渋谷Contactが店内での痴漢行為に対する声明を発表

昨日紹介した、クラブと音楽を誰もが楽しむために、クラブ内におけるアンチハラスメントのステイトメントを表明/提示することを求める」署名

この署名のきっかけの1つとなったのは先週末に渋谷のクラブContact内で起こった痴漢行為だった。この件は被害女性の知人がTwitterに投稿したことがきっかけで明るみとなり、クラブ側が適切な対応が取れていなかったとして批判されていた。

これに対しContactを運営する株式会社グローバル・ハーツは、昨日ContactのHP上に声明を発表。今回の件に関し、「泥酔者から痴漢行為を受けたお客様やその友人の方々に対し、迅速で的確な対応が出来なかった為に不快な思いをさせてしまった」と謝罪し、適切な対応ができなかった経緯を明らかにしている。

さらに痴漢やナンパなどに関する張り紙を、今後は女子トイレだけでなくトラブル発生への抑止力に繋げるために、より広範囲に掲示することも表明。また最後には来場者に対しても安心して遊べる場所を作るための協力を呼びかけている。

こうした痴漢などの案件でクラブが声明を発表することは異例のことであり、今回の声明をきっかけにアンチハラスメントのステイトメントが日本のクラブにも広まっていくことが期待されている。

RELATED

グローバル・ハーツが新クラブENTERを12月にオープン

9月に閉店した渋谷のクラブSound Museum VisionとContactを運営する株式会社グローバル・ハーツが神宮前に新たにENTERをオープンさせる。

ベルリンの一部のクラブが「ダンス禁止」ルールと共に営業再開

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、世界的にロックダウンが行われていたここ数ヶ月。ヨーロッパの一部では徐々に状況が改善してきたことに伴い封鎖が緩和されつつあるが、そんな中ベルリンのナイトクラブが条件付きで営業を再開することが発表された。

クラブ内にアンチハラスメントのステイトメントの掲示を求める署名がスタート

署名サイトchange.org内にて「クラブと音楽を誰もが楽しむために、クラブ内におけるアンチハラスメントのステイトメントを表明/提示することを求める」署名がスタートしている。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。