ShioriyBradshawが最近見つけた5曲 | あの人の「今」を聴く #7
カルチャーシーンを彩る様々なゲストを招き、最近の実生活の中で出会った音楽を訊いていく本企画。単に新しい音楽に触れるだけでなく、音楽というものを通して、新たな考えや、今に流れるシーンを幅広く捉えることができるはずだ。
前回の荒田洸(WONK)に続き、今回はNY遠征や先日開催された『Ultra Japan』出演を経て、来週に自身の主催パーティー『Eustress』や、Tohji主催のパーティー『u-ha』への出演を控えたDJのShioriyBradshawが最近見つけた5曲を紹介。
1. Nick León & Erika De Casier - Bikini
今年の夏、様々なベニューで耳にしたレーベル「TraTraTrax」からリリースされた一曲。疾走感もあるのにドリーミーな雰囲気もあって、どこか不思議な感情を引き起こします。
Nick León x Erika De Casier x TraTraTraxと日頃から好んで聞いているアーティストやレーベルのコラボレーションにはかなり興奮させられました。
2. Ynfynyt Scroll - La Nasty
Tinasheの楽曲"Nasty"が大リミックス祭りになっていますが、その中で特に印象的なのが、私のDJセットで欠かせないYnfynyt Scroll(アメリカとコロンビア・ボゴタを拠点に活動するDJ/プロデューサー)のリミックス。斬新な展開が魅力的で、年内に何度もプレイすることになりそうです。
3. Sisso & Maiko - Kivinje
秋が近づくとSingeli(タンザニア発祥の高速なダンスミュージックジャンル)を聴きたくなるんですよね。
安心のSisso様のニューアルバムが、レーベル「Nyege Nyege Tapes」からリリース。改めて自分はループサウンドが大好きだなと思っちゃいました。
MVも可愛いかったです。
4. Nyksan, Moa Pillar - Aló ma
1曲目の紹介でも登場したレーベル「TraTraTrax」の2023年にリリースされたコンピレーションアルバムに収録されている一曲。
中毒性のある楽曲で、ミックスにも現場でのセットでも頻度高く出現させています。
ちなみにNyksanは「TraTraTrax」のレーベルオーナーで、私の主催イベント『Eustress』にも出演してくれたことがあります。
個人的にかなり推しのレーベルなので、ぜひチェックしてほしいです。
5. Mion - I wanna be rich (feat. KEIJU)
仙台発レゲエDeejay・Mionの2021年にリリースされた楽曲。
この曲は、確かZENDO(仙台にルーツを持ち、現在東京を拠点に活動するDJ)がセットでかけているのをきっかけに知りました。
親しい人たちの間では、パーティーのクローズアンセムに。
高校生の頃、同じパーティーに出演していたMionの活躍にこれからも注目しています。
過去回はこちら
Info
ShioriyBradshaw (シオリーブラッドショー)
日本人のDJ。2006年にターンテーブルを入手し、DJとしてのキャリアをスタート。 東京を拠点にアジア、海外でグローバルに活動中。 地域性に富んだグローバルサウンドに対してアンテナを張り続けている。2016年に自身初のMIX CD『NOVA』、2019年にManhattan RecordsよりMIX CD『Lifestyle』をリリース。 2021年から2024年まで香港の配信プラットホーム「Hong Kong Community Radio」のレジテントを務め、 2024年からはガーナの配信プラットホーム「Oroko Radio」のレジテントを務める。
2023年より自身主催パーティー『Eustress』を始動。
『Eustress』
Date: 2024/09/23 Mon
Venue: 不眠遊戯ライオン
Open: 22:00
Door: 2,000yen
u-ha TOKYO
2024_09/28 (SAT) Spotify O-EAST, Shibuya
Start: 24:00
TICKETS
https://w.pia.jp/t/u-ha-t/