今月の25曲 | 2019年7月編 Selected by 高橋アフィ、CH.0、鳥居真道、Lil Mofo、和田哲郎
昨年よりスタートした好評の連載企画「今月の25曲」。様々な形で音楽に携わるレビュアー陣が、その月に聴いた音楽から5曲を紹介するコーナー。
レビュアーとして登場するのは、TAMTAMのドラマーでDJとしても活動し、好きな音楽は新譜という高橋アフィ、京都を拠点に活動するDJでKID FRESINOとのパーティ『Off-Cent』も話題のDJ CH.0。さらにトリプルファイヤーのギタリストで他アーティストへのライヴ、楽曲への参加も行う鳥居真道、東京を拠点に国内外で多くのギグをこなすセレクターのLil Mofo、FNMNLの編集長・和田哲郎の5名。
新譜だけでなくその月に聴いた楽曲ならなんでもOKという、ゆるい縛りの中から5人がセレクトした楽曲がこちら。
高橋アフィの5曲
1. Butcher Brown "Camden Square" sur TSFJAZZ !
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vapor/ローファイ以降のライブ音響へのこだわり方、「よきPAとの共闘」というのも一つの正解ではあるのですが、とは言え楽器の生音って現実に鳴っていてハイファイなんですよね。という状況に対して、今のところも個人的に面白い回答2連発、その1です。
みんな大好き、リッチモンドのジャズ~ファンク・バンドButcher Brownのライブ動画。いつもはローズやらシンセ使うことで「ローファイな音響」をライブで再現している(ように聞こえる)のですが、こちらはDJ Harrisonがピアノを使っているver.。どうやって「ローファイ」な質感を出すのかと思ったら、ピアノの低音&バスドラの連打により低域に音を重ね、ベースとピアノとバスドラの混ざり具合であの感じにしています。またドラムのCorey Fonvilleの音色も枯れ系で一応ローファイ方向ではありつつも、ファットさ&ファンキーさで適切なスケール感出しており、より適切というかローファイのマッチョ版で最強。
ちなみにButcher Brownの昔の動画は、マスターに思いっきり変なフィルターかけ、強制的に音質悪くしており、そちらもよかったです。
2. Drum Solo - Louis Cole
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その2。Louis Coleです。楽曲、映像、演奏…すべて独自路線ではあるのですが、彼の大きな特徴の一つは間違いなくドラムのチューニングでしょう。あまりの音のヘンテコさ/へっぽこさ(特にバスドラ)に、はじめ聴いた時は「毎回録音が下手なのか?」と思っていたんですが、どこかのインタビューで「ドラムのチューニングだけはこだわっている」と発言しており、狙っていてこの音だったんだという衝撃が。とはいえそう思って聴くと、彼の世界観にぴったり合うような8bit的とも言える独特なバスドラの音。多分ミックス自体はストレートで(シンセの音はプリセット感すらあるし)、その分ドラムの生音をなまらせまくることに「ローファイ」な世界観を出していると思います。
さらに、スネア/タムの上に置かれたシンバルは単体ではかなりキラキラした音のもので、それを楽器の上に乗せてあまり鳴らさない≒音の詰まった感じを出しており、いわゆる「ハイファイに対してのローファイ」というよりも、ヘンテコな音が楽しく聞こえる世界としての「ローファイ」を志向しているようにも聞こえます。
つらつら書きましたが、生音をヘンテコにすることで「音色の面白さ」を音楽に取り込んでいる例でした。
3. Africa Express - 'Where Will This Lead Us To?' ft. Moonchild Sanelly, Radio 123, Blue May
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ブラー/ゴリラズのデーモン・アルバーンを中心に、異なる文化/ジャンル/世代を超えアフリカ音楽にスポットを当てるプロジェクトの新作、南アフリカのミュージシャンとの交流で生まれたアルバム『EGOLI』より。アルバム全体を通して乾いたタイトさ/ミニマルさがあり、作曲面だけ(あるいはメロのみ借用するようなやつ)というよりも、グルーヴや音色で交流し作られた雰囲気が良いです。
という中でメロウな楽曲。曲調に対しシンプルな音の配置が面白いです。またリズムは大きめなんですが、タイトというか正確というか、ヨレやなまりとは対極なヘルシーさが不思議な感覚で印象深い曲でした。
