Lil Nas Xが人々に「一発屋」と呼ばれることについて「気にしてない」と語る
7週連続全米チャート1位という記録を達成し、今や子供たちも大合唱するほどのヒット曲となったLil Nas Xの“Old town Road”。同曲が大ヒットした反面今後続けてヒット曲を出せるかどうか疑問の声も寄せられる彼が、「一発屋」という批判を受けることについての考えを明かした。
Teen Vogueのインタビューに答えたLil Nas Xは、ミームを作ることからキャリアを始めた自身の経歴を「インターネットベイビー」と表現し、「最初は退屈していて、“なあTwitter、曲を作ったよ”って感じだった。でも段々“待てよ、これは本当にヤバいぞ”と思った。それで別の曲を作ったけど、全く反応は無かった。やりすぎていたんだな。俺は、自分で好きな曲を作るんじゃなくて、みんなが好きな曲を作ろうとしてたんだ。5曲目を作った辺りで、メロディーとフロウが頭の中から自然に出てきた。それで、“これが俺のやりたいことだ”ってなったんだよ」と、自らの音楽性を確立するまでの過程を語っている。
「一発屋」という批判に対しては、「俺は、何度も何度も同じことが繰り返されるのを見てきた。俺だって以前はへイターの一人だったんだ。理由も無く人を嫌っていたけど、アーティストの眼中には無かった。みんな一発屋にならないよう望んでいるからね。アーティストは気にしないものなんだ」として、一リスナーであった頃には「一発屋」といった批判を自身も別のアーティストに行なっていたが、実際のところアーティストがそれらの批判を気にしていないことを自らも音楽を始めて実感出来たとしている。
実際に活動をしてみて始めてアーティストの気持ちが理解出来るというのは良くある話だが、Lil Nas Xも自身の音楽を追求してゆくことのみにフォーカス出来るようになったのだろう。