「Kendrick Lamarがゴーストライターを雇っている」と疑っていたEminemがとった行動

2013年、EminemはKendrick Lamarの噂を聞きつけていたが、それはまだ確信に至っていなかった。素晴らしいリリックはゴーストライターのものではないのかと疑っていたのだ。その最中2013年のEminemのアルバム『Marshall Mathers LP 2』にKendrick Lamarをフィーチャー・アーティストに迎える。

これはEd SheeranがRick Rubinから聞いた話としてインタビューHNHHに語ったストーリーだ。8分のインタビューが収録されている。

 

EminemはKendrick Lamarがベストラッパーと聞きつけ、スタジオに招待し、曲を一緒に書くことになった。友人を連れてきたKendrick Lamarに対してEminemは「Kendrick Lamarだけがスタジオに入ってくれ。自分だけだ。自分のエンジニアだけがスタジオに入って、レコーディングする。友達はダメだ」と全員をスタジオから追い出した、とEdは語る。

そしてKendrick Lamarはヴァースを自分自身で書き、レコーディングを行った。その後で全員でそれを聴いたという。Eminemは「おれはゴーストライターを連れてきたのではないかと思ってテストをしたんだ。Kendrickはゴーストライターを使っていなかったし、ベストなラッパーに間違いない」と賞賛していたのだということだ。

Kendrick Lamarは2014年に出演したラジオ番組でも、レコーディングの様子を述懐している。「デトロイトまで連れて行かれて、ショーをしてからスタジオに言ったんだ。フックをやれって。スタジオに入って、フックやったよ。彼は『それ良いね』って言ったんだ。それからヴァースもやってくれって言うからやったんだ。クレイジーだったのは、かれは全員をスタジオから追い出したんだ。まるで彼が本当に自分がラップを書いているかテストしているみたいだったんだ」と当時の出来事を振り返る。

その時にできた曲が"Love Game"だ。

 

via Fader

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