4. 30/70 - Tempted
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メルボルンのジャズ・コレクティブ30/70の新曲。現代ジャズ/ネオソウル以降のバンドの一つ、という印象だったのですが、クラブ・ミュージック路線に振り切り滅茶苦茶良いです!ハウスやエレクトロとの関連は感じさせつつ、演奏技術はしっかり生かしており、結果ドロドロだけど演奏はバキバキという、独自かつ新しい音楽へ進んでいます。メンバーそれぞれがソロでも活動しており、特にベーシストは完全にハウス路線、それがバンドに良い影響与えている気も。
無理やり分析すれば、演奏の(エレクトロに比べて)不安定さを「ループを聴かせられる旨味」としているように聞こえます。一歩間違えると「ループの気持ち良さが無い」となるんですが、そこを絶妙なバランスで聴かせていて、リズムの複雑さとビートの踊れる感じの両立させ方が巧みです。
5. Kaidi Tatham - Cost of Living
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UKクロスオーヴァー・シーンの重要人物Kaidi Tathamの新譜より。基本的にはクラブジャズやハウスの人だと思うのですが、最近の作品ではどんどん情報量が増え続けており、ついにここまで来てしまいました!!!始終動き続けるベースに動きまくるコード、踊りやすいのかよくわからないドラムで、エクスペリメンタルというか高速なゲーム音楽というか難易度重視のフュージョンというか。歌心を廃したミニマルな編成で、結果つかみどころのないジェットコースターのような、上下左右にぶんぶん振り回されるような不安定さが最高です。
これだけ不可思議な楽曲にもかかわらず、おしゃれではあるというところがKaidi Tathamのすごさだと思います。
高橋アフィ
TAMTAMのドラムの他、文章やDJ等。好きな音楽は新譜、趣味はYouTube巡り。
CH.0の5曲
1. Stones Taro - Holy Holly
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近年稀に見る遅めの梅雨入りからスタートした2019年、夏。それと機を同じくして徐々に熱を帯びていった個人的Breakbeats House熱。思い返せば、以前この企画でもピックアップしたPerko - Rounded辺りからその好奇心は進路をレフトフィールドへと進め、速度はBPM130を保ったまま今も進行を続けてます。
そんな中、通っていた大学の先輩でもあったStones TaroさんがUKのScuffed Recordingsからリリースした『After High EP』に衝撃を受けて以降、今回ピックアップさせてもらった『Holy Holly』をリファレンスに、音楽ライターの小野田雄氏をはじめとする有識者にも教えを請いながら、オールドスクールブレイクビーツ再構築系の楽曲を重点的に掘っています。他にもDJ GarthらGrayhound Recordings 周辺楽曲の再評価、DJ Central・DJ Sportsらデンマーク勢のリリースも熱い。
最近では、UKのグライムラップとの親和性を感じていて、DJの時にはよく混ぜてプレーしています。
2. Ivy Lab & Barclay Crenshaw - Betty White
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近年ある意味形骸化してしまったLo-fi Hiphopに嫌気すら差していた今日この頃、思わぬ所からの刺客が現れたんじゃないでしょうか。元はと言えばfuture bass的な立ち位置からビートミュージックを解釈し、アブストラクト〜ダブステップ〜インダストリアル的な要素飲み込んで低空飛行している印象の強かった Ivy Lab が、LAを拠点に活動するHouse/TechnoプロデューサーBarclay Crenshaw とのジョイント作品として発表した今作。鋭くも温かいって表現が自分の中ではしっくり来ていて、侘び寂び的な様式美すら感じさせるもったりブーンバップサウンドが気に入ってます。ときどき挿し込まれる空間系のヴォコーダーがいいアクセント◎
3. QNOE – YOUNGBLOOD BRASS BAND - NOBODY (QNOE CLUB EDIT)
