【インタビュー】Internet Money 『B4 The Storm』| 新時代のビートメイカー集団の方法論

Nick MiraとTaz Taylorによって2015年によって設立されたビートメイカー集団のInternet Moneyは、Juice WRLDや、XXXTentacionといった夭逝したラッパー達への楽曲提供を始め、Trippie Reddやiann diorなどの作品にも参加し注目を集めていった。お互いを「family(家族)」や「brother(兄弟)」と呼び合うプロデューサーとアーティストの集団、企業、レーベルと複数の顔を持つInternet Moneyは、スピード感が求められる今のアメリカのラップミュージックのシーンにおいて、大きな存在感を誇っている。複数のプロデューサーが1曲に参加することでビート制作を合理化し、大量生産を実現し、インターネットを通して安価で販売するというシステムを確立し、ヒット曲に貢献するという彼らのやり方は、まるで黄金時代のハリウッド映画の制作方法のようだ。

Internet Moneyとしてリリースされた初のアルバム『B4 The Storm』でも、彼らはやり方を変えずに、豊富なリソースを用いて時代の空気感を捉えた色彩鮮やかな作品を作り上げた。FNMNLでは創始者の1人であるTaz Taylorに彼らの哲学を訊くことができた。

質問作成 : 和田哲郎

通訳 : KANA

- 今日は宜しくお願いします。LAは空気汚染が深刻で数日ひどいようですが大丈夫ですか?

Taz Taylor - まぁひどいはひどいけど、LAの場合はもういつも空気は悪いから慣れるもんだよ(笑)。

- 日本語では数少ないインタビューの1つだと思いますので、最初にInternet Moneyがどのようにスタートしたのかもう一度教えてください。

Taz Taylor - まずInternet Moneyはプロデューサーコレクティヴでみんなで一緒に仕事している。プロダクションチームであり、アーティストであり、レーベルであり、マネージメントで、幅広い活動をしている。俺達の曲”Lemonade”がヒットしてるから俺達のことを知った人達も多いと思う。これまでにJuice WRLD、Lil Tecca、Trevor Daniel、iann diorをブレイクしたことでも知られている。他にもたくさんのアーティスト達と仕事している。Drake、Trippie Redd、ありとあらゆるみんな(笑)。

- アルバム『B4 The Storm』には数多くいるInternet Moneyのプロデューサーの中でも、唯一あなただけが、全曲にクレジットされていますね。曲によって関わり方は違うと思いますが、あなたはエグゼクティヴプロデューサーのような立場で関わったのでしょうか?

Taz Taylor - エグゼクティヴプロデューサーという立場だね。普段のやり方としては、プロデューサーを隣に座らせて、どうするのか指示する。そのビートはどうすべきとか、BPMやキー、こういうコードがいいんじゃないかとか、このサンプルを使うといいとか、こうしたらどうかとか、こっちから攻めてみたらどうか、とか、それぞれのプロデューサーが俺の指示に従って動くんだ。俺自身が機械をいじるわけじゃないけど、彼らをガイドする感じ。自動車教習所で生徒の隣に座っている教官みたいなもんだよ。今回のアルバムだけじゃなくて、Internet Moneyの名前が入るものはほとんど同じようにやってる。他の人の耳よりも、俺自身の耳をより信じてるから、ってのもある。俺が作る音楽にはこだわりがあって、俺が描く通りに完成させたいから。

- Internet Moneyは様々な場所にビートメイカーを集めて、たくさんのビートを作るツアーと呼んでいるイベントを行なっているそうですが、このツアーはどのようにしてスタートしたのでしょうか?

Taz Taylor - ツアーをやったのは2017年から2018年。それからかなり大ごとになって、業界に制止されたって感じなんだよ。でもいまInternet Moneyに所属している人達はほとんどそのツアーがキッカケで一緒にやることになった人達。アトランタ、LA、NYとか大都市でAirbnb(一軒/棟)を借り切って、そこにいたるところからたくさんの人達が週末集まって過ごすんだけど、そこで俺達がビートの作り方からオンラインでのビートの売り方まで教えたり、業界ですでに楽曲提供の経験のある他のプロデューサーに来てもらって話をしてもらったりした。それを月一ぐらいでやってたよ。ランダムに開催地を選んでね。またやりたいと思ってる。今はやることがあまりにも多すぎて思うように出来ないけど、また開催出来るようになったら最高だな。

- どうしてやろうと思ったの?なにかキッカケが?

