Chance The Rapperの"No Problem"の制作秘話をプロデューサーのBrasstracksが明かす

グラミー賞に輝いたChance The Rapperのミックステープ『Coloring Book』のなかでも、強烈な印象を残すのが2 ChainzとLil Wayneを迎えた"No Problem"だろう。自分の行く手を阻もうとするレコード会社について歌い、カラフルなメロディーとChanceらしいテーマが凝縮された、この曲のプロデュースを行ったのはBrasstracksだ。

Ivan JacksonとConor Rayneの2人からなるBrasstracksがGeniusのインタビューに登場、同曲の制作秘話を語っている。

Brasstracksの2人はファンから、「Brasstracksの曲にはChance The Rapperが参加したほうが良い、もしくはBrasstracksの曲はChance The Rapperのビートみたいだと言われてきた」という。

それをTwitterでつぶやいたところ、ChanceにRTされフォローされたので、2人はChanceにDMを送ったところから、関係性は始まった。

そして"No Problem"の楽曲を制作する際、2人は昔のKanye Westが合唱隊のコーラスをサンプリングしていたのにインスピレーションを受け、制作を開始。ただサンプリングではなく4人分のコーラスを録音し、それをうまく合唱に聴こえるようにアレンジしていったのだ。

インスパイア元のKanye自身はサンプリングで作っていたものを、全くサンプリングをせずに作り上げたBrasstracksの作り上げたビートに、当初参加する予定だったのはAndre 3000だったという。今のドレッドの2人も、もちろんいいが、Andreバージョンもぜひ聴いてみたかった。

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