Kendrick Lamarの半生が綴られた伝記本が現在執筆中

ヒップホップカルチャーに大きな衝撃を与え、今も尚その伝説を更新し続けているKendrick Lamar。ここ日本でも、先日アナウンスされたFuji Rock Festivalでのパフォーマンスに高い期待が寄せられている。そんなKendrickについて、彼のこれまでの30年間が綴られた伝記本が現在執筆中であることが明らかになった。

 

今週木曜日、Bandcampの編集責任者、またPitchforkで寄稿者を務めるMarcus J. Mooreが、Touchstore BooksからKendrick Lamarの伝記本『The Butterfly Effect: How Kendrick Lamar Ignited the Soul of Black America.(バタフライ・エフェクト:Kendrick Lamarはいかにしてブラック・アメリカの魂に火をつけたか)』を出版することを発表した。

著者のMarcus J. Mooreは、米・音楽メディアのPIGEONS & PLANESのインタビューで本作について次のように語っている。

「私の本は主に、MCとしてのKendrick Lamarが確立された過程や、彼が貢献した2つの音楽ジャンル(bebopとjazz)の復活について、さらに、彼がアメリカに与えた人種問題における巨大なインパクトや、『King of Rap』としてのKendrickの存在について詳しく綴っています。」

「本書は『good kid, m.A.A.d city』『To Pimp a Butterfly』 『DAMN. 』の3枚のアルバムを中心に、Kendrickがアメリカにおける個人的、そして社会的な意識を喚起したかについて検証しています。この伝記は、彼の物語がこの国のアートや革命における熱の高まりに直接影響を与えてきたことについて論じ、最後には彼と彼の作品が世界中に与えた衝撃についてを探ります。」

さらに、MooreはKendrickが世間に与えた文化的なインパクトについて正確に語るためにKendrickのチームと共に作業を行なっているという。「Kendrickのチームは本書の意図を理解してくれています。Kendrickの育った環境にいた人たちやプロとしてのキャリアを歩み始めた後に彼と関わった人たちに私はインタビューをすることができました。」と彼は話す。

また、Mooreは本書がKendrickと過去のブラック・ミュージックとの関わりについてを詳しく論じていくことを強調している。

Mooreは以下のように話している。「Kendrickはアイコニックなミュージシャンであり、さらに過去の黒人による芸術への深いリスペクトを抱き、それを自分のコミュニティに光を当てるためのエンジンとして用いる人物です。彼はどんな時にでも自らのルーツを意識しています。しかしその一方で、彼は常に向上心を持ち、現状で満足することをしません。Kendrickはこれまで他のリリシストたちがやってこなかった方法で文化を作っているのです。私は彼の作品の大ファンとして、彼の音楽に適切な文脈を与えると同時に、その芸術の背後にある彼の人間としての側面にも光を当てたいと思っています。」

現在、伝記本のリリース日などの詳細は発表されていない。続報を待っていただきたい。

(辻本秀太郎)

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