Chance The Rapperと裁判中の元マネージャーが『The Big Day』を「質の低いフリースタイルアルバム」と酷評
昨年リリースのアルバム『The Big Day』以来まとまった作品をリリースしていないChance The Rapper。彼の人気を不動のものとした2016年のミックステープ『Coloring Book』と比べやや賛否両論の評価を受けた同作だが、現在彼と裁判中である元マネージャーが『The Big Day』を酷評し話題を呼んでいる。
Geniusによると、今年初めにChance The Rapperのチームを離れた元マネージャーのPat Corcoranが、彼に対し300万ドルの訴訟を起こしていることをComplete Music Updateが報じた。
CorcoranはChance The Rapperが『The Big Day』を彼との相談無しにリリースしたことを不服としており、訴訟では「CorcoranはBennett(Chance The Rapper)が一方的に発表したアルバムのリリース日に深刻な懸念を表明していた」との主張も行われている。
Chanceがリリースを急いだため『The Big Day』はCorcoranがイメージしていた通りの作品には仕上がらなかったようで、最終的にリリースされたものを彼は「質の悪いフリースタイルが主導するアルバム」と訴訟にて酷評した。彼が主張するところによると同作の評価は低く、それに付随したツアーでのファンからの指示も得られなかったため最終的にキャンセルされることとなり、またCorcoranがChanceのチームから外れ、代わりに実の父であるKen Bennettと弟のTaylor Bennetがマネジメントに関わることに繋がったとのことだ。
また訴訟ではChance The Rapperがアルバムの評価やツアーチケットの売り上げの低さを、彼自身のプロダクションにおける妥協ではなくCorcoranの責任であることにしたとの告発も行われている。
果たしてCorcoranの主張が全て事実であるのかどうかは不明だが、確かに『The Big Day』が完成度の高い作品であったと言い切るのは難しい。訴訟の今後の展開が気になるところだ。