Taz Taylor - 人が俺達はやらないだろうと思うことを実現するのを楽しむ性質なんだ。プロデューサーとしても新しいことにチャレンジして限界に挑むほうだしね。そういうことを誰もやってないって気づいたから、やりたいと思ったんだ。

- アルバムの楽曲もツアーで作ったビートが用いられてますか?

Taz Taylor - ないよ。アルバム制作は今年の頭からだから。ツアーを開催してたのは数年前だし、そのときに(作った)ビートはあんまりよくなかったから、ゴミ同然。

- 今作に参加しているラッパーには、あなたがインタビューで一緒に曲を作りたかったというFutureもいますね。彼はあなたにとって、なぜ特別なアーティストだったのでしょうか?

Taz Taylor - 昔から彼の大ファンだったんだ。アルバム『Pluto』を発表した時のことも鮮明に覚えてるし、彼の曲を聴いていると彼の声から「痛み」をすごく感じるんだ。こっちで彼のように歌う人をクルーナーって呼ぶんだけど、そうだな、周りが彼の批判をするといつも俺が食ってかかってた。初期の頃は彼をヴァースには誰も起用せず、みんな彼をフックにだけ参加させたりしてた。俺は最初から彼の音楽は大好きでよく聴いてたし、あらゆる面で彼に共感を覚えていた。だからこのアルバムで彼と一緒に仕事が出来たことは俺にとって大きな意味を持つんだ。

- Internet Moneyと共に飛躍した故Juice WRLDやTrippie Reddから、Kevin Gates、Wiz Khalifaなどの上の世代、そしてlilspirit、24kgoldnなど新世代のラッパーまで幅広くラッパーはチョイスされています。参加するラッパーはどのように決めていったのでしょうか?

Taz Taylor - このアルバムに参加してもらったアーティストはみんな俺達が好きでファンだってのが根底にある。みんな他のアーティストとは違う味を俺達の曲で出してくれると確信してた。そういう人達にお願いしてるから、すでに有名なTrippieやJuiceが俺達のアルバムに参加するのは理に適ってると思ったし、TyFontaineやlilspirit、24kgoldnのような新人でも同じ理由で参加してもらいたかったし、この2つの世代の融合も俺としては目指したところなんだ。

- またラッパーへビート提供という形ではなく、今回はInternet Money名義での作品になりますが、ビートメイクにおいてInternet Moneyの色を強くするために意識したことはありますか?

Taz Taylor - 俺としてはプレイリストだと思ってるんだ。アルバムという概念では考えていない。(アルバムという)まとまりだったり、期待度だったり、全ての楽曲がうまくブレンドするかとか、流れがいいかなんて不必要だし、本来そんなにシリアスになるべきでないのにストレスは抱えたくなかった。Internet Moneyはアーティストではあるけど、アーティスト活動に特化した軍団ではないし、俺達としてはただ楽しみたかったんだ。俺達が好きなアーティスト達の曲を集めたって感覚で作って、俺達みんなが誇りに思えるような作品。参加した人達全員が参加出来て良かった、誇りだと思ってもらえる作品を作りたかっただけなんだ。壮大なプレイリストみたいな感覚、コンピレーションアルバムとでもいうのかな。

- アルバムをリリースすることで、Internet Moneyのブランドはより強固になったと思いますが、次のステップとして何を目指しますか?

Taz Taylor - とにかく大ヒットレコードを作りたいと思ってる。この(アルバム制作からリリースの)経験を通じて、他のアーティストにただビートを提供するよりも、アーティストとして俺達が(今回のような)レコードを作ることが楽しいと思うようになったんだ。たくさんのアーティストにヒット曲も提供したし、受け入れてやってきても感謝すらしてないアーティストもいる。俺の仕事に全く感謝もする気がない人の為に無駄なエネルギーを使う必要ないよな、って思い始めたんだ。自分の為に力を注いだ方がいい、って。俺はいつも他人をアッと言わせるようなことをしたいと思ってるし、今回俺達がやったことだって、誰も俺達がやり遂げるとは思ってなかった。だからとことん限界に挑むつもりだ。

- 少し話を前に戻させてください。Kanye WestやDJ Toompがビートメイカーとして好きだったあなたは、最初自分のことをあまり良いビートメイカーと思っていなかったようですね。その理由はなんですか?

