メディア・プロジェクトRhetoricaが「現実のものでありながら虚構性を見出せる文化運動」を取り上げた新刊を発行。10/8「大都会と砂丘」にて頒布開始

デザイン/批評/カルチャーを横断するメディア・プロジェクト「Rhetorica」(レトリカ)が、約2年ぶりの新刊『Rhetorica#03 | SPECIAL FEATURE: FICTION AS NON-FICTION』をリリースする。

 

第3号では特集を「FICTION AS NON-FICTION」と題し、ロンドンのダンスミュージック/ラップ・ムーブメント「グライム」やネットレーベル「マルチネ・レコーズ」、島根県鹿足郡津和野町での地域活性化といった、現実のものでありながらもそこに虚構性(FICTION)が見出されるような文化運動を、独自の視点で取り上げる。

Rhetoricaは第3号 158頁分の目次を公開しており、多種多様でクリティカルかつ、タイトルからはコンテンツの想像が付かない魅力的な雑誌に仕上がったといえるだろう。

現在特設サイトが公開されており、そのサイトは単なるミニコミ誌のウェブサイトのクオリティを超えている。

Rheto3 cover 01

Web販売に先行して、10/8のマルチネレコードが渋谷WWW / WWW Xで開催するイベント「大都会と砂丘」、10/16「インターネットヤミ市」で即売会が行われる。

Rhetoricaは過去に「現実の生活空間──特にその象徴としての“道具”──に虚構(遊び)の余地を見出す」ことを目的に、1号(2012年)では「FAB」を、2号(2014)では「Design Fiction」をそれぞれ特集してきた。

Rhetorica#03 SPECIAL FEATURE: FICTION AS NON-FICTION

頒布価格:¥2,000
頁数:154
発行:2016.10.08
連絡先:info (at) rhetorica.jp
特設サイト:rheto3.rhetorica.jp

企画+編集:team:Rhetorica(太田知也+影山ちひろ+瀬下翔太+遠山啓一+松本友也)
装丁:太田知也
カバーデザイン:ramencer
ウェブデザイン:本多周平
rhetorica.jp

【目次情報】
グライムについて横山純に聞く──それはどこからきて、どこへゆくのか 横山純 松本友也[聞き手]
TRAVELOGUE: Maltine US TOUR / POKO in LONDON texiyama
インディペンデントの条件──彼自身によるスケプタ、そしてグライム texiyama with tomohta
POKO presents “JACK vs MALTINE”──tomad texiyamaロングインタビュー tomad texiyama 松本友也[聞き手]

「間口」と「切り口」──レビュウ企画へのイントロダクション 太田知也
電脳的郊外の叙景──クレナイブックについて azumamiko
俺は京アニが好きなのではなくて山田尚子が好きなのだと気がついた しょうえい
POP IS OVER tomad
「電気サーカス」のこと ゆうたろう
デイ·ドリームだがストリーミング──Day Dream, but Streaming. デス·デジタル
人間のようなAIは可能か Pole
うどんとラーメン 448
ソラトブ タベモノ Maiya Wiester
民以食為天──民は食を以て天と為す シェフ
ロンドンの墓地を散歩する cos.
Nowhere Land hirotomo tanaka
Behind the Scene──街の現実に触れる観光 texiyama
宿と住まいをめぐる一考察──これから生まれる小さな下宿のために 山本竜也 瀬下翔太
とんでイスタンブール 小澤みゆき
異国のミニチュアとしての東京ディズニーシー レロ
ステージは旅のように まつとも
悲しみの記憶術 垣貫城二
ユダヤ的なものをめぐって──近刊本レビュー 石井雅巳
「天気予報」なき世界──データ分析について ぷっしゅ(村松大輝)
我、目覚めん──『Ergo Proxy』の夜明け げえむみん
神はその先とその後に イグチユウタ
プリパラが面白い かしこ丸
中央·総武線各駅停車 西野翔
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「良いチーム」についての試論──RIAの設計プロセスから考える 中村健太郎

鎌倉のタルサ──NATTY FILMについて 太田知也
饒舌な砂場【ルビ:サンドボックス】──Fallout4について 佐々木未来也
過疎とSF〈Ⅰ〉──須川のロゴデザインから考える 太田知也 瀬下翔太 永良凌 小林英太郎
フィクションをデザインすること、あるいはデザインフィクション ブルース·スターリング 太田知也[訳]
ペトルーシュカ 太田知也
機運と被劇 松本友也

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