【対談】cero・高城晶平×田我流 『Traffic』|ノスタルジーの粉を吸わずにはいられない

例年よりすこし遅めではあるものの、梅雨が明け、本格的な2019年の夏が到来。フジロックも無事開催終了し、本格的な夏フェス/ライブ・イベントのシーズンを迎えている。そして、今後予定される数多ある夏イベントのなかで、一際の存在感を放つのがceroが主催するライブ・イベント『Traffic』である。新木場STUDIO COASTで2016年から毎年開催、今年で4回目を数える本イベントは出演ライブ陣やDJ、フードの出店などのセレクトをすべてceroメンバーが担当、ほかでは見ることのできない組み合わせが醍醐味となっている。今回は8月11日(日)の『Traffic』開催を目前に、ceroの高城晶平とライブで参加することが決定している田我流の対談を敢行。子育てからノスタルジーにまつわる話、もちろん本イベントに関するあれこれをざっくばらんに語ってもらう。

取材・構成 : 高橋圭太
撮影 : Cho Ongo

- 今回は8月11日に新木場STUDIO COASTで開催される『Traffic』を前に、出演者であるおふたりに話を訊こうと思います。まぁ最初は最近の興味みたいなところから伺おうかなと思っているんですが。

高城 - ついこのあいだ、自分の子供が手足口病になってしまって。自分はまだ大丈夫なんですけど。

田我流 - あ! おれもかかったんですよ、手足口病。あれやべえから、マジで(笑)。まず手と足にブツブツが出て、立ってられないくらい痛い。あとは熱が出て、口のなかのポツポツがすごい。いま、めちゃくちゃ流行してて、保育園の子供がほとんどなったりしてる。

高城 - 大人がかかるとひどくなるの。子供たちはすぐ治っちゃうんだけど。もう家のなかがバイオハザード状態(笑)。それがいちばん最近興味あることっていう。

田我流 - マジでキツいよ。あれにかかって以来、R-1が手放せない。いま、R-1を自宅で培養してるんだよね。前にヨーグルトキノコって流行ったじゃないですか。そんな感じでR-1も培養できるって知って。R-1と牛乳で作れるんだけど、経済的にもいいってことで。

- いきなり想定外の話題でした(笑)。高城さんも田我流さんもお子さんがいらっしゃいますが、いまおいくつなんですか?

田我流 - 3歳ですね。

高城 - じゃあうちの1個下ですね。上の子が4歳で、下の子が4ヶ月。下の子が泣きたい盛りで、相乗効果で上の子も盛り上がっていく(笑)。田さんのとこは男の子ですか? うちはふたりとも男の子で。

田我流 - 男っすね。いやぁ、男の子すごいから! いま、完全におしりブームが来ちゃって。アニメで『おしりたんてい』知ってる? FNMNL読んでるひとたちは知らないだろうなぁ(笑)。子供シーンではいちばんアツいから。主人公の顔がおしりなんだけど、最後の決め台詞が「失礼こかせていただききます」。もう子供が激ハマりしてる。

高城 - うちの子もめちゃくちゃハマってますねぇ。前回の『おしりたんてい』がクソおもしろくて! 宝石泥棒を捕まえる話なんだけど。怪盗Uっていうウンコの形したやつの手下が宝石泥棒で、おしりたんていが「ここにもっと素晴らしい宝石がありますよ」って誘うんですよ。で、泥棒も「宝石と聞くと見ずにはいられない……」とか言っておしりたんていに顔を近づけちゃって。その瞬間、「失礼こかせていただきます」ってオナラして捕まえるっていう(笑)

- ハハハハハハハハ!

