Drakeがグラミー賞の授賞式で「賞を取らなくてもファンがいれば勝ち」と語りスピーチをカットされる

今年のグラミー賞で最優秀ラップ楽曲賞を受賞したDrakeが、授賞式で行ったスピーチが物議を醸している。

Drakeは昨年リリースし大ヒットを記録したシングル“God’s Plan”で最優秀ラップ楽曲賞を受賞。受賞スピーチでは「もしも音楽をやりたいと思ってる子供がこれを観ているなら、この機会に話したいことがある。心で音楽を作って、純粋に活動し、真実を語る俺の仲間は、事実に基づいたスポーツじゃなくて自分の意見に基づいたスポーツをやってるんだ。だから、毎年最後にゲームに勝ったからといってトロフィーを貰える、NBAのようなものじゃない」と、賞の存在自体に疑問を呈するような発言を行い会場をざわつかせた。

更には「これは、時には理解をしてくれない人々を相手にしなければならないビジネスなんだ。カナダの男や、ニューヨークのスパニッシュの女の子、ヒューストンの兄弟のTravisもね」とグラミーの審査員が自身やCardi B、Travis Scottのようなヒップホップアーティストに理解を示さないことを批判。最後に「もし君の歌詞を歌ってくれるファンがいるなら、君が地元のヒーローなら、君は既に勝っている。仕事もあるのに雨や雪の中チケットを勝ってライブに来てくれるファンがいるだろ。賞なんていらない。君は勝ってる」と、ファンがいれば賞をとる必要は無いと主張した。この発言によって主催者側は慌てたのか、スピーチの途中にも関わらずCMに移りDrakeの言葉は途中でカットされてしまった。

グラミー賞は例年ヒップホップアーティストの受賞の少なさが問題視されており、Drakeはそこに対して抗議をしたかったのだろうか。また、昨年最大のヒット作となったアルバム『Scorpion』が最優秀ラップアルバム賞にノミネートされなかったことに疑問を抱いているとも想像できる。今や音楽業界最大のヒットメイカーの一人となったDrakeによって存在意義を否定されてしまっては、グラミー賞の主催者側も心穏やかではいられなさそうだ。

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