故Nipsey HussleのパートナーLauren Londonが彼が残した影響や銃による暴力について語る
昨年4月に銃撃を受けて命を落としたNipsey Hussle。生前の彼のパートナーであったLauren LondonがWeb番組『Red Table Talk』に出演。そこでNipsey Hussleが命を落とす原因となった銃による暴力について語っている。
Complexの記事によると、Lauren Londonは先日公開された『Red Table Talk』の最新エピソードにて、先日ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人男性のジョージ・フロイドさんが警察による不当な暴力を受けて死亡した事件について触れた際に「私は子供たちに警察について沢山のことを教えてる。車を止められた時の対処法とか。アメリカの黒人を守るための教育をしてる」と、黒人が警察によって頻繁に理不尽な暴力を被る現状から子供を守るための教育を行っていることを明かした。続けて自身の過去の経験を振り返り「高校では沢山の男の子たちがギャングに入って、夏休みが終わる頃には彼らの多くがいなくなったことを覚えてる。(中略)だから、麻痺してるとは言いたくないけど、そういうこと(銃を用いた暴力について)について聞くことは慣れてた」「私たちは紛争地帯で育ったから、警戒しなきゃいけなかったんだよ」と語っている。
また、彼女は2018年に命を落としたNipsey Hussleについて、「Nipがインスピレーションを与えた人たちに会うことが本当に好き。彼がまだ彼がここにいるように感じるから」と、生前の彼が与えた影響が現在も様々な人々の間に波及し続けていることを嬉しく思っているとしている。
現在のアメリカの状況において、人種差別や警察に抗議するプロテスターたちにも聴かれ続けているNipsey Hussleの楽曲。惜しくも命を落としてしまった彼のメッセージがさらに大きな広がりを見せ、彼のような犠牲者が出ないようになることを願ってやまない。
Lauren Londonが出演した『Red Table Talk』はこちらから観ることが出来る。