Taz Taylor - これっていう理由はないんだ。たぶん、(他はそんなに思ってないのに)写真では自分は太って映ると気にする人とかブサイクだと思ってる人とかそういう人と同じ感覚でそう思ったんだと思う。人間ってやっぱり自分と向き合う時間のほうが断然多いわけで、そのときは良い面であっても悪くとらえたりして、勝手な見方で自分を追い込んだりするだろ?本当は周りのみんなは自分のやってることを応援してくれてて、すごいことだと感心してくれてるってのに。自分自身に正直になることで、周りの人も正直になってくれる。だから自分を蔑んでいったわけじゃなくて、自分のことを誇りに思ってるし、常にどんなときでもより良い自分を目指しているだけ。周りの人が俺はまだまだだと思うならそれを謙虚に受け取って、ただ成長するように努力するだけだよ。

- またキャリアの初期にTrey Songzにビートを提供する際に、音楽業界に辟易したと言っていますね。業界のダメな部分とはどのようなところだったでしょうか?

Taz Taylor - 曲の提供まではやったけど、最終的にアルバムには収録されなかった。だから、業界の洗礼を受けたわけ。あと一歩のところで叩き落される。でもそうなるべくしてなったんだと今は思ってる。俺にはまだちゃんと準備が出来てなかったんだと思ってる。その時は自分が望む通りにならなかったから頭に来てたけど、そこでくじけずに頑張り続けた。そのおかげで今は俺達のヒットソングがある。他の人に提供したんじゃなく、俺達の曲が。

- それに対しインターネットでビートを売る利点を教えてください。

Taz Taylor - 業界はいま金が回らない状況にある。インターネットだけやってる人のほうが(有名)プロデューサーよりも稼いでたりする。インターネットで売れば継続的に収入を得ることが出来る。いままでの業界のやり方のままでは、レーベルが支払ってくれるまで待たなきゃいけないし、ヒットしたとしても結局印税が入ってくるまで9か月待たなきゃならない。やっぱり重要なのは、継続的にしかも即金の売り上げがあるってこと。ファーストフード方式だよね。業界でも全く新しい動きだよ。業界は待つのが仕事。インターネットは即効性。最終的には(どっちがいいというより)どっちが自分に合っていて選ぶか、だけのこと。

- あなたはかねてから、今後PharrellやJust Blazeの全盛期のような、ビートメイカーが1つのビートを高額で売る時代には戻らないと言っていますね。2020年になって、その予想は正しいと実感していますか?

Taz Taylor - もちろん。もうビート1曲10万ドルで買ってくれる人なんていない。誰一人として。もし誰かが自分は10万ドルで売ったって言ってるなら領収書見せて欲しいね。完全に嘘なはずさ。10万ドルで買ってくれる人がいるなら俺のを買ってくれよ、って感じだぜ。そんな人は存在しない。

- あなたの目から見て、5年後、10年後はどうなってると思いますか?

Taz Taylor - 歴史の中でも音楽はリサイクルされ、繰り返されながら存在してきた。音楽の世界で今までで一度も存在しなかった音や、やられたことがないことなんてない。だからこれからも大切なのは、時代の流れに乗ることと、人が何を(音楽に)求めてるか理解すること。大ヒット曲の何が魅力なのか、そこからインスピレーションを得てやってくだけ。それだって他の何かからインスピレーションを得て作られたわけだから。The Weekndの『After Hours』がヒットすれば、そのインスピレーションになった80年代のヒット曲、Michael Jacksonとかが今の音の原点なんだなとわかる。たとえば、The Weekndの曲が好きで自分もこういう曲を作りたいと思ったら、80年代の曲を聴き直して彼らがどこからインスピレーションを得たかわかるし、自分もそこから自分のサウンドを融合させていけばいい。そうやってまた新しいジャンルを作って行ったりも出来るわけだよ。俺はこれからも(いままでも)たくさんの音楽を知って、リサイクルし続けるだけだ。