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『FOR CLUB USE ONLY』と名付けられた9曲入りのクラブエディットは、自分を含む地方DJたちにとっては、実に痒い所まで手の届いた良楽曲群のように思えました。世俗的なチャート市場とは離れた、所謂“いい音楽なら何でもあり”なバイブスを持ち合わせた音楽愛好家が多く集まる関西のクラブシーンで、単純に“ノれる音”かどうかが判断の尺度になっている事実は、良くも悪くも確かにある様な気がします。それこそ“カッコよければ何でもあり”なHIP HOPの土壌ですくすくと育った自分が、そんな風潮を悲観する訳などなく、むしろ好戦的にダンスミュージックの現場へその基準を持ち込む中で、UKの老舗レーベルTru ThoughtsのJazz名曲Youngblood Brass Band “Ain't Nobody”を大胆にクラブエディットしたこの曲は、切り札的一曲としてプレイリストに忍ばせています。おそらく原曲作者本人らの意向など全く無視した808の応酬と、トロピカルな上ネタのレイヤーに自然とカラダが反応する事間違いなしです。
4. Koh - 『HIP』 prod by Yotaro,Aru-2
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今年3月に発表した“BAKI”もバイラルヒット中、大阪を拠点に活動するKoh。2ヶ月前にリリースされたものですが、曲の雰囲気から個人的に夏を感じていたので敢えてこのタイミングでチョイス。
活動当初から滑らかにに表現の形を変化させつつも、常に地に足のついた言葉選びと自分の中にあるスタンダードをぶらす事なく邁進するこの男は、キラキラした現代のHiphopシーンに鋭いローキックぶち込んでくれてます。
5. Childish Gambino - Summertime x Frontin' (esentrik edit)
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夏になると聴きたくなる私的2大名曲が、偶然にも出逢い交わったブレンド/エディット。この夏DJでもよく使ってます。作品一枚通してThe Neptunesのオケを使用していて、Childish GambinoやAriana Grande、Drakeのアカペラを大胆にマッシュアップ。その潔さ故に当然のことながらデジタルリリースのみとなっていますが、昨年1月から今作でなんとシリーズ3作目。毎日冷房の効いた部屋でせっせとアカペラを探しては、DAWソフトでピッチ補正したNeptunesのオケと掛け合わせる日々。決して陽の目を見ることのない陰の功労者を、これまた日陰から応援しております。敬具
本企画連動のSpotifyプレイリストもまだまだ更新中! 是非チェックを!
CH.0
京都を拠点に活動するDJ。2017年 KID FRESINOと共にDJパーティー『Off-Cent』をスタート。
その他、数々のアーティスト・ビートメーカーの作品へのスクラッチ参加に加え、
自身のMixCloud上で多数のMIX音源を公開。現在、自身初となるアルバムを制作中。
https://www.mixcloud.com/channel-0/
鳥居真道の5曲
1. SHYGIRL - UCKERS
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皮モノパーカッションと電子音のループの組み合わせって本当に良いものだと思いませんか!女性の叫び声のサンプルもクール。シーケンスの譜割を変えて展開をつけていくっていうアイディアもフレッシュじゃないか。
SHYGIRLはロンドンのラッパーで、NUXXEというレーベルの創設者のひとり。レーベルメイトのcoucou
chloeと今年の5月に来日公演を行ったとのこと。自分はもうシャイボーイという年齢でもないけれど、かっこいい音楽が流れている場所に行くのに物怖じしてしまうところがなきにもせず。
2. Saul Williams - Experiment
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ちびるものをちびってしまいそうなクールさ、ミニマルさ。Saul Williamsはニューヨーク出身のラッパーで、詩人、作詞家、音楽家、俳優、活動家としても知られているそうだが、恥ずかしながら今回初めてその存在を知りました。
"Experiment"は先日リリースされたアルバム『Encrypted & Vulnerable』からの一曲。薄い音のレイヤーや空間系エフェクトの処理などに神は細部に宿るよね、やっぱりねと再認識。そしてこのハットの音量の慎ましさが肝だと思う。
