クラブ内にアンチハラスメントのステイトメントの掲示を求める署名がスタート

署名サイトchange.org内にて「クラブと音楽を誰もが楽しむために、クラブ内におけるアンチハラスメントのステイトメントを表明/提示することを求める」署名がスタートしている。

この署名は、クラブ内においてのセクハラ被害を訴えるSNS投稿などに対して、その後のクラブ側など主催側の対応に改善がみられていない状況が続いていることから、スタート。

クラブに対して、「あらゆる性別や人種、セクシュアリティや身体的特徴に関わらず、全ての人が安全かつ尊重されるべき」といったステイトメントの表明とクラブハウス内での掲示、公式HP上での掲載に加え、エントランス時に利用客へ提示するなどの周知を求めている。

国内のクラブにおいても数カ所がすでにこのようなステイトメントを掲示している他、海外ではSafe Spaceという概念が広まっており、性差別などあらゆる差別的な行動から逃れ自由に、その人らしく楽しめる場所としてのクラブ作りが目標とされている。

2020年の東京オリンピック/パラリンピックの開催を前にして、多くの外国人観光客などがナイトクラブを訪れるのは間違いない状況の中で、日本のクラブでもこうした新しい時代の基準が求められるのは当然のことだろう。署名はこちらからすることができる。

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