Nao Yoshiokaが選ぶ新作『The Truth』に影響を与えた7曲

FEATURED  2016.10.26

日本屈指のソウルシンガーNao Yoshiokaのニューアルバム『The Truth』は確信にみちあふれた作品だ。

元々ソウルの殿堂ニューヨークのアポロシアターで行われた『アマチュアナイト』で準優勝を果たした実力派の彼女は、2013年にリリースされた1stアルバム『The Light』は日本国内でスマッシュヒットし、2015年には全米でもリリースされた。その作品を引っさげて、彼女はBlue Note New Yorkでの単独公演も開催した。

Nao Yoshioka

今年はさらに『Capital Jazz Fest』でも2万人の観衆を前にステージを披露し喝采を浴びるなど、本場USでも実力が認められている。その自信が今回のニューアルバム『The Truth』の強度を高めている要素の1つであるのは間違いがないだろう。

さらに今回のアルバム『The Truth』では元々彼女が得意としていたオーセンティックでベーシックなスタイルに、フューチャリスティックな要素を加えることに成功している。イントロの直後に紹介されたトラック"Borderless"ではSoulectionなどにも通じる浮遊感あふれる心地よい上音を大胆に導入。まさに未来と過去を自在に横断する"Borderless"なサウンドを見せつけている。

その後にくるタイトルトラックの"The Truth"では実力派プロデューサーのカーリ・マティーンによる流麗なグルーヴのトラックに、その軽快さを崩さないようにボーカルを走らせる彼女の声がとても心地がいい。

またアルバムのリード曲となっているミュージックマン・タイとのコラボチューン"I Love When"ではディープなベースラインが印象的なトラックをセクシーでクールに乗りこなす新しい側面もみせた。

このように新しい側面にも積極的にチャレンジしつつも、決して後ろ向きにならずに堂々とチャレンジしている彼女の歌声には一点の迷いもない。それは彼女がソウルミュージックの鍵となるものを掴んでいるかもしれない。

確信にみちあふれた瑞々しいNao Yoshiokaを体感できるアルバム『The Truth』に影響を与えた7曲を彼女自身に紹介してもらった。『The Truth』と一緒にこのリストも楽しんでほしい。

<Release Info>

Nao Yoshioka

Nao Yoshioka - 『The Truth』

2016.9.21
YAMAHA MUSIC COMMUNICATIONS
2,700円(本体価格)+税
Tracklist
1. Journey (intro)
2. Borderless
3. The Truth
4. Freedom & Sound
5. Beautiful Imperfections
6. I Love When
7. Set Me Free
8. Spark
9. Journey II (Outro)
More Info: Nao Yoshioka Official Site

 

 

1. Gold Carolyn Malachi - Nothing

Carolyn Malachiは最新アルバム『The Truth』にも参加をしてくれた、私のSWEET SOUL RECORDSのレーベルメイト。彼女が日本で最初にリリースしたアルバム『GOLD』の時から大ファンで、その中でもこの”Nothing”は初めて聞いた時に衝撃を受けました。エッジーなシンセサイザーの音と、ビートの効いたパワフルなサウンドのトラックに、彼女の力強くもしなやかで美しいメロディーが融合します。すごく神聖な感じもするけど、心に響く荒々しさも感じてこんな表現方法もあったんだ!と、とてもインスパイアされた一曲です。

 

2. Lifecycle Debra Debs - Blending Colours

Debra Debsもレーベルメイトで最新アルバム『The Truth』にも参加をしてくれたアーティストの一人です。この曲は国籍の違う男女が惹かれあいながらも周りがその愛を許さなかった彼女の友人の実体験をもとに作られた曲で、「二人が愛し合うことは誰にも止められない、自分自身でいさせて」というメッセージが込められています。2015年の年末、Debraが初来日した時に共演をしたときに、歌っていた曲がこの楽曲だったのですが、自分が考えていたアルバムのコンセプトと深く共鳴する部分を感じて、彼女と一緒に制作したいと思い共作へとたどり着きました。

 

3. Maxwell - Fortunate

官能的でセクシーな彼の歌声に完全にノックアウト。きっとその理由はファルセット(裏声)の強い部分と弱い部分の表現の自由さ。セクシーな表現を無限大に感じることができて、今回のアルバムではとても参考になりました。私自身、自分が好きな人を思いながら聞けて、聞く人の想像力を使わせる絶妙な間があるところが大好きな曲です。また今年来日した際のライブは格別で、彼が何年もアルバムをださなくても、あれだけファンたちが熱烈になるのも納得です!

 

4. NAO - Bad Blood

『The Truth』の制作中によく聞いていた楽曲です。曲の序盤でベースが入る瞬間がとにかくゾクゾクします!彼女の軽やかなエンジェルボイスの虜になっちゃいます。そして一つ一つの音楽がとても洗練されたトラックの斬新さにもしびれてしまいます!世界中で話題になっている彼女ですが、いつか生で見てみたい!NAOという同じ名前っていうのも嬉しいポイントでした♪笑

 

 

5. KING - In the Meantime

この懐かしくも感じるシンセサイザーの音が、囁く様に歌う優しい歌声の絶妙なハーモニーに包まれて、今に相応しい新しいサウンドに生まれ変わっています。エッセンスフェスティバルで彼女たちを見てから大ファンになり、この一曲もかなりヘビロテしました。来日した時に挨拶をして、キャピタルジャズフェスでもホテルでばったり。いつかパリスとコラボをしてみたいです!

 

6. Floetry - Butterflies

マイケル・ジャクソンで有名なこの曲ですが、私はこのバージョンが一番好きで、今回アルバム制作に本当に影響された一曲です。Marshaの声の使い方、ため息のような声の使い方は本当にセクシーで、高い音を自由自在に使って、そしてリズムの取り方にもしびれます!声を楽器のように使うMarshaの表現力の広さに圧巻です。私がヘッドボイスに目覚めたのはこの曲で、アルバム『The Truth』に反映されています!

 

7. Jill Scott - A Long Walk

私が敬愛するJill Scottはソウルキャンプで今年初来日。この曲は説明なんていらないといえるくらいの名曲ですよね。
しっとりじっくり盛り上がっていく曲の構成と歌詞の内容と彼との関係が盛り上がって行く様子がリンクしていて歌詞、メロディー、トラック、歌唱と、どれをとっても最高の楽曲です。彼女の姿勢というか、圧倒的な余裕みたいなものがネオ・ソウルというものを作り上げていると思うのですが、そういった感覚を自分のアルバムにも込めてみました。

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