Saul Williamsのボーカルはポエトリー・リーディングと呼ばれるものとして良いのでしょうか。英語だから内容がわからないけれども、わからないがゆえに、音ないし声がもたらす快楽が前景化するところがある。邪道な聴き方かもしれないが。
3. avery r. young - Get to Know a Nina Simone Song
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avery r. youngはシカゴ在住のミュージシャンで、教育、視覚芸術、文学といった分野でも活動しているとのこと。"Get to Know a Nina Simone Song"は7月19日にリリースされた『Tubman.』収録された曲で、タイトルが示すとおり、"See-Line
Woman"やIke & Tina Turnerのカバーである"Funkier Than Mosquito's Tweeter"などをファンク化したようなトラックといえよう。ジェントルな歌唱法を身につける前のAl Greenを彷彿させる歌いっぷりが気持ち良い。女性コーラスの渋みも味わい深いではないか。
4. Ada Lea - what makes me sad
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Ada LeaはモントリオールのSSW。はちみつぱいの“土手の向こうに”をPixiesがカバーしたような風情の"what makes me sad"は彼女の1stアルバムとなる『what we say in private』からの1曲。
カンタベリー系のファンであればイントロのギターとサックスのユニゾンに心を奪われるはず。レイヤーの溶け方が凄まじく、聴いていると脳みそがとろっとろになりそう。初めてThe
Bandの1stの聴いたときに心にもたらされた微妙さを感じた。「これは一体どういう発想で作られた音楽なんだろう・・・」というような。たぶんAda LeaもThe Bandの音楽を意識してるんではないだろうか。
音楽のオタク的な発想だけしていても到達しないであろう音の扱い方にやはりぐっとくるのだと思う。2019年個人的なベストトラック大賞SSW部門ノミネート作品のひとつとしたい。なんじゃそりゃという話だが。
5. Pip Millett - Fancy
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Pip Millettはマンチェスター出身のシンガーで、"Fancy"は『Do Well』と名付けられたEPからの1曲。夏場はやはりこのように「良い感じ」としか言いようがない曲が聴いてなんぼの季節。去年の夏も彼女の"Love The Things You Do"をよく聴いたものです。夏をテーマにしたプレイリストに"Fancy"を選ぶとしたら、次に流れる曲はNasの"Cherry Wine feat. Amy Winehouse"でなくてはならない。やはりこの時期は軽い選曲をしなくちゃ。
"Fancy"のプロデューサーはJosh Crockerという人で、Kali Uchisが昨年リリースした『Isolation』収録の"Feel Like a Fool"をプロデュースしている。『Isolation』もまた昨年の夏に何度も聴いたアルバム。夏は暑いし湿度も高いし甚だ不快な季節だが、夏なくして我らが愛すべきサマーチューンは存在できないので、あまり悪く言ってはならない。
鳥居真道
1987年生まれ。トリプルファイヤーのギタリストで、バンドでは多くの作曲を手がけている。また他アーティストへのライブやレコーディング参加、楽曲提供、選曲家としても活動。ピーター・バラカン氏はじめ多くの方とDJイベントも定期的におこなっている。
Lil Mofoの5曲
1. Lone - Young Star Cluster
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跳ね上がるドラムに憂鬱なメロディーが躁鬱を感じさせるLoneの新譜です。ディストピア本番感出てきた昨今、イギリス人もこのくらい跳ね上げてないとやってられないのか・・完全に憶測だけど日本人のわたしも共感します!!おかしな世界に手を取り合って抵抗していかなければ。
2. Filter Dread - RX 4 Real
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大好き!!EP全体をおすすめしたいです。DMX Krew!!
