Nike、GivenchyなどともコラボしたUKのアーティストDaniel Sparkesの個展がCALM & PUNK GALLERYにて開催
UKを拠点に活動する作家Daniel Sparkesの個展『THE KUDCOM® Catastrophe』がCALM & PUNK GALLERYにて3月23日(土)より開催される。
Daniel Sparkesはストリートアートをバックグラウンドに持ち、コミック・アブストラクション(漫画における抽象 表現主義)シーンで活躍する作家。独特な目線で身の回りに溢れたモチーフを扱い、現代社会における日常生活のストレスや自然現象とのギャップ、政治的なテーマを描いている。これまで、紙、キャンバス、写真、デジタル、さらには街壁やビルボードなど、大小様々な媒体で表現をしてきた。毛皮を被った建造物、もしくは何かの解剖図のような有機的な物体、コミックのキャラクターのようなフォルムは、日常では見えないところに実際に潜んでいるかのように妙な現実味を帯び、どこかノスタルジックでありながら、不安げな光景を見せる。
本展はヨーロッパ、アメリカを中心に活動してきた作家の日本で初のプレゼンテーションとなる。会場では「製薬会社による公害の余波」をテーマに、大型キャンバス作品を中心にスカルプチャー作品などの構成で新作が発表。また、日本のハンドメイドキャンドルブランドOLGA-goosecandle-と制作した10点限定のキャンドル作品も会場にて販売される。
Daniel Sparkesのコミカルでいて少し不安な、ユーモア溢れるプレゼンテーションを是非会場で楽しんでほしい。
1983年、森林地帯SchtrumpflandにEK10工場をかまえるKudcom製薬株式会社は、向精神薬の製造過程にて大量の化学 薬品を周囲に漏洩させた。(通称.09976事件)その結果、周辺に深刻な環境汚染と生態系の破壊・異常行動が認められ、特にスマーフ村への影響は甚だしいものであった。しかしながらこの一件は地域行政の計らいにより闇に葬られることとなる。
INFO
名 称 - THE KUDCOM® Catastrophe 現代
会 期 - 2019.3.23(土)~4.7(日)
*3 月 21日 ( 金 ) 19:00~22:00 オープニングレセプションを開催いたします。
入場-無料
開場時間 - 12:00 - 19:00 * 日曜日、月曜日休廊
会 場 - CALM & PUNK GALLERY 東京都港区西麻布 1-15-15 浅井ビル 1F
http://calmandpunk.com/
ダニエル・スパークス 1980年、イギリス生まれ。コミック・アブストラクション(漫画における抽象表現主義)の旗手として活躍する彼は、平 凡な日常生活に、辛辣なウィットに富む作風で切り込んでゆく。 ドクター・スースや、フィリップ・ガストン、要塞建築の狭間を行き来するようなスタイルで、見つけてきたイメージ をカートゥーンの描き込みなどで歪め加工する。このようにスパークスは、ありふれた物を媒体とし社会批評を行う。
このダークなユーモアで呼び起こされる作品らは、神秘的でありながらも妙に親しみを憶える強烈さと驚きとを併せ持つ視覚的言語で語られている。
スパークスは名門ジャーウッド・ドローイング賞入選を果たし大きな反響を呼ぶ。
その他、ナイキやジバンシィ、ワープ・レコーズなどへの作品提供を行い、欧米各地で精力的に展示を行なってきた。
《OLGA-goosecandle-》
OLGA-goosecandle-は、全てハンドメイドで制作されている日本のキャンドルブランドです。 「儀式のための道具、おまじないのおもちゃ」をコンセプト掲げハンドメイドされたキャンドルのキャラクターたちは、それぞれ特別なおまじないの言葉を持っています。 ブランドのオリジナルコレクションの他、国内外様々なアーティストとのコラボレーションも行っています。
www.olga-goose.com