOUSE ft. YOUNG JUJU (Prod by JJJ)
05. HPN ft. 5LACK (Prod by JJJ)
06. PLACE TO GO (Prod by JJJ)
07. ORANGE ft. STICKY (Prod by STUTS)
08. DJANGO! (Prod by JJJ)
09. COLD (Prod by JJJ)
10. SOUL (Prod by Aru-2)
11. MIDNIGHT BLU ft. 仙人掌, Emi Meyer (Prod by JJJ)
12. 2024 ft. Fla$hBackS (Prod by JJJ)
13. DANCE SHOES (Prod by JJJ)

脚注

脚注
1 JJJとは旧知の仲であり、Fla$hBackSや前作『Yacht Club』でも客演参加をしているラッパー。現在はタイ在住だが、JUMANJIというグループを結成し活動中。
2 足立・松戸を拠点とするVlutent Recordsのメンバー。Air Boryoku ClubではJJJがjjjj名義でトラックを提供している。MUTAと共に現在はタイへ移住。

RELATED

池袋PARCOの55周年アニバーサリー企画がスタート | オープニングイベントにはJJJ、板橋兄弟、どんぐりず、Campanella、in-d、Sound's Deli、TRIPPYHOUSING、Tete、TOKYO世界などが出演

11月に55周年を迎える池袋 PARCOでアニバーサリー企画が1ヶ月半にわたり開催される。

【インタビュー】DYGL 『Cut the Collar』| 楽しい場を作るという意味でのロック

DYGLが先ごろ発表したニューEP『Cut the Collar』は、自由を謳歌するバンドの現在地をそのまま鳴らしたかのような作品だ。

【インタビュー】maya ongaku 『Electronic Phantoms』| 亡霊 / AI / シンクロニシティ

GURUGURU BRAIN/BAYON PRODUCTIONから共同リリースされたデビュー・アルバム『Approach to Anima』が幅広いリスナーの評価を受け、ヨーロッパ・ツアーを含む積極的なライブ活動で数多くの観客を魅了してきたバンド、maya ongaku

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

Floating Pointsが選ぶ日本産のベストレコードと日本のベストレコード・ショップ

Floating Pointsは昨年11月にリリースした待望のデビュー・アルバム『Elaenia』を引っ提げたワールドツアーを敢行中だ。日本でも10/7の渋谷WWW Xと翌日の朝霧JAMで、評判の高いバンドでのライブセットを披露した。