本を彫る彫刻家・飯田竜太がガーディアン・ガーデンで個展を開催

CULTURE  2016.08.03  FNMNL編集部

銀座にあるギャラリーガーディアン・ガーデンで8/30~9/16まで本を彫る彫刻家・飯田竜太の個展が開催される。飯田は2004年に書籍のページ1枚毎に少しずつずらした切り込みを入れた作品で、ガーディアン・ガーデン主催の公募展『ひとつぼ展』でグランプリを受賞。その後2007年グラフィックデザイナー田中義久と共に、アーティストユニットNerhol(ネルホル)を結成し、活動の場を広げている。

現在飯田は金沢21世紀美術館にて「Nerhol Promenade/プロムナード」を開催しており、8月28日まで公開中。そして金沢での展示終了直後となる8月30日から9月16日まで、Nerholの活動とは違った、彫刻家・飯田竜太としての個展を行うこととなった。

飯田竜太

書籍の幾重にも重なるページ一枚毎に、少しずつずらした切り込みを入れていくことで生み出される飯田の作品は、印刷された文字や写真等を介さず、カットされた形状やその断面の グラフィカルな印象によって、その本の新たな側面を見せる、本を「読む」ことではな く、「切る」、「彫る」ことで解釈する彫刻作品である。

飯田竜太

本展では本棚がテーマとなっていて、本の原料である木材から本の形を切り出し、
世界最古の木と言われる”アーケオプテリス”を本棚で表現する新作を公開、
その他、関連作品を写真・映像で展示する。会期中作家によるワークショップなどの、イベント開催も予定している。

アーケオプテリスとは、世界最古の木といわれ、はじめに太い幹を持った木とされています。 地球の大地に初めて影を落とした木ともいえます。情報を伝えるために用いた最初の素地と しての紙、そして文字。それらは意思伝達のはじまりの形とも捉えることができます。そんな 知の集合体である本棚を眺めているとき、本棚にある本を、書物である前に植物であると感 じる人はあまりいません。情報のあり方と人の体感を、彫刻という手法を用いて明らかにしよ うと試みたのが今回の作品です。「体感できる自然」は、文字を含有した「本」、つまりオリジ ナルとコピーの差延が存在していることが明示されているものだと考えられます。物質を変 更する彫刻的行為は、意味を明らかにする彫刻の恣意性を含んでいます。意味を含有してい ない「本を模した彫刻」は、視覚以外の様々な情報を体感する鍵となり、「アーケオプテリス の森」を体感できるのではないかと思っています。

飯田竜太

<Info>

The Second Stage at GG #43
飯田竜太展「本棚のアーケオプテリス - Archaeopteris in The Bookshelf -」

会場:ガーディアン・ガーデン 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル B1F
会期:2016年8月30日(火)〜9月16日(金)
開館時間:11:00a.m.〜7:00p.m. 日曜休館・入場無料
オープニングパーティー:2016年9月2日(金) 7:00p.m.〜8:30p.m.
ワークショップ「本の中の文字だけで作品をつくろう」:2016年9月8日(木) 7:10p.m.〜8:40p.m.
http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_sec_gr_201608/gg_sec_gr_201608.html

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