荒田洸(WONK)が最近見つけた5曲 | あの人の「今」を聴く #6

カルチャーシーンを彩る様々なゲストを招き、最近の実生活の中で出会った音楽を訊いていく本企画。単に新しい音楽に触れるだけでなく、音楽というものを通して、新たな考えや、今に流れるシーンを幅広く捉えることができるはずだ。

前回のSAMO(FULLHOUSE)に続き、今回は久保田利伸とのコラボシングル"Life Like This"をリリースしたばかりのWONKのドラマー荒田洸が最近見つけた5曲を紹介。

1. Schoolboy Q - "Blueslides"

最近のヒップホップには珍しくビートが全くない曲!!激渋なジャズのネタの上でSchoolboy Qのリリックだけが細かいリズムを刻むのが、とても気持ちよくて好きな作品。

2. GoldFord - "Something Better"

James Blakeの作曲ということで聴いてみたら、全然James Blakeらしくないビート感とサウンド感だったのが新鮮でした。彼自身の最近の作品はかなりアンビエントな雰囲気が多いですが、ほかのアーティストへ楽曲提供をする時には「ここまで幅を広げられるのか」と彼の作曲家としての懐の深さが見えます。

3. Meshell Ndegeocello - "Virgo(King Britt’s Sirius B Remix)"

とにかくドラムのビートが格好いい!この曲は長い曲でして、ドラムが入ってくるまでかなり焦らされるのですが、焦らされてからの太いビートがインする瞬間の高揚感がたまらない!そんなビートと重心の低いベース、アンビエントっぽい上ネタの絡み合いも最高ですので聴いてみてください。

4. 青山テルマ、Nene - "乙"

WONKのマネージャーに教えてもらって初めて聴いた時から、シンプルな一言がキャッチー過ぎて今まで頭から離れない最高な曲!

5. Chase and Status, Stormzy – "BACKBONE"

個人的にこの両者アーティストは待望の組み合わせ!
ビートも最高だし、ラップの載せ方も最高。アゲでしかない!!!!

過去回はこちら

Info

荒田 洸 HIKARU ARATA / ドラムス
DRUMMER / PRODUCER / BEATMAKER / VOCALIST
WONKのリーダー、ドラマー。2018年にソロEP『Persona.』をリリースし、ボーカリストとして活動の幅も広げる。所属レーベルEPISTROPHではkiki vivi lily、MELRAW、HipHopシーンではラッパー唾奇やISSUGI、IOの楽曲やバンドサウンドをプロデュースしている。WONKとしては久保田利伸とのコラボシングル「Life Like This」をリリース。

2024年9月4日(水)配信

アーティスト:WONK,久保田利伸

タイトル:Life Like This

再生・DL https://virginmusic.lnk.to/LifeLikeThis

7インチアナログ/カセットテープ予約購入先リンク

2024年11月3日(日祝)発売

購入はこちらから https://store.epistroph.tokyo/


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