空耳のおかげで毎年4月30日に再生回数が増える曲は?

クリスマスシーズンになると、自然に山下達郎の"クリスマス・イブ"などのクリスマス・ソングを自然に聴く回数は増えるはずだが、毎年4月30日だけYoutubeで再生回数が増える曲がある。一体誰のどんな曲だろう?

それはJustin Timberlakeが所属していたアイドル・グループ*NSYNCの2000年にリリースしたヒットシングル"It's Gonna Be Me"だ。

 

"クリスマス・イブ"と違って4月30日のことを歌っている曲でもないのになぜだろうか。それは楽曲内でJustin Timberlakeが「It’s Gonna Be Me」と歌っている部分が、「It’s Gonna Be May」に空耳するというのだ。その部分だけを抜き出したのがこちらだ。

 

確かに「May」と言っている。そして「It’s Gonna Be May」の意味は「5月になるよ」。なのでこの空耳が発見されてから、この曲は5月の前日4月30日だけ再生回数が増えるのだ。Billboardの調べによれば過去4年間で同日のYoutubeの再生回数は5.2倍に跳ね上がり、検索も6倍以上されるという。

来年の4/30には忘れてなかったら、ぜひ"It's Gonna Be Me"で5月の足音を感じてみては?

RELATED

自殺教唆ミーム『MOMO Challenge』の発祥がフェイクニュースだったことが明らかに

Tory Lanezが警告を発したことも話題となったインターネットミーム『MOMO Challenge』。不気味な女性の顔の画像とともに自殺を指示するメッセージが届く、という内容が広く拡散され注意喚起がなされたが、もとよりそのようなコンテンツは存在しなかったということが明らかとなった。

イギリスの研究者チームがネットミームは子供達に悪影響を及ぼすという見解を発表

ヒップホップの世界においても、ネットミームによってその曲が大ヒットするというのがよくある。 最近だとKanye WestとLil Pumpの楽曲“I Love It”が代表的だろう。2人が着ぐるみを着て踊るMVは大きな話題となった。 そんなミームに関して研究していたイギリスの学者がある研究結果を導き出した。その研究結果というのは、ネットミームは子供の健康に悪影響を与えるというものだ。

『ブラックパンサー』サウンドトラック収録曲"King's Dead"のFutureのバースが強烈すぎてネットミームとなる

話題の映画『ブラックパンサー』のサウンドトラックに収録されている、"King's Dead”のミュージックビデオが公開された。その曲中のFutureのバースが強烈すぎてネットミーム化。ずっとFutureの『La di da di da』というフレーズだけを繰り返す”King's Dead”動画を作り出した強者も現れる。

MOST POPULAR

音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果

音楽を聴いて鳥肌が立つ、という体験をしたことがあるだろうか。もしあるならば、あなたはとてもラッキーな経験をしている。

大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

私たちの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽によって形成されていると、研究により明らかになった。

Appleの重役がiTunesの音楽ダウンロードが終了することを認める

ついにその日が来てしまうのだろうか。先日発表されたアメリカレコード協会(RIAA)の2017年末の収入報告でもデジタルダウンロードの売り上げが2011年以来6年ぶりにCDやアナログレコードなどの売り上げよりも少なくなったと発表されたが、ちょうどそのタイミングでApple Musicの重役のJimmy Iovineが、iTunesストアの音楽ダウンロードが、終了する見込みであることをBBCの取材に対して認めている。