【コラム】Lil Peep 『Hellboy』|愛に囲まれた悲哀の英雄

人々は何を求め音楽を聴くのだろう。音楽アプリを開き、SNSから得た情報で作品をチェック し、チャットで友人にシェアする。クラブに行ってはDJのプレイしている曲をShazamし、始発の電車の中で寝ないためにイヤホンからの音量をスネアの音が聴き取れるくらいまで大きくする。友達とドライブするためにプレイリストを組み、車内でうろ覚えの歌詞を格好つけて鼻歌で合唱する。人それぞれ、自分に適した「音」と、その「音」にたどり着くためのルートは多種多様であると思う。

Spotify × FNMNLオフィシャルプレイリスト Vol.172|Trippie Redd、Hideyoshi、Headie Oneなど全70曲を更新

世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyで展開中のFNMNLによるオフィシャルプレイリスト。全70曲中、毎週リリースされる新譜から編集部がラップなどを中心にピックアップした35曲を追加し、毎週木曜に更新。

【レビュー】21 Savage & Metro Boomin 『Savage Mode 2』| 前作の型にはまらないコンテクストの充実

予想通りアメリカのビルボードチャートで初登場1位を奪取した21 Savage & Metro Boominのコラボ作『Savage Mode 2』。波乱の2020年のヒップホップシーンを代表する作品は、21 SavageとMetro Boominを歴史上最も成功したラッパーとプロデューサー...

Spotify × FNMNLオフィシャルプレイリスト Vol.171|21 Savage & Metro Boomin、Megan Thee Stallion、KID FRESINOなど全70曲を更新

世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyで展開中のFNMNLによるオフィシャルプレイリスト。全70曲中、毎週リリースされる新譜から編集部がラップなどを中心にピックアップした35曲を追加し、毎週木曜に更新。

My Classics Vol.10|BudaMunk

連載『My Classics』。この企画ではアーティストやデザイナーなどのお気に入りの一品と、これから欲しいアイテムや気になっているものを紹介していく。普通のインタビューでは中々見ることのできないアーティストの嗜好や素顔などが垣間見えるものに。

URBAN ART RESEARCH Vol.3 | MES『SOCIAL DISTANCE for Contact Tokyo』

コロナ禍となってしまった現在、距離を保ちながら人と接することを要されている。その状況下、渋谷のクラブContact Tokyoのダンスフロアの床に、ソーシャル・ディスタンスを誘発させるグラフィックが描かれた。鮮烈さと遊び心が共存するパターンは、フロアに自然と馴染んでいる。

【インタビュー】BLYY 『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』|約20年、途切れなく続くBLOOD LINE(血脈)

2020年7月22日、BLYYの1st Album『Between man and time crYstaL poetrY is in motion.』がリリースされた。BLYYがアルバムを制作中だと耳にしたのは昨年のことだ。そのときには気づいていなかったのだが、「活動20年目のファースト・アルバム」だという事実をあらためて認識したとき、彼らの歴史とこの作品の重みを感じた。

【スナップ】What are you listening to? Vol.8 in『Black Lives Matter Charity Exhibition "Unity"』

今回は、9/26(土)と9/27(日)の2日間限定で原宿のGallery COMMONにて開催された、Awichが主宰するアートエキシビジョン『Black Lives Matter Charity Exhibition "Unity"』にてスナップ。

【インタビュー】ジョー・タルボット&ジミー・フェイルズ|監督と主演俳優に訊く映画『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』の秘密

最も注目を集める映画製作スタジオであるA24とプランBが『ムーンライト』以来のタッグを組んだ作品『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』が、10月9日(金)より新宿シネマカリテ、シネクイントほかにて日本公開される。

Blooming Indigoは描いて自分を知る

彼女は想像以上にクセになる女性だった。作品が放つ彼女の奥行きの深さは、このインタビューを通じて本物だったのだと実感する。主にグラフィティやラッパーの人物像を描き、活動の場を増やしているBlooming Indigo。その魅力に迫る。

Spotify × FNMNLオフィシャルプレイリスト Vol.170|Travis Scott、Joji、(sic)boy&KMなど全70曲を更新

世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyで展開中のFNMNLによるオフィシャルプレイリスト。全70曲中、毎週リリースされる新譜から編集部がラップなどを中心にピックアップした35曲を追加し、毎週木曜に更新。

【インタビュー】Internet Money 『B4 The Storm』| 新時代のビートメイカー集団の方法論

Nick MiraとTaz Taylorによって2015年によって設立されたビートメイカー集団のInternet Moneyは、Juice WRLDや、XXXTentacionといった夭逝したラッパー達への楽曲提供を始め、Trippie Reddやiann diorなどの作品にも参加し注目を集めて...

【インタビュー】Only U『Infinity’s (Deluxe)』|楽しいだけじゃ人生つまらない

彼のルーツと、アルバムについて、盟友LEXについてなどを訊いた。

My Classics Vol.9|長場雄

第9回目となる今回は、無駄を削ぎ落とした線画と、程よい抜け感の画風で人気のアーティスト/イラストレーターの長場雄をフィーチャー。

【インタビュー】SITE 『少年イン・ザ・フッド』|「死んだまま生きてて楽しいか?」本当のB-BOYが描く“混ぜ物なし”のヒップホップコミック

80年代に音楽〜ファッション業界の人々、都市の不良たちによって種がまかれ、90年代後半に「さんピンCAMP」世代が花咲かせた「ジャパニーズ・ヒップホップ」ムーブメント。2010年代に、いくつかのTV番組がフリースタイル・ラップのブームを作り出すと、ヒップホップ・シーンを飛び出した「日本語ラップ」は、猛スピードで社会のオーバーグラウンド・サイドに浸透していく。その一方、2010年代末からは、それまで身バレや顔バレを嫌ってきたアンダーグラウンド・サイドの人間たちまでもが、こぞってマイクを握り始め、いわゆる「半グレラップ」のシーンを形成している。いまや「日本語ラップ」は、日本の表と裏を両面から覆い尽くしていると言っていいだろう。
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