Snoop Doggが「Nipsey Hussleは2Pacが出来なかったことをやった」と語る
今年の4月、銃撃によりこの世を去った故Nipsey Hussle。今もなお、彼を惜しむ声が多くある中、人気ラジオ番組『The Breakfast Club』に登場したSnoop Doggが故Nipseyは現代の2Pacだったと語った。
今週水曜日、Power 105の『The Breakfast Club』に登場したSnoopは生前交流のあった故Nipseyについて聞かれ「Nipseyが持っていた魂は2pacが持っていた魂と同じで、人々と密な関係を築き、ただ還元しようとしていたんだ」と語り、続けて「俺が思うにNipseyはTupacが出来なかったことをやった。Nipseyは裾野を広げたんだ。440リレーでバトンを受け渡すようにね」と故NipseyがTupacの後を継いでいたと述べている。
また、Snoopは「俺は2Pacの魂はNipseyの中にあったんだと思う。Tupacが撒いた種だったんだよ。なぜならNipseyは2Pacみたいにラップはしないけど、Tupacみたいに活動していたからね」と語るとともに「彼(Nipsey)は愛らしかったが、同時にギャングでもあった。彼が子供達に対してやっていたこともコミュニティのためだった。Tupacがそうであったようにね」とも述べた。故Nipseyと故2Pacの両者ともと交流のあったSnoopだからこそ見える共通点なのだろう。
話題は、彼が先日リリースした最新アルバム『I Wanna Thank Me』に収録されている故Nipseyへのトリビュートソング“One Blood, One Cuzz”にも及んでいる。
「本当に本当に心が傷んだ」とNipseyが亡くなった当時のことを振り返った彼は続けて「その精神状態で曲を書くのは少し大変だった。彼(Nipsey)をどのように表現したらいいか分からなかった」と悩んでいたことを明かした。
さらにSnoopは故Nipseyのコミュニティへの愛について「彼はギャングの暴力を止めようとしていたんだ。彼はCripsの出身でギャングのメンバーを愛していた。でも彼はBloodsも愛していた。YGも愛していた」とNipseyがコミュニティ全体のことを気にかけていたことを明かし「Nipseyがフッドや色々な地域と結んだ絆は申し分ないものだった」と彼の功績を称賛した。
Snoopも言っているように故Nipseyは自身のコミュニティのために尽力していたが、最後は皮肉にもそのコミュニティで撃たれてしまった。改めて、このようなことが再度起こらないことを願う。
インタビュー全編は下の動画から見ることが出来る。