世界初のロボット指揮者『YuMi』がベルディ劇場にて、観客800人を前にオーケストラを指揮

今週火曜日夜、ロボット指揮者『YuMi』がイタリア、ベルディ劇場にて800人の観客の前で、ルッカフィルハーモニー交響楽団の指揮をした。

イタリア、ピサで開催された第1回国際ロボット工学フェスティバル。それに合わせ、スイスの企業『ABB』が2本腕のロボット指揮者『YuMi』を開発。ピサのベルディ劇場で、世界で初めてロボットが指揮をする生演奏のコンサートが披露された。

「You and Me」という意味から名前を取った『YuMi』はこの日演奏された18曲中の3曲の指揮をした。その3曲には、かの有名なヴェルディ作曲のオペラ「リゴレット」の中の”La donna è mobile(女心の歌)”も含まれていた。

『YuMi』に指揮をさせるためには、まずAndrea Colombini本人の指揮をする動きを事細かに記憶させる、その後、その動きを楽曲とシンクロさせるために技術者たちがプログラムするそうだ。

ルッカフィルハーモニー交響楽団の指揮者を務めるAndrea Colombiniは「動きを理解するのには時間がかかった。ただそれより先は簡単に進んだ」と語る。「とてもすばらしい。動きの長さとスピードが重要なのだが、技術者たちがすべて完璧にしてくれたよ」と話し、そして公演後、「『YuMi』の腕の柔軟性は驚きを超えて、想像もできないようなすばらしさだ。常にオーケストラと一緒にいることのでできない、忙しい指揮者にとって役立つものになるだろう」と『YuMi』を褒め称えた。

開発した『ABB』のCEOであるUlrich Spiesshoferは「『YuMi』は、ソフトウェアが直感的に自己学習できることを証明する。そして、どれだけ早くロボットに動きを教え込むことができるかを証明する。『YuMi』はたった数日で指揮を覚えた」と言及した。

ロボットの指揮者は正確な指揮はできるが、人間のように感受性はない。より良く改善をしたり、即興などで演奏者に対応することはできないので、今のところの現実的な利用方法は、当日のリハーサル用や、指揮者が欠席する時の緊急の代わりとのことである。

related

12年間会っていなかった二人の女性がTwitter上で再会

SNS、特にTwitterはその暗い面ばかりが取り上げられがちだが、時には心温まるような出来事も起こるようだ。

米国で初の大麻由来の処方薬が承認される

米食品医薬局(FDA)は初の大麻由来である治療薬を承認した。大麻抽出成分を含むこの治療薬『Epidiolex』は、重いてんかんの発作を起こす病気の治療向けである。

Lil YachtyとDrakeがフロリダ高校銃乱射事件で生徒をかばい亡くなったアメフトコーチを「スーパーヒーローだ」と称える

14日に米フロリダ州南部の高校で起こった銃乱射事件。アメフト部のアシスタントコーチが生徒たちを庇って撃たれて死亡したと報道されると、Lil Yachtyは彼を「真のスーパーヒーローだ」と称えた。

most popular

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。