田我流 - くだらねえ(笑)! 子供はそういうの好きだよねぇ。やっぱ子供といるとテレビのチャンネル権がないからなぁ。最近グッときたのは『おさるのジョージ』かな。いちばんウケたのがスカンクが出てくる話で。ジョージがひとつの話のなかで4回もスカンクにオナラを食らうっていう(笑)

- それもくだらないっすねぇ(笑)

高城 - でも4歳くらいになるとちょっとずつ大人といっしょのテレビ番組を見るようになって。最近だと世界のドッキリ映像みたいな番組をいっしょに見たりして、「大人のテレビをいっしょに見てる……」って感動しましたね。

- 親になると、基本的に生活は子供が中心になるわけじゃないですか。制作期間は子育てと仕事をどのように両立させるんでしょう。

高城 - 自分は保育園にお迎えに行くんで夕方までがリミットなんです。なので基本的には夕方で作業をストップしますね。かといって、朝からやれるわけじゃないから、昼にスタートさせても夕方なんてすぐっていう(笑)。そういう理由もあって、作業は速くなったんじゃないかな。あと、途中でインターバルを設けることを覚えたっすね。そこで頭のなかで整理しなおす時間があるから、テンポさえ掴んだらいい感じになる。

田我流 - あと子供は寝る時間があるからね。寝る時間が一定じゃないとバランスが崩れちゃうから、夕飯の時間までになるべく帰るようにするとか。これまでだったら延々と作業をやってたんだけど、切り上げることを覚えた。だから1日の時間割はすごく考えますね。同時にいろいろやれるようになった。

- そういった変化は作品のどんな部分に影響を与えていますか?

田我流 - 言葉の使い方が変わってくる。子供と接するときは、相手のことを考えて喋らなきゃいけないからさ。これまでは適当なこと言って「ギャハハ」みたいなことでよかったけど、子供はそうもいかないもんね。あとサバサバしたと思いますね、判断とか。

高城 - いちいち傷ついていられないですもんね。

田我流 - そうそう。ナイーヴでいられないっていうか。次の瞬間には新しいことがどんどんはじまるから。後を引きずらないようになったんじゃないかな。

高城 - 自分の場合はあまりアウトプットに変化はないかなって思いますね。プロセスは激変したけど、できあがるものに関しては変わらずっていう感じ。でも、さっき言ったようにインターバルができることで、第1稿、第2稿と作り直しをするようになった。これまでは録音までノンストップなことが多かったんですよ。それはライフスタイルの変化にあわせて変わった部分。

- 大人の制作とも言えますね。

田我流 - あとは聴く音楽はよりファンキーなものが好きになった。とりあえずファンキーなもの。それかめちゃめちゃ悪い音楽。とにかく短時間でブチ上がりたい(笑)。凝縮されたものを摂取する、みたいな感じ。それとリズムが効いてる音楽がより好きになったかな。

- 高城さんは聴く音楽の趣向は変わったと思いますか?

高城 - 最近はそうでもないけど、ノスタルジーに飲まれてしまった時期があって。自分のタイミングで好きなように遊びにいけないぶん、過去に逃避するモードに入っちゃって。高校のときとか、2000年代に聴いてた音楽ばかり聴いて、全然前に進めないリスナーになっちゃってた。大学のときにひとり暮らししてたアパートを思い出したり(笑)。途中からそんな自分に気づいて、やはりこういうのは健康ではないなと思いましたね。

- なるほどですね。最近はどんなものを聴いていますか?

高城 - 最近はジャズを聴くのが多いかも。「どジャズ」っていうよりも、この前来日してたBill Frisellってギタリストとか、そのあたりをよく聴いてますね。

- 田我流さんはどうですか?

田我流 - 最近だとBlood Orangeの新作っすかね。大ファンなんですよね。まだ3回くらいしか通して聴いてないけど、これまでとおなじだけどいままでと違うっていう謎の安定感があって。あとはGoldLinkの『Diaspora』もよかった。コンセプトがしっかりあって、サウンドの作りも徹底してたアルバムだったなと思います。直近だとそんな感じかな。

- 最近観たライブでよかったものはありますか?

