T.I.がトラップミュージックがストリートを脱出するための手段となったと語る

以前Gucci Maneとトラップの起源について論争を繰り広げたT.I.が、新作『The Dime Trap』をリリースする。リリース日は、T.I. 曰く「トラップが誕生した日」である8/19(日)(アルバム『Trap Muzik』の発売日)が予定されている。

リリースに先立ち、T.I.が改めてトラップに対する自らの見解を明らかにした。

T.I.はGeniusの番組『For The Record』においてトラップの起源を巡る論争について尋ねられ、「歴史というものの素晴らしいところは、それが日付と事実に基づいて記録されていることだ。俺は自分がトラップを最初に発見したと思っているが、それを今の形まで発展させたのは俺一人の力じゃない。他の誰かが多くの重要な貢献をして、今の位置まで持っていったんだ。それは俺には出来なかったことだ」と、トラップを発明したのは自分であるとの主張はあくまで維持しながら、他のアーティストたちの功績の大きさも認める見方を示している。

彼はトラップがストリートを脱出するための手段となったことが何より重要であるとして、「俺たちが自分の経験を語ることで、その音楽がどれだけ凶暴で無責任であったとしても、クラックを売ったり一生を牢獄の中で過ごしたり、死んだりする必要は無いと気づかせることが出来るんだ」と、トラップは希望を与えるものであることを強調した。「クラックの時代やクラックの流行から逃れる方法はそう多くない。俺たちはトラップを選択して、それを収入の源にして、家族の生活を変えることが出来る物に変えたんだ」とT.I.は語る。

新作『The Dime Trap』を『Trap Muzik』の進化形として作ったというT.I.は「なぜストリートでの生活を離れながらもストリートについて歌うことが出来るのか」という質問に対して、「『The Dime Trap』は引退した、かつてのドープボーイの哲学を語る場所なんだ。俺はストリートに立ち向かい、危険に耐えて乗り越えてきた。でも、そのことで俺がストリートで育んできた常識や信念が曲げられたりはしない。視点は大きく違っているが、エネルギーは同じだ」と応えている。

確かにGucci Maneとの論争は平行線を辿った印象が強かったが、それでもT.I.が偉大なアーティストであることは間違いないだろう。名盤『Trap Muzik』
を現代にアップデートさせた新作『The Dime Trap』にも期待だ。

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