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アムステルダムの「夜の市長」が厳しすぎるシドニーのロックアウト法を批判
最近オランダの首都アムステルダムはクラブに対して、24時間の営業許可を与えた。クラブがカルチャーとして根付いているオランダらしい決定だといえるが、それに対してオーストラリアのシドニーでは、現在ロックアウト法という法律が施行されている。
ロックアウト法はシドニーの繁華街で適用され、クラブやバーへの夜1時半以降の入店が禁止、3時以降はアルコール類を提供するのも禁止となる。これに違反するとその先2年間アルコールの販売ライセンスを凍結される、クラブ泣かせの法律だ。この法律の効果(?)もありシドニーの歓楽街を深夜訪れる人はなんと70%以上も減少した。
この法律に対してアムステルダムの「夜の市長」Mirik Milanが批判するコメントをABCのインタビューで発表した。
Milanは「ロックアウト法は機能しないと私は考えている。なぜなら行政が人々の行動を変えようとしているからだ。あなたが経営者に行動をかえろと言われたら怒るだろ?」と行政側が人の行動を規制をしても意味がないとの見解を示す。さらに「行動を変えることができるのは、それが草の根で内部から広まったときだよ」との考えを披露し、シドニーのロックアウト法を批判した。
「夜の市長」はアムステルダム市長公認のNPO団体で、クラブなどのナイトカルチャーがどのように地域活性化に貢献できるかを市長にアドバイスするなどの活動をおこなっている。
アムステルダムのクラブへの24時間ライセンス許諾は、クラブをクラブとしてだけでなく昼間はジムやギャラリー、レストランとして使用し、より場所を活用していく狙いが含まれている。