Chance The Rapperが「俺はJay-Zがプロデュースするハーフタイムショーには出ない」と発言

人種差別に抗議したコリン・キャパニック選手の処遇が批判を浴びたNFL。それに伴い昨年のスーパーボウルハーフタイムショーでは多くのアーティストが出演を拒否したことが報じられた。その打開策としてNFLはJay-ZとRoc-Nationにハーフタイムショーのプロデュースを任せたようだが、それでも出演に意欲を示さないアーティストはいるようだ。

ラジオ番組The Breakfast Clubに出演したChance The Rapperが、ハーフタイムショーに話題が及んだ際に出演の意思と予定が無いことを明かした。彼は「俺は出ないし、誰からも話は来てないよ。スーパーボウルは俺がやるべきことだと思わない。今は変わるべきことが沢山あると思うし、それに取り組んでいるし、助けてくれる人も沢山いると思う。サポートしてくれたJay-Zには感謝したいけど、個人的にやらなきゃいけないことがあるんだ。それは他の人を変えたりエンパワーするものだと思うけど、スーパーボウルとは関係ない」として、Jay-Zを支持はするものの自身はハーフタイムショーと関係の無いところで動き続けたいと語っている。

XXLによるとJay-ZとNFLの契約は物議を醸しており、NFLが批判を浴びるきっかけとなったキャパニック選手側の弁護士はJay-Zを「冷血」と呼び、彼がNFLの体質を変えるために動いていないことを指摘している。Chance The Rapperが必ずしもNFLの抗議のために先の発言を行ったのかどうかは分からないが、NFLが人種差別に加担しているというイメージを払拭することは難しそうだ。

Chance The Rapperが出演したThe Breakfast Clubはこちらから観ることが出来る。

RELATED

Chance The Rapperが『ホームアローン』のリブートバージョンを企画中と明かす

Chance The Rapperが先日人気TV番組『The Tonight Show』にリモート出演し、そこで現在計画中のある企画について明かした。

Jay-Zがマリファナビジネスに参入するマイノリティをサポートする基金を立ち上げる

昨年、自身のマリファナブランド「Monogram」を立ち上げたJay-Z。そんな彼が、新たにマイノリティが経営するマリファナのスタートアップ企業に投資するための基金を立ち上げたことが報じられている。

Megan Thee StallionがJay-Zからホットな女性になるためのアドバイスを受けたと明かす

Cardi Bとの大ヒット曲“WAP”や先月発表された新作『Good News』など、押しも押される勢いで活動を続けるMegan Thee Stallion。そんな彼女が、自身の所属レーベルRoc NationのオーナーであるJay-Zから貴重なアドバイスを受けたことを明かしている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。