- またビートメイカーとして成功するのは以前より容易になったか、難しくなったかどちらだと思いますか?理由も教えてください。

Taz Taylor - ビートを作るのは簡単になったと思うよ。今はVSTが作ってくれるからね。キーやbpmがなにかも教えてくれるし、ループ出来るサンプルがすでに搭載されるからね。Midi にMidi plugs、全部そうさ。ハッキリ言って、ビートを作るのにもう才能なんていらないくらい。どれだけ(音楽の流れに)敏感か、そしてどれだけ真剣にやってるか、だけの違い。人は飽きっぽいからね。ビートを作る上で自分をもっと成長させようと思ってる人は少ないから。もし俺の息子をコンピューターの前に座らせたらすぐにビートの作り方を覚えると思うぜ。5歳の息子でさえも。鍵は、やり続けること。

- これからビートメイカーとしてキャリアを積むのに必要なスキルはどう言ったものだと思いますか?

Taz Taylor - 自分の周りにブラインドを置くスキル。競馬のとき、馬に目隠しさせることもあるらしい。隣を走る馬が見えないように。それと同じ。自分の周りにブラインドを置いて、他の奴らがやってることに気を取られず、自分がやってる仕事に集中すること。完成させたら、自分をさらに成長させるために努力するだけ。他の人が何をやってるかなんて気にせず。

- 以前9th Wonderなどに、Internet Moneyのビートメイクの方法を批判されたことがありましたね。今でもそのような批判は来るのでしょうか?またそうした批判についてどのように感じていますか?

Taz Taylor - もしこの質問を数年前にされてたら、すごく幼稚な回答をしてたと思う。「今の俺を見てみろよ、ざまぁみろ」って思ってるとかさ。でもハッキリ言ってどうでもいいことなんだよね。誰もがそれぞれの考えを持ってるわけで、音楽は元々主観的なものだし、好きなら好き、嫌いなら嫌い、同意するならする、出来ないなら同意できないそれなりの理由があるんだろうし。ただ世の中には好きになってくれる人達がいるということに敬意を表するだけ。世の中には自分よりもより上手く、早くやれる人もいるし、より強い人もいれば、より背が高い人もいるし、より容姿が優れている人達がいる。そのことを素直に受け入れるしかないんだ。業界だろうが社会だろうが、自分の立ち位置を理解したらもう他の人が何をしようが言おうが関係なくなる。自分に対する自信があるから。この数年で自分が築き上げてきたものに自信があるから。だから誰に対してもただ堂々としていられる。自惚れようと思えば自惚れられる状況でも、俺は自惚れたりしないし。

- 日本にはまだInternet Moneyのようなプロデューサーが集合した有名なコレクティブは存在していないです。こうしたコレクティブを作る上で、アドバイスがあれば教えてください。

Taz Taylor - 大事なのは、俺達みたいになろうとするな、ってこと。俺達がこれまでやってきたことは、やろうとおもってやってきたわけじゃない。これは仕事だしそれを理解して一緒にやっている。仕事以外でも本当に親しい仲だから、誰かが怒ってても周りがカバーできるし、集団としてちゃんと機能出来るようお互いを気遣える。だから俺達の作る音楽はこれだけ最高なんだ。俺達は最高のプロデューサーコレクティヴになろうと思ってこうなったわけじゃない。大金稼ごうとか、ヒット曲出しまくろうとか、そういうことでやってるわけじゃなく、俺達はただ一緒に楽しく仕事しているだけ。そこをちゃんとしていれば、成功だろうがお金だろうがヒット曲だろうが後からついてくる。自分の周りの人達とのコネクションを大切にすること。自分のエゴはわきに置いて、一緒に自分だけでは実現不可能なものをみんなで築き上げていく。それがInternet Moneyなんだ。

