写真家・中平卓馬の命日にドキュメンタリー『カメラになった男—写真家 中平卓馬』の上映が決定

上映機会の少ない傑作映画を発掘して広めることを目的とし、季節に1回、アップリンク渋谷と京都・誠光社を拠点に開催される上映シリーズ『肌蹴る光線―あたらしい映画―』。その第6弾となる上映作品が決定した。

今回の上映作品は小原真史監督による『カメラになった男—写真家 中平卓馬』(2003 年・91 分) 。同作は1977年に急性アルコール中毒で昏倒し、記憶と言葉の大部分を失うこととなった写真家・中平卓馬に3年間密着して撮影されたドキュメンタリー映画だ。中平が横浜の自宅周辺で写真撮影をする姿や沖縄を訪問する様子などを捉えており、劇中には森山大道、東松照明、港千尋、荒木経惟、高良勉らも登場する。

中平の命日である9月1日、アップリンク渋谷での上映後には監督の小原真史と社会学者の長谷正人を迎えたトークショーの開催も予定されている。

INFO

『肌蹴る光線 —あたらしい映画— vol.6』

・東京会場
場所:東京都 アップリンク渋谷
2019年9月1日(日)
20:00~『カメラになった男—写真家 中平卓馬』上映
※上映後に小原真史監督、長谷正人さんによるトークを開催
料金:1,800円

・京都会場
場所:京都府 誠光社
2019年9月26日(木)
2019年9月28日(土)
共に19:00~『カメラになった男—写真家 中平卓馬』上映
料金:各1,500円(ドリンク別)

公式サイト:
https://hadakeru-kosen.tumblr.com/
Twitter:
https://twitter.com/hadakeru_kosen

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