高城 - Khruangbinの来日公演はめっちゃよかったですね。ライブ中に電話スキットみたいなのをはじめて。電話型のマイクが突然鳴るっていう。それがおもしろかったですね。しかもああいう3ピースのオーソドックスなバンドで、そういうことをやるのがすごくいいなって。

田我流 - いいね!おれもそれパクろうかな(笑)

高城 - あと、福井のフェスでウルフルズを観たんですけど、すごくよかったですね。いまは3人でやってて、渋かったなぁ。1曲目から“バンザイ”で「うおー!」ってなった(笑)。演奏もファンキーなんだけど、音響に謎のバランス感があって。坂本慎太郎さんのライブを観てるような感じもあるっていう。いまのウルフルズのライブは要チェックだと思います。

- さて、ライブの話題になったのでそのまま『Traffic』の話につなげたいんですが、今年で4回目となる『Traffic』、当初はどんなイベントを想定してスタートさせたのでしょうか?

高城 - 初回から好きにやっていいってことだったので、気負いみたいなものはなかったですね。第1回はクレイジーケンバンドやランタンパレードを呼んで、「CKBとランタンパレードをおなじ舞台に乗せられるイベントってなかなかないでしょ」って、出演者が決まった時点で、ceroという立ち位置だからこそ実現したカードだと思えて。これを続けていけばいいってことが最初でわかったので、それを毎年続けているって感じですね。ありそうでなかった組み合わせって意外とあったりするので、それを『Traffic』でやっていくのがおもしろいなと思ってます。

- 過去3回の開催で、高城さんが思うベスト・モーメントは?

高城 - めちゃくちゃあるんだよなぁ……。いまパッと思いだしたのが前回のAhh! Folly Jetのライブですね。最高でしたね。ライブ中に知り合いの付き合ってない男女が手をつなぎそうになってる瞬間を見てグッときました(笑)。あれはかなりのベスト・モーメントでしたね。

- 今年のライブ陣もcero、Charaさん、猪野秀史さん、田我流さん、千紗子と純太という多彩な顔ぶれです。

高城 - これまで3回やってきて『Traffic』らしさみたいなものがわかってきたというか。それを考えた結果、こういう形になりましたね。ざっくりしすぎてて、なんの説明にもなってないけど(笑)

- ちなみに田我流さんはどういった経緯でオファーを?

高城 - NHKホールでのワンマンをやったときに、ceroの3人でプレイリストを公開したんです。そのとき、自分もはしもっちゃん(橋本翼)も田さんの『Ride On Time』から曲をチョイスしてて。そういうことってめずらしいんですよ。おたがい、かぶらないように選曲するから。そこから「呼びたいよね」って話になって。

- なるほど。ちなみに高城さんは『Ride On Time』をどのように聴きましたか?

高城 - 家族を持ってるひとの戦い、というか。地に足の着いた感じに共感を覚えたんですよね。

田我流 - さっき高城くんも「ノスタルジー」って言ってたけど、アルバムには全部の曲にノスタルジーの成分が入ってる。アルバムの構成としてそういうノスタルジーのループみたいな流れがあって、「このループから抜け出せるのかどうか」というのもテーマのひとつで。聴くひとによって、そのループから抜け出せるのか、おなじループを繰り返しちゃうのか、日々がよくなるのかどうか、みたいなことを表現したかった。もちろん聴きかたによってひとそれぞれ違うんだけど。

高城 - いや、ノスタルジーって本当にヤバいドラッグだと思ってて。いつも歌詞の種になる断片をメモするようにしてるんですけど、この前それを見返してたら「ノスタルジーの粉を吸わずにはいられない」って書いてあって、ちょっと怖くなりましたね(笑)。どんな状態なんだと。

田我流 - ヤバっ! それ、もう今回の対談のタイトルでしょ(笑)

- ハハハ! でも、ノスタルジーに飲まれて身動きできないなんてことはよく聞く話ですよね。身近にあるぶん、ある意味でいちばんハードなドラッグであるとも言えますねぇ。

高城 - そうそう。だからノスタルジーのループっていうより、円環を螺旋状にして、しっかり上に昇っていくほうがいいんですよね。

- ceroの音楽にもノスタルジー成分は入っているんだけど、そこにとどまらないという姿勢は感じます。それは今回の出演者全員にも言える気がしますね。いろいろなタイプの現在進行形、というか。田我流さんはceroに対してどんなイメージを持っていますか?

