UKレゲエの名盤ジャケットの写真が撮影された場所を突き止める男
UKのフォトグラファー Alex Bartschはこの数年間、「有名なレゲエ・レコードのジャケットがどこで撮影されてきたか」を調査してきた。そしてBartschは40作品のジャケットが撮影された場所を突き止め、ついに『Covers: Retracing Reggae Record Sleeves in London』を刊行まで1歩というところまできている。
2014年にスタートしたこのプロジェクトは、Joe's All Starsの『Brixton Cat』というLPを購入したことがきっかけではじまった。当時南ロンドンのブリクストンに住んでいた彼はレコードを持って、そのジャケが撮影されたであろうブリクストン・マーケットにレコードを持って行き、もう一度ジャケと風景を合わせて写真を撮影した。
彼にとっての2枚目のジャケ・フォトグラフィーはSmiley Cultureの『Cockney Translation』の12インチだった。バタシー地区で撮影されたことを突き止め、かれは舞い上がったそうだ。
ジャケ・フォトグラフィーには困難が付きものだったと彼は語る。「ジャケと風景をもう一度撮影するためには、リージェンツ・カナルをボートで渡らなければいけなかったし、オールド・ストリートの建物の屋上で撮影しなければいけないこともあった」と彼は語る。もちろん他人の家の前や庭などで撮影したこともあったそうだ。
彼は本を発行するためにKickstarterで資金を調達している。UKのサウンドシステムの歴史をアーカイブし続けているOne Love BooksとAl Newmanから発売される予定だ。
1冊25ポンド(およそ3500円弱)から支援することができる。500ポンドを支援すると、プライベート・ジャケット・フォト・ガイドツアーをしてくれるそうだ。
Kickstarter - Covers: Retracing Reggae Record Sleeves in London
via VF