【特集】Life with Tattoo Vol.5|My First Tattoo Report

タトゥーへの理解を深め、より私たちの社会にとって身近に捉えるための特集『Life with Tattoo』。本特集では、様々な形でタトゥーに関わる人々を通して、クールなファッションや自己表現として存在しながら、同時に社会の奇妙な歪みの煽りを受けてきたこの文化について改めて考える。

その第5回であり最終回となる本記事では、第4回に登場して貰ったタトゥーアーティストKajiのもとで、実際にインタビュアーが初めてのタトゥーを入れたレポートを掲載する。

取材・構成:島田舞

写真:寺沢美遊

1. デザイン相談

最初にタトゥーアーティストと共にデザインを決めていく。実際はデザインを予め決めていく人が多いそうだが、場合によってはアーティストとデザインをその場で決める人もいるようだ。こういうモチーフにしたいなど、大体のイメージを決めておくとスムーズに進む。

元々カービィのタトゥーを入れたいと決めていたので、画像検索の中から一番イメージに近いものをセレクト。疾走しているカービィ。

選んだデザインを元に、Kajiが下絵を幾つか描いてくれた。その中から希望のサイズの下絵を、選び入れたい箇所に貼って位置やサイズ感を確認する。

デザインを見て手の甲の内側に入れたくなったので、実際にテープで貼りつけ全身鏡を見たり何度も貼り直して位置やバランスを確認した。重要なプロセスなので、焦らず慎重に決める。

「少し傾けた方がカービィーが駆け上がっている感じがしてかわいいかも。」や「線は細めの方がいいかもしれない。」などKajiからの提案があり、微調整を何度も行った。

2. レタリング

位置やサイズを決めたら下絵を肌に写していく。ここでも何度もやり直しが効くので、納得いくまで最終調整が可能だ。

3. 実際にタトゥーを入れていく

転写後、最終確認をしたら実際に彫っていく。針でチクチク刺されているような鈍い痛みを感じたが、我慢できる範囲。入れている最中の機械音で寝てしまう人もいるそう。

入れては拭き取りを繰り返し、約15分程度で完成。

4. アフターケア

余分に付着したインクを拭き取り、透明な塗る絆創膏を塗って完成。今回はデザイン決めから完成まで30分程度で終わった。

デザインやサイズ、アーティストによって価格は変動するが、今回はワンポイントで¥10,000。不安な人は事前にSNSのDMやメールなどで希望のデザインと大きさなどのイメージを伝え、実際に時間や料金がどれ位になるか相談してみるのがいいだろう。

アーティストサイドからのデザイン提案もあったので、初めてのタトゥーだったがスムーズに施術を進めることができた。アフターメンテナンスも行ってくれるので入れた後も安心。

『Life with Tattoo』を通してタトゥーを入れてみたくなった方は、Instagramで気になるデザインやアーティストを探して見てはいかがだろうか。

Info

Joytown Tattoo

https://www.instagram.com/kaji.jt/

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