田我流 - 単純に自分のやりたい音楽を突き詰めてると思うっすね。売れる音楽をやるだけだったらもっと違うやりかたもあるんだろうけど、そういうことじゃないっていうか。それでバンドをやり続けてるのはすごいことだと思う。しかも、ちゃんと結果を出してたくさんのひとが賛同してるっていう。

- おふたりが最初に会ったのはいつくらいだったんですか?

田我流 - 渋谷のWWWだっけ?

高城 - 2013年にWWWでやった東日本大震災のチャリティ・イベントですね。自分はそれより前に『B級映画のように』のレコ発ライブにも行ったりしてて。そのライブには母親も遊びに来てて、ビックリしたのを覚えてる。

田我流 - そうだそうだ。お母さんも聴いてくれてたって聞いてて。

高城 - 母親が田さんの音楽がすごい好きで。それで田さんのライブで母親とバッタリ会うってイベントが発生して(笑)

田我流 - おれなんかコンビニで会うだけで驚愕するのに。WWWで会っちゃうのか(笑)

高城 - あと、りんご音楽祭でceroが大渋滞に巻き込まれて遅刻してしまったとき、田さんもその渋滞で遅れちゃったってこともありましたね。そのとき、田さんが「渋滞ヤバかったね〜」って感じで(笑)。おれらは「ライブに間に合わなかった……」って落ち込んでたんだけど、田さんが「大丈夫っしょ!」って。それはだいぶ救われた気がしましたねぇ。

田我流 - 自分は山梨県民なんで、みんなに申し訳ないんすよねぇ。中央道が混みだすのって山梨からだから。まぁ、そういうことを経て『Traffic』に至ると。

高城 - まさに『Traffic』だ(笑)!

田我流 - いい着地したね。で、おれがイベント当日に渋滞で来られなくなるっていう(笑)

- いい感じに回収したところで、最後に高城さんから『Traffic』の見どころをもうすこし訊けたらと思います。

高城 - ceroを観に来てくれる層って年齢層も遊ぶ場所もバラバラなひとたちだと思うんですけど、普段ライブしか観に行かないってひとがDJのブースで遊ぶのもおもしろいだろうし、その逆もあるんじゃないかなと思っていて。それは『Traffic』の醍醐味じゃないかなと。行ってみるのも良いだろうし、あとうちのRojiも飯を出すんですけど、今年は飯も多いんで。繋がれるところが多いんで、そこの行き来をして欲しいですね。

- DJ陣も『Traffic』ではおなじみのSLOWMOTIONチーム、Cocktail Boyz、okadadaさん、KIRAYAMAさんと例年にも増して濃いメンツですね。

高城 - めちゃめちゃ楽しみです。テント・ステージでは、はしもっちゃん主宰の『SOM TAM CLUB』もあって。そっちでははしもっちゃんを中心にWool and The Pants、Ceroのサポートもやってくれてる古川麦さんのトリオ編成、Tempalayの小原綾斗さん、RHYDAさん、島津田四郎さんのライブ。DJにはSOM TAM CLUBをいっしょにやってるHAPPFATとか、サモハンキンポーさん、MOOLAさんっていうメンツ。写真展もあるし、うちのRojiだったり、ご飯もいろんなお店が出店してくれるんで、いろんなところを行き来してもらいたいですね。

田我流 - あ、8月11日ってもうお盆入ってるじゃん! これ、電車で行ったほうがいいなぁ。お盆渋滞でリアル『Traffic』、ライブ出演できずはけっこうシャレにならないわ(笑)

高城 – よろしくお願いします(笑)!