3. Konx-Om-Pax - I'm For Real (ft. Nightwave)
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Planet MuからKonx-Om-PaxのLPが出ました。一昨年Ceephaxと一緒に来日したとき観て、みんなはどうだったか知らないけどわたしはブチあがった!!RAVE演歌って感じのエレクトロです。でも、もっと素な感じはKreggoのレーベルart-audコンピ収録の新曲をチェックしてみて下さい。
4. Nível de Chama - Serpente
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超かっこいい!!なんだろうこれは。聴いてみて下さい!!
5. Tasho Ishi - Chase the Rainbow
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ブリーフ君のアルバムが出た。コンセプトから内容までみっちりとしたすばらしい作品で感動しました!!ぜひ全体を通して聴いてみて下さい。
Lil Mofo
リヨンのラジオ局、LYL Radioで2ヶ月に1本番組を担当しています。現在DJのブッキングはお受けしていませんが、8/20にGrassrootsで久しぶりにDJします。ぜひ遊びに来て下さい。
https://soundcloud.com/lil-mofo-business
https://www.mixcloud.com/lilmofo/
http://lyl.live/show/lonely-only/
和田哲郎の5曲
1. Cousin Stizz - Perfect feat. City Girls
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暗いんだけどテンションが上がる曲が個人的に好きで、テンション高すぎる曲は夏には暑いということで、この季節に聴きたくなります。まさにこの曲はその意味で文句なし。インダストリアルな響きも感じる重心の低いビートに、「おれは完璧」とラップするCousin Stizzによるセルフボースト全開のフックも心強い。客演のCity GirlsのYung Miamiも含めてめちゃくちゃかっこいいラップを決めてくれています。Cousin Stizzはあまり派手ではないけど、間違いなくかっこいいラップをしている1人でアルバム『Trying To Find My Next Thrill』も楽しみ。
2. YBN Cordae - RNP feat. Anderson. Paak
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素晴らしいアルバム『The Lost Boy』についてはFNMNLのレビューをぜひチェックしてほしいですが、アルバムで一番好きだったのは先行シングルのAnderson .Paakを迎えたこちらでした。丸っこいファンキーなベースラインを、オーセンティックにしすぎずに仕上げたトラックは、J. Coleの手によるもの。.PaakはもちろんCordaeも負けず劣らずのボーカルを聴かせてくれます。『the Tonight Show』でのライヴも最高です。ライヴが観たい。
3. Ann Marie - Throw It Back
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シカゴのシンガーAnn MarieのEP『Pretty Psycho』も猛暑を和らげてくれる一枚で、とっても良い作品でした。Jeremihがバッチリの客演をかましている音数少なめな"Trip"も最高ですが、うなりをあげるベースラインと、Ann Marieによる歌いすぎないボーカルが絶妙のThrow It Backが一押しです。
4. Dominic Fike - Phone Numbers
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今年の上半期を代表するプロデューサーは、Kenny Beatsだと思いますが、フロリダのシンガーDominic Fikeの新曲でもいい仕事をしてくれています。チルなムード漂うメロディーに対し、あえて流されずにカチッとしたビートをハメることで楽曲をしっかりと締めていて、さすがわかってるなあと言いたくなる1曲に。Kenny BeatsはYouTubeチャンネルにアップしている、The Caveというシリーズもおすすめ。人気ラッパーたちを自身のスタジオに招き即興でセッションを行うのですが、USのシーンの空気感とすごいスピード感がわかるものになっていて、ありがたいです。
5. dodo - nothin
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FUJI ROCKにも出演して快進撃が続くdodoちゃんの新曲(と思ったらさらなる新曲"renq"も出ちゃいました)。転機となった"Kill More It"やアルバム『importance』以降の彼が言いたいことがシンプルにまとまっていつつも、なおかつフロウとしても心地よさを生んでいるという1曲で、この再生回数も納得でしょう。dodoちゃんがいつからか、楽曲の中で「俺」ではなく、「俺ら」と言い始めた時はすごくグッときてしまったのを覚えてますが、その感覚はこの曲にも息づいてますね。
和田哲郎
FNMNL / shakke-n-wardaa