- これまで曲を作ったアーティストの中で最も印象的なアーティストは誰でしたか?印象に残ったエピソードもあれば教えてください。

Taz Taylor - DrakeとFutureかな。ほぼ同時に起用されることが決まったんだ。こんなことが実現したなんて信じられない、と思ったよ。でも俺は一度経験したら、あとは俺にとって自然なこととしか思えない性質なんだ。最初は誰かに魚を取ってもらってたけど、自分で一度取ったらあとは自分で取りまくれるタイプ。どんなスターでも何度か会えば、普通の人だってわかるし、自分と同じような問題を抱えながら生きてるんだなってわかる。クリエイティヴな面でも、人間としての面でも同じで、それをちゃんと理解出来れば、誰に会っても興奮したりしなくなる。スターに興奮しない人間のほうがリスペクトもされやすい。もちろんKanyeに会ったら、「ワオ」って思うだろうけど、昨日もスタジオでTravis Scottと一緒にいたけど、みんなは興奮してたけど俺にとってはたわいのないこと。彼らだって普通の人だから。ただ俺よりも稼いでるだけの話。

- そうだとしても、何か面白かった、クレイジーだったな、というエピソードはありますか?

Taz Taylor - ありすぎるよ。俺達が関わった曲1曲1曲に何かしらの面白い、またはクレイジーなエピソードはあるよ。でも話せないな(笑)。まぁ、表面上だけ見ていても全部は理解できないってことだよね。カーテンの裏で起こってることは誰にも想像できない。曲が大ヒットしてたとしても関わった人達全員が喜んでるわけじゃないってこともあるってこと。それに大勢の人が大きな目標より、目の前のことで精いっぱいだからさ。だからこそ、自分を本当に信じて応援してくれる人達を周りに固めることが大事で、それが出来てこそ上手くいく。俺と仕事したくないって人は放っておけばいい。でも一度やれば、まぁ、な。

- ビートメイカーから見て、今のUSのラップのトレンドはどのようなものだと思いますか?個人的には以前より確固たるトレンドというのがなくなったように見えているのですが。

Taz Taylor - 今はプロデューサーが多彩になった証拠だと思う。2020年のテクノロジーのおかげで、俺達がビートを作るのが簡単になった。80年代とは違うよね。今はあらゆるスタイルやジャンルを融合して新しいものを作ったりも出来る。今の時代は俺達プロデューサーを型にはめられない。だから1つのサウンド、1つのスタイルの音楽がトレンドとして存在しないんだ。あらゆるものがたくさん出ている。ミックスピーナッツみたいなもんだね。手を入れたらどのナッツを手にするかわからない」

- 最後に今あなたがビートメイク以外でやりたいことを教えてください。

Taz Taylor - 人として成長すること。音楽とそれにかかわることは俺のキャリアで人生であることには変わりないけど、自分自身がこの数年でもかなり成長したと思えるんだ。さっきも言った、数年前なら幼稚な答えをしてたことでも今は違うリアクションが出来るようになった。その成長が今の俺にとっては一番重要なんだ。いい父親、いい人間になること。自分が愛するものを大切にして生きていられれば、音楽はついてくる。まともな頭でい続けられたら、自分が作りたい音楽を作りたいように作っていける。

- ありがとうございました。

Taz Taylor - ありがとう。インタビューしてくれてありがとう。楽しかったよ。

Info

アルバム『B4 The Storm』

8月28日(金)(デジタルのみ)

視聴リンク : https://caroline.lnk.to/B4TS

<アルバム『B4 The Storm』トラックリスト>

1. Message ft. TyFontaine

2. Really Redd ft. Trippie Redd, Lil Keed, & Young Nudy

3. Lost Me ft. Iann Dior, Lil Mosey & Lil Skies

4. Right Now ft. Cochise & TyFontaine

5. Familiar ft. TheHxliday

6. J-Lo ft. Lil Tecca

7. Thrusting ft. Swae Lee & Future

8. Speak ft. The Kid Laroi

9. Blastoff ft. Juice WRLD & Trippie Redd

10. Take It Slow ft. 24kGoldn & TyFontaine

11. Somebody ft. Lil Tecca & A Boogie Wit Da Hoodie

12. Giddy Up ft. Wiz Khalifa & 24KGoldn

13. Block ft. Trippie Redd & StaySolidRocky

14. Devastated ft. Lil Spirit

15. Let You Down ft. TyFontaine & TheHxliday

16. No Option ft. Kevin Gates

17. Lemonade ft. Don Toliver, Gunna & NAV

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