Info

[

「cero presents“Traffic”」
読み(トラフィック)

東京 8月11日(日・祝) 新木場STUDIO COAST
OPEN / START 14:00〜

? 前売 ¥5,200(D代別/税込み/オールスタンディング)
※3歳以下のお子様は保護者1名につき、お子様1名まで入場無料、4歳以上はチケットが必要

LIVE
cero
Chara
猪野 秀史
田我流
千紗子と純太

DJ
SLOWMOTION
Cocktail Boyz
okadada
KIRAYAMA

TENT
SOM TAM CLUB(Produced by 橋本翼)
LIVE: 小原綾斗(Tempalay) / 島津田四郎 / 古川麦トリオ /
Wool & the Pants / RHYDA

DJ: MOOLA(ヤンガオ) / HAPPFAT /
サモハンキンポー(思い出野郎Aチーム) / 橋本 翼(cero)

PHOTO EXHIBITION 鈴木竜一朗

FOOD
Roji
えるえふる
YANGGAO
インド富士子

問い合わせ先
HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
SMASH 03-3444-6751

TICKET INFO

チケット発売中
チケットぴあ(P:153-446)
ローソン(L:74924)
e+(プレオーダー 6/16-18)
LINE TICKET
岩盤

CREDIT
企画:カクバリズム/SMASH/ iTONY ENTERTAINMENT
制作:SMASH/HOT STUFF PROMOTION /iTONY ENTERTAINMENT
主催:J-WAVE

https://cero-web.jp/traffic2019/

RELATED

【インタビュー】JUBEE 『Liberation (Deluxe Edition)』| 泥臭く自分の場所を作る

2020年代における国内ストリートカルチャーの相関図を俯瞰した時に、いま最もハブとなっている一人がJUBEEであることに疑いの余地はないだろう。

【インタビュー】PAS TASTA 『GRAND POP』 │ おれたちの戦いはこれからだ

FUJI ROCKやSUMMER SONICをはじめ大きな舞台への出演を経験した6人組は、今度の2ndアルバム『GRAND POP』にて新たな挑戦を試みたようだ

【インタビュー】LANA 『20』 | LANAがみんなの隣にいる

"TURN IT UP (feat. Candee & ZOT on the WAVE)"や"BASH BASH (feat. JP THE WAVY & Awich)"などのヒットを連発しているLANAが、自身初のアルバム『20』をリリースした。

MOST POPULAR

【Interview】UKの鬼才The Bugが「俺の感情のピース」と語る新プロジェクト「Sirens」とは

The Bugとして知られるイギリス人アーティストKevin Martinは、これまで主にGod, Techno Animal, The Bug, King Midas Soundとして活動し、変化しながらも、他の誰にも真似できない自らの音楽を貫いてきた、UK及びヨーロッパの音楽界の重要人物である。彼が今回新プロジェクトのSirensという名のショーケースをスタートさせた。彼が「感情のピース」と表現するSirensはどういった音楽なのか、ロンドンでのライブの前日に話を聞いてみた。

【コラム】Childish Gambino - "This Is America" | アメリカからは逃げられない

Childish Gambinoの新曲"This is America"が、大きな話題になっている。『Atlanta』やこれまでもChildish Gambinoのミュージックビデオを多く手がけてきたヒロ・ムライが制作した、同曲のミュージックビデオは公開から3日ですでに3000万回再生を突破している。

WONKとThe Love ExperimentがチョイスするNYと日本の10曲

東京を拠点に活動するWONKと、NYのThe Love Experimentによる海を越えたコラボ作『BINARY』。11月にリリースされた同作を記念して、ツアーが1月8日(月・祝)にブルーノート東京、1月10日(水)にビルボードライブ大阪、そして1月11日(木)に名古屋ブルーノートにて行われる。